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内部リンクの効果的な貼り方とは?SEO効果を高める方法と注意点

Webサイトの内部リンクには、ユーザーエクスペリエンスや検索エンジンの評価を上げる重要な役割があります。しかし、正しい内部リンクの貼り方を知らなければ、期待どおりの成果は得られません。内部リンクの貼り方によっては逆効果になることもあるので注意が必要です。

そこで今回は、内部リンクの正しい貼り方や内部リンクを貼る際の注意点などについて、詳しく解説していきます。

内部リンクの最適化によって得られるメリットと重要性も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「そもそもSEOについてあまり理解できていない」という方は、以下の記事も併せてお読みください。

【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

内部リンクを適切に張ってプラスのSEO効果を得ることは、SEOの中で「内部SEO」に該当する施策です。以下の記事で網羅的に内部SEOについて解説しているため、こちらも興味があればぜひお読みください。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

SEOにおける内部リンクの重要性

内部リンクは、SEO対策において大変重要な役割があります。特に期待できる効果は以下の3つです。

  • ユーザー滞在率の上昇
  • クローラビリティの向上
  • リンクジュースの分配

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ユーザー滞在率の上昇

関連した情報に内部リンクを貼れば、ユーザーが求めている情報へ簡単にアクセスできるようになって利便性が高まるため、離脱率が下がると同時にWebサイト上に滞在する時間が長くなりますWebサイトの価値は滞在率も判断材料にされるため、滞在時間が伸びることで評価が上がり、検索結果のランキング向上にもつながるでしょう。

ユーザーにとって使いやすい内部リンクが貼られていれば、Webサイトへの再訪率も上がり、全体的なアクセス数が増える可能性もあります。

クローラビリティの向上

内部リンクを貼ると、検索エンジンのクローラーにWebサイトの構造を理解させやすくなります。

内部リンクが適切に配置されていれば、クローラーはWebサイト内の全てのページにアクセスでき、サイト全体の可視性も向上します。クローラビリティが向上すると、サイト内の下層にあるページも認識してもらいやすくなるため、Webサイト全体の情報充実度が検索エンジンに伝わることでSEO対策のパフォーマンスを最大化できるでしょう。

また、クローラーが他ページとの関連性を見つけやすくなることによって、重要なページを特定しやすくなります。

リンクジュースの分配

適切な内部リンクを貼れば、Webサイト内のページ間でリンクジュースが分配されます。リンクジュース(link juice)とは、あるWebページから別のWebページへリンクが貼られた際に、リンク元ページの権威性やドメインパワーがリンク先ページにも波及するという概念のことです。“juice”という英単語には、「活力、エネルギー源、(金銭などの)甘い汁」といった意味がありますので、リンクを貼ることによってドメインパワーが各ページに注がれていく様子をイメージするとわかりやすいでしょう。

このように、高い権威性や価値を持つページからの内部リンクは、リンクジュースの効果的な分配に欠かせません。リンクジュースは、検索エンジンがページの評価やランキングを決定するための重要な判断材料です。高品質なリンクを受け渡せば他ページの信頼性と権威性が向上するため、Webサイト全体の検索順位が上昇する可能性もあります。

内部リンクの種類

内部リンクには、主に以下のような種類があります。

  • パンくずリスト
  • グローバルナビゲーション
  • サイド、フッターリンク
  • ページ内リンク
  • バナー

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

パンくずリスト

パンくずリストとは、Webページ上に表示されるナビゲーションの一種です。ページの上部やヘッダー領域に表示され、ページの階層構造を表します。

たとえば「ホームページ > カテゴリ > サブカテゴリ > 今のページ」のように、ユーザーが今見ているページがサイト内のどの位置にあるのかを把握できる階層的なリンクです。


パンくずリストを確認すれば、ユーザーは「今見ているページの位置」を把握できます。そのため「同じカテゴリの別の記事を読みたい」といった場合もワンクリックでインデックスページに移動でき、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。

グローバルナビゲーション

グローバルナビゲーションとは、Webサイトの上部やヘッダーに表示されるメインのナビゲーションメニューです。Webサイト内の異なるセクションやページにアクセスしやすくなります。


グローバルナビゲーションには、「ホーム」「製品」「サービス」「お問い合わせ」といったセクションや、メインカテゴリのドロップダウンメニューなども含まれます。Webサイト全体を大まかに分類し、グローバルナビゲーションとして表示しておくことで、ユーザーは知りたい情報にアクセスしやすくなります。

サイドバーリンク

サイドバーとは、Webページをパソコンで見たときに本文の横側に表示されるメニューやパネルのことです。このエリアに記事のカテゴリー、新着記事などのリンクを貼れば、ユーザーを次のページに誘導しやすくなります。

フッターリンク

フッターリンクは、Webページ下部のフッターエリアに表示されるリンクです。記事を読み終えた後も、さらに次のページに誘導しやすくする効果や、ユーザビリティの向上に役立ちます。

ページ内リンク

ページ内リンクとは、同じページ内の特定部分に移動させるリンクです。上から順にスクロールしなくても読みたい部分に直接ジャンプできるため、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。


目次に使用するのが一般的ですが、「ページTOPに戻る」ボタンなどもサイト内リンクの一つです。同じページ内で関連性の高いトピックに内部リンクを貼れば、ある程度読み進めたあとでもう一度読みたい箇所にジャンプしたいというユーザーをうまく誘導することができます。ユーザーの滞在時間を高めることもできます。

リンクバナー

リンクバナーとは、Webサイトやデジタル広告などオンラインメディア上に表示されるバナー画像からのリンクです。バナーをクリックするとリンク先に移動します。

バナーは視認性が高いため、テキストだけのリンクに比べるとクリックされる可能性が高まります。

WordPressで行う内部リンクの貼り方

ここからは、WordPressで行う内部リンクとページ内リンクの貼り方を解説していきます。

内部リンクの貼り方

WordPressで行なう内部リンクの貼り方は、以下のとおりです。

1.リンクを貼りたい文字列を選択する

2.リンクアイコンを選択してリンクを貼りたいページのURLを入力する

ページ内リンクの貼り方

WordPressで行なうページ内リンクの貼り方は、以下のとおりです。

ブロックエディターで設定する方法

WordPressのブロックエディターでページ内リンクを設定する場合は、以下の手順で行ないます。

1.リンクを飛ばしたいブロックを選択する

2.サイドバーの「高度な設定」を開く

3.HTMLアンカーに任意のテキストを入力する


入力する任意のテキストは英数字、日本語のどちらでも問題ありません。ただし、先頭の文字はアルファベットにする必要があります。

4.リンク元のブロックでリンクアイコンをクリックする

5.先ほど設定したHTMLアンカーの先頭に#を付けて入力する

HTMLで記述する方法

WordPressのクラシックエディターで記述する方法は、以下のとおりです。

1.name属性でリンク先(着地場所)を指定する

<a name=”〇〇〇”>着地場所</a>

〇〇〇には任意のidを設定します。

2.href属性で「ジャンプする場所」を指定する

<a href=#〇〇〇>ジャンプする場所</a>

指定する際には、idの先頭に半角シャープを付けます。

SEO効果の高い内部リンクの貼り方

内部リンクを無計画に貼っても、SEO効果は期待できません。SEO効果を高めるためには、戦略的に内部リンクを張っていく必要があります。

Webサイトのタイプによって選択すべき戦略は異なるので、事前に確認しておくことが大切です。基本的に、メディア型のWebサイトは「トピッククラスターモデル」を、データベースやサービス関連のWebサイトには「ツリー型」を選択します。

内部リンクを戦略的に張ることは、SEOの成否に大きく関わります。弊社シンプリックでは現在、SEOで成果を出したいWeb担当者様向けに「SEOの無料相談」を実施中です。内部リンクの張り方をはじめ、プロのSEOコンサルタントが「SEOで成果を出すために重要なこと」などSEOのノウハウを伝授しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

トピッククラスターモデル

トピッククラスターモデルとは、複数のコンテンツの中から関連するトピックを1つ特定し、その関連するコンテンツ群をグループ化し内部リンクを貼り合うようにさせる方法です。

トピックの概要をまとめた「ピラーページ」を中心に、ニッチなキーワードに関する個別コンテンツの「クラスターページ」を内部リンクでつなげます。


ピラーページでは1つのトピックの概要について広く浅く扱い、「この部分をもっと詳しく知りたい」というユーザーのために、各トピックをさらに深堀りしたクラスターページに内部リンクを貼るという方法でユーザビリティを高めます。

なお、ピラーページはビッグorミドルキーワード、クラスターページはスモールキーワードやロングテールキーワードに該当するトピックを選ぶのが基本です。

ページの種類キーワードの例
ピラーページSEO対策
クラスターページSEO対策 費用
SEO 記事制作
コンテンツSEO
SEO キーワード 選び方

このように、メインとなるテーマごとに記事を分類し、各記事を内部リンクで繋いでいくやり方がトピッククラスターモデルです。全体的な構造のイメージは、下図のようになります。


トピッククラスターモデルを意識したWebサイトを構成すれば情報の網羅性が高まり、検索ボリュームのあるビッグキーワードやミドルキーワードでも上位を狙いやすくなります。キーワードのカニバリゼーションを防ぐことにもつながり、サイト内の回遊もさせやすくなるため、Webサイトの認知向上ユーザーの滞在時間やWebサイトの認知向上にも役立ちます。

ツリー型

ツリー型とは、TOPページの下に各ページを階層構造にしていく方法です。

各階層が明確に分かれてリンク構造が整理されているため、検索エンジンのクローラーが効率的に巡回できます。

各カテゴリのトップページに内部リンクが集まりやすいのもツリー型の特徴です。狙うキーワードは、階層が深くなるほどニッチになります。

階層狙うキーワード
第一階層(まとめ記事)SEO対策
第二階層(収益記事)SEO対策 やり方
第三階層(集客記事)SEO対策 やり方 初心者

内部リンクを貼る際の注意点

内部リンクを貼る際には、以下のような点に注意する必要があります。

  • ユーザーのニーズを意識する
  • 画像には属性を設定する
  • 視認性を高める
  • テキストリンクにはキーワードを入れる
  • アクセスの多いページからリンクを貼る
  • 定期的にリンク切れをチェックする

ユーザーのニーズを意識する

ユーザーニーズに関連するトピックや記事に内部リンクを貼り、ユーザーが知りたい情報に簡単にアクセスできるようにしましょう。Webサイト制作側の都合を優先させると、ユーザーの利便性と情報へのアクセス性が悪くなるので注意が必要です。

リンク先の内容と意図をリンク元にわかりやすく表現することも大切です。リンク先でどんな情報が得られるのかを明示すれば、クリック率も上がります

  • 悪い例:SEO対策についてはこちらの記事もご覧ください。
  • 良い例:SEO対策については「SEO対策に欠かせない知識とテクニック」もご覧ください。

画像には属性を設定する

リンク元に表示する画像にはalt属性を設定して、視覚的な情報にアクセスできないユーザーや、検索エンジンのクローラーに画像の意味を理解させましょう。

alt属性は画像が読み込まれなかったときの代替テキストにもなるので、忘れずに設定しておきたいところです。alt属性に関連キーワードを含めれば、検索結果にも表示されやすくなります。

視認性を高める

内部リンクの視認性を高めると、ユーザーの利便性も高まります。具体的な方法としては、リンクテキストを「太字や下線付きにする」「異なる色で強調する」などが考えられるでしょう。

内部リンクのスタイルと表示方法を統一させることも重要です。サイト内で一貫性のあるデザインとスタイルを採用すれば、ユーザーはどこがリンクエリアなのかを識別しやすくなり、回遊率も高まります

リンクテキストにはキーワードを入れる

リンクテキストにキーワードを含めると、検索エンジンがWebページのコンテンツやリンク関係を理解しやすくなり、検索結果の順位が向上する可能性があります。

また、キーワードを含んだ内部リンクテキストを作成すれば、ユーザーにリンク先の内容と関連性を直感的に伝えられます

アクセスの多いページからリンクを貼る

内部リンクは、アクセス数の多いページから少ないページに貼るのが基本です。アクセスの多いページから内部リンクを貼れば、関連ページに進む機会を自然に提供できます。

また、アクセスの多いページから貼られた内部リンクは、リンクジュースの分配によるリンク先の評価向上にも役立ちます。

定期的にリンク切れをチェックする

リンク切れが発生すると、ユーザーが目的のコンテンツにアクセスできません。リンク切れはユーザー満足度の低下や離脱率の上昇にもつながるので十分注意しましょう。

リンク切れが多いと、クローラーもサイト内の情報を確認できなくなります。場合によってはWebサイト全体の信頼性が低下してしまいます。

リンクチェッカー」を使えばサイト全体のリンク切れを簡単にチェックできるので、定期的に確認しましょう。

内部リンクの貼り方をマスターしてコンテンツの価値を最大化しよう

内部リンクの貼り方をマスターすれば、コンテンツの価値を最大化でき、SEO効果も高められます。ユーザーエクスペリエンスの向上にもつながるため、滞在率や再訪率を上げることも可能です。

誤った内部リンクはWebサイトの評価を下げる恐れもあるので注意が必要です。今回ご紹介した方法やツールを活用して、適切な内部リンクを設置しましょう。

自社サイトを見に来たユーザーの利便性を高める意味でも、SEO対策を行う上でも欠かせない内部リンク。少しでも自社サイトの価値を高めたいとお考えの方は、ぜひ弊社シンプリックの無料相談をご活用ください。お客様の現在抱えている課題や今後取り組もうとしていることなどをヒアリングしたうえで、弊社クライアントおよび弊社自身の成功事例をもとに、お客様が今取り組むべきことをお伝えし、弊社がどのような支援をできるかご説明させていただきます。

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