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【ラッコキーワード基本的な使い方ガイド】無料/有料どちらが良い?

SEO対策やコンテンツ制作に役立つツールとして注目されている「ラッコキーワード」。本記事では、ラッコキーワードの使い方を初心者にもわかりやすく解説し、キーワード選定を効率化する方法を紹介します。使い方を理解すれば、記事構成や検索意図の把握がぐっとスムーズになります。

ラッコキーワードとは?基本機能と役立つシーン

ラッコキーワードは、検索キーワードに関する情報を効率的に収集・整理できるSEOツールです。特にサジェストキーワードの取得に優れており、ユーザーの検索意図を多角的に把握するのに役立ちます。

このセクションでは、ラッコキーワードの基本機能と、SEO業務や記事作成の際にどのように役立つのかを解説します。

ラッコキーワードの概要と主な用途

ラッコキーワードは、GoogleやYouTube、Amazonなどのプラットフォームからサジェストキーワード(関連検索ワード)を一括取得できるツールです。検索窓に任意のキーワードを入力するだけで、そのキーワードを含んだ関連語が一覧表示されます。

サジェストキーワード:
ユーザーが検索エンジンの検索窓に文字を入力したときに、自動的に表示される関連語句
(「パーソナルジム」に対する「パーソナルジム 渋谷」「パーソナルジム 安い」などを指す)

使い方は非常にシンプルで、初心者でも直感的に操作しやすいインターフェースが特徴です。取得したキーワードの一覧は、エクセルやスプレッドシートに簡単にコピーできたり、CSV形式でダウンロードできたりするため、SEO記事の構成作成や見出し設計に活用できます。

ラッコキーワードの主な用途

  • SEO記事の構成作成や見出し設計に活用できる
  • ユーザーの検索意図を探る手がかりを得られる
  • ロングテールキーワードの発見に役立つ
  • 競合分析やニーズ調査に活用可能
  • Q&Aサイトの質問文から、ユーザーの悩みを深掘りできる

無料版と有料版の違い

ラッコキーワードは無料でも多くの機能を利用できますが、ビジネスでの本格利用の際は有料プランを検討しましょう。ここでは、無料版と有料版の主な機能や利用制限の違いを整理し、それぞれどんなユーザーに向いているかを解説します。

無料プランでも基本的な情報は十分に得られますが、検索回数に上限があることや、一部の機能が利用できない点には注意が必要です。

そのため、業務で継続的に活用したい場合や,、大量のキーワード収集が必要なケースでは、有料プラン(PROプラン)の導入が効果的です。

機能項目無料版の仕様有料版の仕様(PROプラン)
サジェスト取得件数50音×5語程度最大2,000語以上
取得可能なデータサジェストのみサジェスト、共起語、関連語、Q&Aなど多数
CSVエクスポート可能(回数制限あり)無制限
利用回数(検索回数)の上限1日20回まで(ログイン時)無制限
広告表示ありなし
商用利用制限あり可能

このように、使用頻度が少ないライトユーザーは無料版で十分対応可能です。一方、日常的にSEO施策を行う企業やマーケターにとっては、「1日20回まで」という利用制限が障害になるため、有料プランの利用がおすすめです。

ラッコキーワードの登録とログイン方法

ラッコキーワードをより便利に使うには、無料の会員登録を行い、ログイン状態で活用するのがおすすめです。ここでは、登録からログインまでの手順を順を追って解説します。

会員登録の流れ

ラッコキーワードのトップページ右上にある「無料会員登録」ボタンをクリックし、メールアドレス・ユーザー名・パスワードを入力します。確認メールに記載されたURLをクリックすれば登録が完了です。

登録作業は数分で完了し、検索回数の上限緩和やCSVエクスポートなどの便利な機能がすぐに使えるようになります。

メールアドレスのみで無料会員登録が可能

ログイン手順

登録完了後は、トップページ右上の「ログイン」ボタンから、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。

ログインすると、画面上部にユーザー名が表示され、利用回数の確認や検索履歴の閲覧が可能になります。また、非ログイン時には使えなかった一部の機能も利用できるようになります。

登録したメールアドレスとパスワードでログイン

ラッコキーワードの基本的な使い方

ラッコキーワードでは、検索キーワードの候補だけでなく、共起語や関連語、Q&Aサイトの質問文など多様なデータを取得できます。このセクションでは、初心者でも迷わず使えるよう、機能の使い方を順を追って解説します。

サジェストキーワードの取得方法

検索ボックスに任意のキーワードを入力し、検索ボタンをクリックするだけで、Googleをはじめとした複数のプラットフォームのサジェストキーワードが一覧表示されます。

サジェストキーワードとは、実際に検索されている語句の組み合わせや関連語を自動で補完する候補語のことです。ユーザーの検索意図を推測するうえで非常に有用です。

表示結果は「50音順」「ABC順」などで整理され、コピーやCSVダウンロードも簡単に行えます。

「パーソナルジム」の検索結果画面

共起語・関連語の見方

「共起語」は、指定したキーワードと一緒に使われることが多い単語を抽出する機能です。文章内での自然な表現やコンテンツの文脈強化に役立ちます。

「関連語」は、検索ボリュームやアルゴリズムに基づいて抽出された、意味的に近いキーワードを表示する機能です。サジェストとは異なる視点からユーザーのニーズを深掘りできる点が特徴です。

これらの情報は、見出し設計や本文中の記事内のキーワード配置に活用することで、SEO効果の高いコンテンツ制作に役立ちます。

キーワードリストのエクスポート方法

取得したキーワード一覧は、画面上部にある「コピー」や「CSV出力」ボタンから簡単にエクスポートできます。無料版でも回数制限付きで利用可能です。

エクスポートしたリストは、ExcelやGoogleスプレッドシートで整理・分析できるため、SEO戦略の設計やコンテンツ構成の制度向上に役立ちます。

右上「コピー」「CSV」ボタンからエクスポート可能

ラッコキーワードと他ツールの違い・使い分け

ラッコキーワードは、キーワードリサーチに優れたツールですが、Googleキーワードプランナーなど他のSEOツールとは目的や強みが異なります。それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることが重要です。このセクションでは、主な違いと他ツールとの併用例を紹介します。

Googleキーワードプランナーとの違い

Googleキーワードプランナーは、広告出稿を前提に検索ボリュームや入札単価を確認するためのツールです。一方、ラッコキーワードは検索候補の収集や検索意図の発掘に特化しており、SEOライティングやコンテンツ企画に向いています。

数値データをもとに精密な判断を下したい場合はキーワードプランナーを、検索傾向やニーズを幅広く把握したい場合はラッコキーワードを活用すると効果的です。

比較項目ラッコキーワードGoogleキーワードプランナー
主な用途サジェスト収集、検索意図の把握検索ボリューム分析、広告出稿キーワード調査
データ形式候補キーワード一覧数値(検索数・競合性・CPC)中心
利用目的コンテンツ企画、SEO構成広告設計、キーワード予算策定
操作性・UI直感的、初心者向け広告運用者向けの専門的なインターフェース
利用制限回数制限あり、無料でも利用可能Google広告アカウントが必要、出稿費用による制限あり

他のSEOツールとの併用例と補完関係

ラッコキーワードは、他のSEOツールと組み合わせることで、より網羅的かつ戦略的なキーワードリサーチが可能になります。以下に代表的な併用例を紹介します。

  • Ubersuggest:検索ボリュームや競合難易度を確認し、ラッコキーワードで取得した候補を数値面で補完できる
  • Googleサーチコンソール:実際の検索流入クエリをもとに、ラッコキーワードでは拾いきれない検索意図を補強できる
  • Googleトレンド:キーワードの季節性やトレンド推移を把握し、配信・公開タイミングの最適化に活用できる
  • ahrefs / SEMrush:競合サイトの上位表示キーワードや被リンク構造を把握し、より深いキーワード戦略の立案に活かせる

このように、ラッコキーワードは「広く拾う」役割、他のツールは「深く掘る」役割を担うため、目的に応じて併用するのが効果的です。

ラッコキーワードの3つの活用法

ラッコキーワードは、単なるサジェストキーワードの取得にとどまらず、検索意図の深掘りやコンテンツ設計の精度向上にも役立つ多彩な機能を備えています。このセクションでは、そうした機能を活かした実践的な活用方法を3つ紹介します。

1.サジェストワードを構成に反映

サジェストキーワードを見出し構成に反映することで、ユーザーの検索ニーズに沿った記事を作成できます。特に、共起語や関連語を文章中に自然に組み込むことで、検索エンジンからテーマ性の高いコンテンツと評価されやすくなります。

また、取得したキーワードをカテゴリごとに整理し構成を設計することで、記事全体に一貫性が生まれ、読者にとっても内容を理解しやすくなります。

2.ニーズ把握と競合記事に対する差別性の構築

ラッコキーワードの「再検索語」や「Q&A」タブを活用することで、ユーザーが次に何を求めているのか、どんな悩みを抱えているのかを可視化できます。

Q&Aタブでは、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などの質問投稿サイトの文面を一覧で取得できます。ここから、ユーザーのリアルな疑問や悩みを直接読み取ることが可能です。

一方、再検索語タブでは、元のキーワードで検索したユーザーがその後に検索した語句が表示されます。これは、ユーザーが情報を探し続けた痕跡であり、検索目的の未解決ポイントや関心の変化を読み解くヒントになります。

競合記事がカバーしきれていない検索意図やユーザーの疑問を先回りして拾うことで、独自性の高いコンテンツを作成することが可能です。

3.共起語・関連語を活用した検索意図の深掘り

ラッコキーワードでは、検索キーワードに対して共に使われやすい単語(共起語)や意味的に近いキーワード(関連語)を一覧で取得できます。これらのデータを応用することで、検索意図をより精緻に分析できます。

たとえば、特定のキーワードと共に頻出する言葉から、ユーザーが関心を持つ具体的な課題や目的が見えてきます。また、関連語の中には異なる切り口や周辺領域のトピックも含まれるため、見落としがちなニーズや派生的な検索意図にも対応した構成づくりが可能になります。

共起語や関連語は、見出し設計や本文内キーワード配置に戦略的に活用することで、SEO効果とユーザー満足度の両立に寄与します。

タブ名取得できる情報主な活用法
Q&A質問投稿サイトの質問文一覧ユーザーの悩み・検索意図の抽出
再検索語元キーワード後の追加検索語意図の変遷・情報不足部分の特定
共起語同じ文脈で使われる単語コンテンツの文脈強化・自然なキーワード挿入
関連語類義語・関連テーマのキーワード記事内の視点拡張・関連トピックの網羅

ラッコキーワードを使う際の注意点

ラッコキーワードは非常に便利なツールですが、使用するうえで注意しておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、特に見落としがちな2つの注意点を紹介します。

利用制限・検索回数制限

無料版のラッコキーワードでは、1日に検索できる回数に上限があります。未ログイン時は5回、ログイン後でも1日20回までと制限されており、それ以上の利用には有料プラン(PRO)への加入が必要です。

特に、複数のキーワードを一度に調査したい場面では、この回数制限が作業効率の低下につながる可能性があります。

そのため、事前に調査キーワードをリストアップしておく、あるいは必要に応じて有料プランの導入を検討ください。

検索キーワードの偏りに注意

ラッコキーワードで取得できるのは、あくまでサジェスト(自動補完)ベースの候補語です。検索ボリュームや競合性といった定量的なデータも取得できますが、100%正しい数値であるとは言えません。

そのため、サジェスト結果に過度に依存すると、読者ニーズとズレた内容のコンテンツになってしまう恐れがあります。

検索需要や競合状況を精緻に把握するためには、Googleキーワードプランナーなど信頼性のある数値データが取得できるツールとの併用がおすすめです。

まとめ

ラッコキーワードは、サジェストキーワードの一括取得をはじめ、共起語やQ&A情報の抽出など、多機能でありながら直感的に操作できるキーワードリサーチツールです。

初心者でも手軽に使える点が魅力であり、SEO記事の構成作成や検索意図の分析に大いに役立ちます。

無料版でも基本的な機能は十分に活用できるため、まずは会員登録を行い、使用感を確かめてみるのがおすすめです。必要に応じて、他のツールとの併用や有料プランの導入も検討するとよいでしょう。

シンプリックでは、こうしたキーワード調査ツールの活用を前提としたSEOコンテンツ戦略のご支援も行っています。「自社に合ったキーワード設計を行いたい」「コンテンツの質を高めたい」といったご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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