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直帰率改善の方法とは?直帰率が高い原因とすぐにできる対処法を解説

オウンドメディア運営において、「コンテンツの内容は充実しているのに直帰率が高い」と悩んでいる会社も多いのではないでしょうか。直帰や離脱によって最後まで読んでもらえない、メディアに期待する効果が得られないのには理由があります。

この記事では、直帰率と離脱率の違いや、直帰率が高くなる原因と改善方法についてご紹介します。直帰率の正しい意味や理解を深め、自社メディアの運営に活用してみてください。

直帰率とは

直帰率(bounce rate)とは、「1ページ目で閲覧をやめて、サイトから離脱してしまった割合」を意味する、インターネットマーケティング用語です。

Googleアナリティクスでは、下記のように説明されています。

直帰率とは、1ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが1ページのみ閲覧して、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを1回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。

引用:Googleアナリティクス

直帰率が高いWebサイトとは、Webサイトにアクセスしてきたセッション数(訪問数)のうち、メディア内の他のページに移動せず離れてしまったセッション数(訪問数)の割合が多い状態のWebサイトのことを指します。

例えば、全セッション数が100件で、メディア内の他のページに移動することなくWebサイトからいなくなってしまったセッション数が70件とした場合、直帰率は70%と算出されます。

直帰率と離脱率の違い

直帰率と似ている項目に、離脱率(abandonment rate)と呼ばれる言葉があります。Webマーケティングにおける離脱とは、訪問者がWebサイトから離れてしまうことを指します。

離脱率は、1ページあたりのセッション数(訪問数)に対し、そのページで離脱してしまったセッション数(訪問数)のことです。直帰率と離脱率が混同されやすいのは、どちらも1ページだけ見て離れてしまったセッション数(訪問数)の割合のことだからといえるでしょう。

離脱率は、特定の1ページに対する離脱の割合です。メディア内の他のページを回遊した結果、特定の1ページで離脱されたというケースも考えられます。この場合は、メディア内の他のページに移動しているため直帰率は低くなります

直帰率の目安

では、どの程度の直帰率であればメディアにとって好ましい状態だといえるでしょうか。一般的に、直帰率の目安は40%ほどだといわれています。

ただし、直帰率は取り扱っている業界、サービス・商品、ページの構成で変わってくるという考え方もあります。

例えば1ページだけで完結するLPであれば他ページを回遊する必要はないため、直帰率が高くても問題がないと判断できます。しかし複数ページで情報を掲載しているメディアであれば、直帰率が高いと問題があると考えるべきでしょう。

そのため、公開しているWebコンテンツがどのくらいの時間で読まれるのかを見積もった上で、滞在時間が見合っているかどうかを確認することが重要になってきます。

滞在時間と合わせて考えよう

ユーザーがWebサイトに流入し出ていくまでの時間のことを、滞在時間と呼びます。直帰率は滞在時間と合わせて考えることが大切です。

直帰率が低く滞在時間が長い場合

直帰率が低く滞在時間が長い場合は、1ページでWebサイトを離れることなく、他ページにも遷移してもらえていると考えられます。時間をかけてページを見てもらえているような状態です。

複数の記事を公開しているメディアであれば、この状態が好ましいといえるでしょう。その他の成果をはかる指標と照らし合わせると、よりユーザー行動の実態がつかめます。

直帰率が高く滞在時間が低い場合

直帰率が高く滞在時間が短い場合は、最初の1ページでWebサイトから離れてしまうユーザーが多く、しかもページを見ている時間は短い状態と考えられます。

これは、ページの内容をよく読んでもらえておらず、Webサイトに流入した最初の1ページでユーザーが離れてしまっている状態といえるでしょう。Webメディアの運営者としては避けたい状況です。

その上、期待した成果が達成できていないのであれば、改善に向けて動く必要があります。

直帰率が高い原因

直帰率が高くなってしまう主な原因として、以下の4点が挙げられます。

  • ページの表示速度が遅い
  • ユーザーの検索ニーズと合致していない
  • 内部リンクが少ない
  • 記事が読みづらい

いずれも、ユーザーにとっては好ましくない状況といえます。ここからは、直帰率が高くなる主な原因4点について詳しく説明していきます。

ページの表示速度が遅い

アクセスしたWebページの表示が遅くストレスを感じ、そのページを見るのをやめて他のページを見に行った経験はないでしょうか。そのような状態が自社の運営メディアで起こっている場合、ページを見ることなく離脱されてしまう可能性があります。

ユーザーはPC・スマホ・タブレットなど、さまざまな端末でアクセスしてきます。PCは持っていないけれどスマホを持っているユーザーも、最近では珍しくありません。例えばPCからの閲覧が快適なページでも、スマホでの表示が遅いページであれば離脱されてしまうでしょう。

ユーザーがページにアクセスしてから表示を完了するまでの時間は、3秒未満が理想的といわれています。この目安を超過しているのであれば、ページの表示速度を改善点に入れるとよいでしょう。

ユーザーの検索ニーズと合致していない

検索エンジンで検索して上位表示されたWebサイトにアクセスしたものの、欲しい情報が記載されていないページだった場合、そのページを離れて他のページを見に行く必要があります。

ユーザーは自分の抱える問題を解決するために、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索しているものです。検索結果のタイトルを見てWebサイトを訪問しても、期待した情報を取り扱っていないとわかると離脱してしまいます。

こうした離脱は検索キーワードと公開コンテンツの内容がかけ離れていたり、情報量が不足していたりする場合に起きやすい傾向があります。この場合は、ユーザーの検索意図やページの構成を見直しコンテンツをリライトすることを視野に入れるとよいでしょう。

内部リンクが少ない

1ページ目を読み、知りたい情報がありそうなWebメディアだと思っても、次にどの記事を読めば知識が深まるのかがわかりにくい場合、ユーザーは別のWebサイトも参照しようと考えてページから離脱してしまいます

直帰率が高いわりに滞在時間が長いWebメディアでは、このような問題が起きている可能性があります。内部リンクが少ない、適切な案内ができていない、リンクを貼っているけれどわかりにくい場合に起きやすい問題です。

LPのように1ページで完結するWebメディアであれば、問題がない可能性もあります。しかし複数ページで構成されているWebメディアの場合、他のページに移動してもらえていない状況は問題といえるでしょう。

最初の1ページ目を読んだ後、ユーザーに提供するべき情報は何かを分析する必要があります。また分析結果に基づいて適切にリンクを設置することも重要です。

記事が読みづらい

PC用のデザインで制作された記事は、スマホから閲覧したときに読みづらいことがあります。上述の「ページの表示速度が遅い」と同様に、ページが読みづらいこともユーザーにとってストレスになります。

ユーザーはさまざまな媒体でWebメディアにアクセスしてきます。中でも多いのは、スマホからのアクセスです。Webメディア運営において、スマホユーザーへの対応は重要といえます。

総務省が発表する「令和2年通信利用動向調査の結果」によると、スマートフォンの保有率(世帯ごとの割合)は86.8%とされています。個人の保有状況も69.3%と、約7割の人がスマホを活用していることがわかります。

また、Googleもレスポンシブ・ウェブデザインによるスマホビュー対応を推奨しています。Webメディアにアクセスしてくる全ての端末に対して、読みやすいデザインが提供できているかどうかを見直す必要がありそうです。

直帰率を改善する方法

直帰率の高さを改善するためには、どうすればよいでしょうか。上述した主な4つの原因に対して、以下のような対策が取れます。

  • ページの表示速度の改善
  • ユーザーの検索ニーズの見直し
  • 適切な内部リンク
  • 読みやすい文章に改善

4つの方法について、詳しく見ていきましょう。また、「プロに外注する」という方法についても併せて説明します。

ページの表示速度の改善

総務省の「令和2年 情報通信白書」によると、インターネット利用が増える時間帯は平日の夜18時〜24時、昼12時、朝6時〜8時です。多くのユーザーが訪れるこれらの時間帯に、ページが重くならず3秒以内に本文を表示できることが理想的といえます。

サイズの大きい画像を使っている場合は特に、ページの表示に時間がかかります。記事に不必要な画像は極力減らし、画像サイズを小さくすることで改善しましょう。または画像をWeb表示に適した拡張子に変換するのも効果的です。

単純にアクセスが多く処理が追い付かないことも、表示も遅くなる原因のひとつです。サイトへのアクセス数に見合ったハードウェア構成であるかどうかも重要な見直しポイントといえるでしょう。

ユーザーの検索ニーズの見直し

Webメディアの内容や公開コンテンツの内容が、ユーザーの検索ニーズに合っているかどうか見直しましょう。ユーザーの検索意図を考え、検索キーワードの上位記事を分析した上でのリライトが有効です。

特に重要なのは、記事のファーストビューと序文(導入文、リード文)です。序文では記事に何が書かれているのかという概要と、読み終えたときのベネフィットをわかりやすく伝えましょう

スクロールをせずに表示されるファーストビューで、コンテンツの意図や目的を伝えられるのが理想的です。

また、広告からのアクセスを想定している場合は、広告内容と記事の内容があっているかどうか見直します。同様に、ユーザーが広告からアクセスしてくる意図を考えた上でのリライトを検討しましょう。

適切な内部リンク

記事を読んだ後、ユーザーにどのように行動してもらいたいかを考えることが大切です。メディア内を回遊してほしい場合は、関連性の高い記事への内部リンクを設定しましょう。ページ同士の関連性が高くなると、リンク先のページの評価も上がります。

ユーザーにサービスへの登録や商品の購入をしてもらいたい場合は、CTA(Call To Action)を設置するとよいでしょう。CTAを効果的に使用することで、コンバージョン率の向上にもつながります。

また、多くの記事を取り扱っているWebメディアであれば、内部リンクの最適化を行うのも効果的です。カテゴリ・ジャンル分け、サイト内の検索フォームを設けるなど、ユーザーが記事にアクセスしやすくなるような工夫をすることで、直帰率を改善できるでしょう。

読みやすい文章に改善

Webメディアにアクセスしてくる端末に対して、最適な表示ができているかどうか見直しましょう。

大きなポイントは、ユーザーの大多数が利用しているスマートフォンでの表示です。スマートフォン表示の最適化を意味する「モバイルフレンドリー」や、「AMP(モバイルページ高速表示)」などの対策を行いましょう。Googleもスマホビューを推奨しているため、まだ導入していない場合はすぐに改善することをおすすめします。

また、文章の中で強調したい部分に文字装飾を行うのも効果的です。文字サイズを大きくしたり、文字の色や背景色を変えたりするなど、強調した部分を読むだけで本文の意図が伝えられるようにしましょう。

さらに、文章では伝わりにくいことを説明する場合は、画像や表、箇条書きなどを活用すると読みやすくなります。オリジナルのわかりやすい解説画像で競合サイトとの差別化を図ることも直帰率の改善に効果的です。

プロに外注する

直帰率改善のために専門知識を身につけたくても、すぐには難しいものです。自社にWebマーケティングに精通する人材がいない場合は、実績のあるプロに外注するとよいでしょう。

Googleなどの検索エンジンは仕様を日々アップデートしているため、常に新しい知識が必要です。また、大型アップデートであるコアアルゴリズムアップデートによって、サイトの順位が大きく変動することもあります。SEOのプロはGoogleの状況を把握、分析し、適切な対策を提供してくれます。

さらに、サイトやコンテンツを上位表示させるだけでなく、競合サイトの調査や集客・利益につながる提案をしてくれるサービスを提供しているところもあります。自社に専門知識を持った担当者がいない場合は、検討してみる価値があるといえるでしょう。

直帰率改善のための対策を講じましょう

直帰率・離脱率の概要や、直帰率が高い原因、改善方法について解説しました。直帰率の改善を図りたいときは、滞在時間も考慮して対策方法を考える必要があります。併せて直帰率が高まっている原因を調査し、適切な改善を行いましょう

Webサイトの分析と改善のためには、専門的な知識が必要です。自社に専門知識を持った担当者がいない場合は外注・依頼することをおすすめします。

弊社シンプリックでも、キャリア15年以上のSEOの実績とさまざまな企業様に関わる中で獲得したノウハウを活かし、コンテンツのリライトを中心としたWebサイト改善のご依頼を承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。

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