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【一問一答】Googleのコアアルゴリズムアップデートを解説

Googleは「1クリックでユーザーに必要な情報を提供する」というビジョンを掲げています。そのため、有用な情報が上位に表示されるよう日々検索エンジンの改良を行なっています。細かなアップデートは常に行われていますが、定期的に大幅な見直しをかけます。これを「コアアルゴリズムアップデート」と言います。iPhoneのiOSやWindowsOSのアップデートと同じように考えると、分かりやすいのではと思います。

こちらの記事では、Googleのコアアルゴリズムアップデートにまつわる疑問を解決できるよう”一問一答形式”で解説していきます。

「そもそもSEOについてあまり理解できていない」という方は、以下の記事も併せてお読みください。

【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

コアアルゴリズムアップデートへの対策は、SEOの中で「内部SEO」に該当します。以下の記事で網羅的に内部SEOについて解説しているため、こちらも興味があればぜひお読みください。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

【Q】アルゴリズムって何?

検索上位表示ロジック(どのようなページを評価し上位に表示させるか)のことです。

最も有用な情報を表示するため、検索アルゴリズムはさまざまな要因とシグナル(検索クエリの単語、ページの関連性や有用性、ソースの専門性、ユーザーの位置情報や設定など)を検討します。各要因に適用される重み付けはクエリの性質によって異なります。

Google公式「検索のしくみ」

【Q】”コア”以外の種類のアップデートはあるの?

年に数回ある大規模な変更”をコアアルゴリズムアップデートといいます。
その他には「スパムアップデート」「プロダクトレビューアップデート」「ヘルプフルコンテンツアップデート」などがこれまで行われてきています。

Google では年に数回、検索アルゴリズムとシステムに重要かつ大規模な変更を加えています。 このような変更を「コア アップデート」と呼んでおり、変更があった場合は、Google 検索のランキング アルゴリズムのアップデート履歴のリストに掲載しています。

Google 検索のコア アップデートとウェブサイト

【Q】どのくらいの頻度でコアアップデートはあるの?

最近の傾向では、年に2〜3回です。
2020年は3回(1,5,12月)、2021年は3回(1,7,11月)、2022年は2回(5,9月)、2023年は2023年9月現在2回(3,8月)です。

【Q】これまでのアップデートでインパクトが大きかったものは?

2011年 パンダアップデート
L低品質なコンテンツの評価が暴落
2012年 ペンギンアップデート
L低品質な被リンクがペナルティの対象に
2014年 ベニスアップデート
L検索結果に位置情報が反映
2017年 医療健康アップデート
LYMYL(Your Money Your Life)分野の評価が厳格化
2021年 ページエクスペリエンスアップデート
L操作性・視認性などUIも評価対象に

【Q】パンダやペンギンなどなぜ動物の名前が使われてるの?

品質の高いサイトと低いサイトに白黒をつけるという意味で、白黒の動物の名前が使われている。
ペンギンアップデートの後、次はゼブラかと言われていた。

【Q】最近のアップデートにはどんなものがあったの?(2023年9月時点)

2022年12月5日 ヘルプフルコンテンツアップデート

■評価を上げたコンテンツ
・専門性や知識の深さがコンテンツに反映され、明確に示されている
・Webサイトの目的がはっきりしている
・ユーザーが知りたい情報を十分に得られ、満足のいく体験ができたと感じられる

■評価を下げたコンテンツ
・検索エンジンへのアピールに特化し、ユーザー目線で作られていないコンテンツ(=低品質コンテンツ)を大量に保有するWebサイト全体

ヘルプフル コンテンツ システムは、訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。

ヘルプフル コンテンツ システムの仕組み

2022年12月14日 リンクスパムアップデート

■評価を上げたコンテンツ
・ランキング操作のために不自然なリンクを集めていない全ての優良Webサイト

■評価を下げたコンテンツ
・リンク集や低品質ブログ記事などから大量の被リンクをもらっているWebサイト
・関連性がないWebサイトに大量の発リンクを行っているWebサイト

リンクスパム アップデートのケースでは、変更を加えても改善につながらない場合があります。これは、サイトの掲載順位の上昇にスパムリンクが寄与していた場合、Google のシステムによってそのリンクの影響が取り除かれると、掲載順位への効果もなくなるためです。

Google 検索のスパム アップデートとお客様のサイト

2023年2月 プロダクトレビューアップデート

2023年9月時点で日本語には未適用。ただし、今後はより多くの言語で商品レビューのサポートを拡大する予定と発表されているため対策が必要。2023年4月に後継として「レビューアップデート」が実施され、商品だけでなく無形のサービスにも同様の評価基準が適用。

商品レビュー システムでは、基本的に商品レビューのコンテンツをページ単位で評価しています。サイトの商品レビュー コンテンツが膨大な場合は、アップデートによってサイト内のすべてのコンテンツが評価される可能性があります。商品レビューがあまり多くない場合は、サイト全体の評価が行われる可能性は低くなります。

Google 検索の商品レビュー システムとウェブサイト

2023年3月 コアアルゴリズムアップデート

■評価を上げたコンテンツ
・独自性の高いコンテンツ
・サービスページ、オウンドメディア

■評価を下げたコンテンツ
・ドメインパワーは強いがコンテンツが低品質なWebサイト
・カニバリが多く発生しているWebサイト

2023年8月 コアアルゴリズムアップデート

■評価を上げたコンテンツ
・2022年12月に追加されたEEATの先頭のE「体験」を元にしたコンテンツの多いWebサイト
・関連性の高いリンクを多く獲得しているWebサイト

■評価を下げたコンテンツ
・ドメイン全体でテーマに一貫性がないWebサイト
・低品質コンテンツ(ページ)の割合が多いWebサイト

【Q】アップデートで順位が下がってしまったらどうすればよいの?

・内容が不足していたり情報が古かったりする記事はリライトをする
・独自性に欠けている記事は、内容や構成、論旨に独自性を持たせる
・体験を元にした内容(ユーザーの体験談など)を追加する
・インデックスされていない記事は削除および書き直しを検討する
・YMYL領域のコンテンツは、専門家による書き直しや監修を行う
・ナチュラルリンクの獲得施策を考え実行する

コアアルゴリズムアップデートに備えた本質的な対策を

定期的なコアアルゴリズムアップデートが行われる度に、検索結果は改善をされます。

「アップデートのために対策をしよう」ということではなく、本質的な施策をWebサイトに行なっていくことが何より重要です。それは、ユーザーのためになる高品質なコンテンツの提供であったり、サイトの表示速度を改善することによるユーザーストレスの軽減だったり、サイト内でユーザーが迷わないような適切なナビゲーションの用意です。

株式会社シンプリックでは、これまでのGoogleのアップデートの変遷を押さえたうえで、今後のアップデートに左右されないSEOコンサルティングを提供しています。特に、高品質なコンテンツの提供には自信を持っています。まずはお客様のビジネスの状況をヒアリングしたうえで、費用対効果を踏まえたコンテンツ制作やSEOコンサルティングのご提案をさせて頂きます。ぜひお気軽にお問合せください。

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