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SEOキーワードの選び方を5つのステップで解説!

ウェブで記事や文章を書くとき、キーワードを適当に決めてしまっていませんか?検索エンジンで上位表示されたいのであればSEO対策は欠かせません。中でも「キーワード選定」はSEO対策で重要なファクターです。

キーワードを適切に設定していれば上位表示ができ、Webサイトのアクセスアップやコンバージョン獲得へとつなげることができます。ただし、「SEOに効果的なキーワードの選び方が分からない」という人も少なくないでしょう。

本記事では、集客につながるSEOキーワードの選び方を実際の流れに沿って解説していきます。

SEOキーワード選定時に抑えておきたい4つのポイント

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キーワードを選定するにあたっては、特定のキーワードに関して検索ニーズがあるか、競争相手がいるか、自社サービスとの関連性を調べることが大切です。ここでは、キーワード選定の4つのポイントを詳しく解説します。

1.検索ニーズ(市場性)があるキーワードを選ぶ

ブログや自社サイトへの流入数を増やすためには、検索ニーズのあるキーワードを選ぶことが大切です。「Goolgeキーワードプランナー」などのツールで、キーワードの検索回数を調べましょう。

キーワードの検索回数が多ければ、それだけそのキーワードを検索している人が多い、つまり市場性のあるキーワードであることになります。

2.競合性が低いキーワードを選ぶ

検索回数が多いキーワードは、集客につながるキーワードであることが多く、複数の競合サイトが上位表示させようとSEOに注力している可能性があります。

他社よりも遅くにSEO対策を始めても、上位表示させることは可能です。ただし、しっかりと内容を考えて記事を複数作成するなど、長い期間チューニングが必要になります。

そのため、まずは比較的競合性の低いキーワードを選び記事にすることがアクセスアップへの近道といえます。また、競合性の低いキーワードだからといって、顧客獲得につながらないとは限りません。たとえ検索回数が少なくても、検索ニーズを捉えた質の良い記事を用意することで、顧客を獲得することができます。

3.関連性があるキーワードを選ぶ

選定したキーワードで仮に上位に表示できたとしても、求めているユーザーの集客につながらなければ記事が目的を果たしたとはいえません。自社のターゲットユーザーがWebサイトを訪れてくれるよう、”関連性”の高いキーワードを選ぶ必要があります。

関連性を確認する際は、ピックアップしたキーワードで実際に検索をかけ、上位表示されている記事内容をチェックします。検索エンジンが評価している記事は、キーワードに対する回答性が高く、検索エンジンが評価をしている記事です。つまり、検索ユーザーが必要としている内容を盛り込んだものと考えられます。

他社のサイトも参考にしながら、自社のターゲットとなる来訪者をイメージしましょう。

4.CV狙いならロングテールキーワードを選ぶ

ロングテールキーワードとは、複数の単語が掛け合わされた検索ボリュームが少ないキーワードのことです(例:インターネット 速度 つながらない)。「ニッチキーワード」とも言われ、検索ニーズが顕在化していることが多いため、コンバージョン率(CVR)が高くなるという特徴があります。

ロングテールキーワードは3つ以上のキーワードで構成されているため、記事の方向性が定まりやすいというメリットもあります。

しかし、検索ボリュームが少ないキーワードを組み合わせているため、流入数が増えにくいというデメリットもあります。ページビュー(PV)獲得などアクセスを増やしたい場合はあまりメリットはないですが、コンバージョンを獲得したい記事であれば十分な効果を発揮するため、状況に応じて使い分けましょう。

ロングテールキーワードについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

ロングテールキーワードの探し方を解説|成果目標に合わせてどうキーワードをしぼり込むか

SEOキーワードの選び方

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それでは、SEOキーワードの選び方を実際の流れに沿いながら紹介していきます。

今回は「便利グッズ」を取り扱う中小企業が「一人暮らしの人へ向けた商品を紹介し、顧客獲得を目指す」という前提でキーワード選定を行ってみます。

ステップ1:思いつくキーワードを洗い出す

まずは自社の商品、サービスに関連性がありそうなキーワードをできる限りリストアップしましょう。キーワードを洗い出す際は、検索するユーザーの立場になり、どのようなことを調べたいと考えているか想像することが大切です。

自社の見込み顧客が競合商品の名前を検索するかもしれませんし、悩みや感情を表すキーワードが自社サービスに関連するかもしれません。

ステップ2:ツールを使って「関連語」を調べる

ステップ1で洗い出せるキーワードはどうしても限られます。ツールを使ってピックアップしたキーワードの「関連語」を調べ、キーワードリストを増やします。「同義語」「同意語」などを調べることも有効です。

検索エンジンの「サジェストキーワード」や「ラッコキーワード」などを使うことで、検索ニーズのあるワードを効率よくピックアップできます。

今回は、無料版のラッコキーワードを使用して関連語を調べてみましょう。調べ方は検索窓に調べたいキーワードを入力するだけなので、とても簡単です。

https://related-keywords.com/

このように、「便利グッズ 一人暮らし」で検索をかけるだけで関連語を表示してくれます。

ステップ3:ツールを使って「検索回数」を調べる

関連キーワードを調べてキーワードリストが充実してきたら、各キーワードの検索ニーズを示す「検索回数」を調べましょう。

ステップ3からはキーワードを絞り込んでいくステップです。自社のマーケティングに有効であると感じたキーワードだったとしても、検索回数が少ないのであれば、キーワードを見直す必要があります。

例えば今回の場合、「一人暮らし 便利 グッズ 男」であれば月間平均検索回数が「720」回ありますが、「一人暮らし おすすめ 便利 グッズ」の場合、月間平均検索回数は「0」です。

検索ボリュームが少ないということは検索している人がとても少ないため、質のいいコンテンツを作っても人の目に止まりにくいのです。

今回は、Googleキーワードプランナーを使用して検索回数を調べましたが、他にも検索回数を調べることができるツールはあります。

検索回数を調べられるツールの使い方を3つご紹介します。

(1)Googleキーワードプランナー

GoogleキーワードプランナーはGoogleの公式ツールです。Googleの検索エンジン内で、キーワードに関してどれだけ競争相手が多いか(競合性)、どれだけ検索されているか(検索回数)を調べることができます。

また、Googleキーワードプランナーではターゲットが住む地域などを絞って検索することもできるため、自社の商圏に絞って検索回数を確認することもできます。

>Googleキーワードプランナーの使い方

1. Google Adwords(Google広告)で、アカウントを作成しログイン

2. グローバルナビゲーションバーの「ツールと設定」をクリックし「キーワードプランナー」を選択

3. 「検索のボリュームと予測のデータを確認する」のエリアに、調べたいキーワードをコピーし検索する

https://adwords.google.co.jp/

(2)Aramakijake

Aramakijakeも検索回数を調査できるツールです。Googleキーワードプランナーとは違い、GoogleとYahoo!それぞれの検索回数を調べることが可能です。

>Aramakijakeの使い方

Aramakijakeにアクセスし、「検索数予測ツール」のタブで検索窓にキーワードを入力すれば検索ボリュームを調べることができます。また、チェック結果の画面には関連語も表示されます。

http://aramakijake.jp/

(3)Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

Ubersuggestも他のツールと同様、キーワードを入力するだけで検索回数を調べることができるツールです。Ubersuggestでは、関連語の検索回数も同時に調べることができ、効率よくキーワード選定が進められます。

>Ubersuggest(ウーバーサジェスト)の使い方

Ubersuggestにアクセスし、キーワードを入力するだけで、検索ボリュームやSEO難易度、クリック単価などの指標が表示されます。

https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/

ステップ4:検索上位サイトの記事をチェックし関連性を確認する

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: pc_woman.jpg

ステップ3で検索回数の少ないキーワードを除外したら、実際にそのキーワードで検索をし、自社との関連性を検索結果上で確認します。それぞれのキーワードで上位表示されている記事の内容が自社の商品やサービスに関連したものであれば、記事を作成する価値があると考えられます。関係がないと考えられるキーワードはリストから除外していきましょう。

ステップ5:自社サイトの運営歴やページ数などを元にキーワードを選定する

運営歴が長く定期的に更新されているWebサイトであればあるほど、検索で上位に表示される可能性が高くなります。「ドメインパワー」とも呼ばれ、検索エンジンからの信頼度を確かめる指標の一つといえます。

検索エンジンからの評価を高めるには、自社サイトの立ち位置を客観的に評価し、レベルに合ったキーワードを狙う必要があります。一つの考え方として、運営歴を基準に狙うべきキーワードと検索回数の関係を整理してご紹介します。

・サイト運営歴半年以内の場合

検索回数が3桁台(数百回)のキーワードを狙いましょう。競合が比較的少なく、ドメインパワーが弱くても検索上位を獲得できるケースがあります。

・サイト運営歴1年以内の場合

検索回数が4桁台(数千回)のキーワードも狙えるようになります。それなりの数の競合が存在するケースがほとんどですが、しっかりサイト更新をしていれば、ドメインが育ち競合に競り勝つこともあります。

・サイト運営歴2年以上の場合

検索回数5桁(数万回)のキーワードも狙えると考えられます。「既に検索回数が数万回のキーワードで上表示できている」「毎月定期的に記事コンテンツの更新をしており、競合サイトに対するコンテンツ数も負けていない」といったように、運営歴の長さだけではなく、競合サイトに対する優位性が伴って、初めて5桁のキーワードで勝負できると考えましょう。

検索回数5桁のキーワードは、大手サイトをはじめライバルが多く、ドメインパワーの強いサイトが検索上位を占めています。自社サイトがそれなりに成長した段階で、初めて狙っていけるキーワードと考えましょう。

SEOキーワード選定でよくある失敗例3選

キーワード選定を行う際に失敗してしまう要因はいくつかあります。

これから失敗例を3つ挙げますので、以下のことには気を付けて選定しましょう。

また、以下の記事ではSEO対策の失敗例も取り上げていますので、よろしければ目を通してみてください。

失敗例1:競合が強い

競合が強い相手にビックワード(検索回数が多いワード)で挑むのは無謀です。

ある程度自社にドメインパワーがあれば話は別ですが、ないのであれば上位表示させるのは難しいでしょう。

自社のドメインパワーに合ったキーワードを選ぶことが成功へとつながります。

失敗例2:コンテンツが重複している

同じドメイン内に内容が重複したコンテンツが存在する場合、同一サイト内で競合するページができる状況、カニバリゼーションが起きてしまいます。

カニバリゼーションはSEO的に良くないとされているため、重複コンテンツの削除や統合などの対策をしましょう。

失敗例3:ペルソナが絞れていない

ペルソナ(顧客の人物像)をきちんと絞れていないと検索ニーズにマッチしない記事になってしまい、ユーザーの離脱につながります。

ペルソナを絞ることでユーザーのニーズを把握することができ、より良いキーワードやコンテンツ制作を行うことができます。

SEO対策のカギはキーワード選び!適切なキーワードを選び上位を狙いましょう

SEO対策に取り組む際のキーワード選定の方法を具体的に解説してきました。記事内で紹介した選定方法は、弊社内で行っている一般的な方法です。SEO対策への取り組み状況によって、キーワード選定の進め方は変わります。

ケースに応じたキーワード選定に関するコラムを他にも複数公開しています。ぜひ参考にして頂けたらと思います。

SEOにおけるキーワード難易度を数値で整理し狙い目キーワードを選定する方法とは?

ロングテールキーワードの探し方を解説|成果目標に合わせてどうキーワードをしぼり込むか

コンバージョン獲得のために なぜ“検索需要の少ない”キーワードに注力すべきなのか

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