ロングテールキーワード探し方
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ロングテールキーワードの探し方を解説|成果目標に合わせてどうキーワードをしぼり込むか

 開設して間もないWebサイトや記事コンテンツの作成に取り組み始めたばかりのオウンドメディアにおいて、競合性の高いキーワードでの検索上位獲得は現実的ではありません。そのような場合、競合性の低い「ロングテールキーワード」に注力しましょう。ロングテールキーワードを対策キーワードにすれば、検索上位の獲得・検索流入数の向上が見込めます。

 本記事では、まずロングテールキーワードの概要を説明し、具体的な探し方を解説していきます。Webサイトの成果目標に合わせたキーワードの絞り込み方も紹介します。

ロングテールキーワードとはどのようなキーワードか?

 ロングテールキーワードの概要と具体例を見ていきましょう。

ロングテールキーワードとは?

 ロングテールキーワードとは、3~4語のキーワードを掛け合わせた複合キーワードを指します。検索ボリュームが大きい「ビッグキーワード」や「ミドルキーワード」などに比べると検索ボリュームは小さくなりますが、”検索ユーザーの知りたいこと”が明確にあらわれているため、求めるコンテンツを用意すればユーザー満足につながり、検索上位の獲得が期待できます。

検索ボリューム大 ←          →小
分類ビッグキーワードミドルキーワードロングテールキーワード
キーワードの例SEOSEO 対策SEO 対策 企業

ロングテールキーワードのサンプル

 ビッグ、ミドル、ロングテール、各キーワードの具体例は下表のとおりです。

ビッグキーワードミドルキーワードロングテールキーワード
ブログ ブログ 作成ブログ 作成 人気
インターネット インターネット 速度インターネット 速度 つながらない
美容室美容室  メンズ 美容室  メンズ 初めて
ホテルホテル 予約ホテル 予約 東京
キーワードキーワード 何キーワード 何 使い方
ツールツール スマホツール スマホ ビジネス
レイアウトレイアウト デザインレイアウト デザイン アニメ
パソコンパソコン ノートパソコン ノート 故障
旅行旅行 延長旅行 延長 クーポン
スピーカースピーカー 代用スピーカー 代用 選び方

ビッグキーワードにはミドルキーワードやロングテールキーワードの検索意図が含まれ、ミドルキーワードにはロングテールキーワードの検索意図が含まれています。そのため、多様な検索意図を包括するビッグキーワードは検索ボリュームが大きく、網羅性の高いコンテンツを作成しなければいけません。

一方、検索意図が明確なロングテールキーワードは検索ボリュームこそ小さくなりますが、求められるコンテンツの内容が限定されるため、検索意図に合致した記事コンテンツを用意すれば、ユーザーと検索エンジンから評価を獲得でき、検索流入を増やすことができます。

ロングテールキーワードでのSEO対策「競合が少なく上位表示しやすい」

 運営歴が長くコンテンツ量も豊富な大規模サイトや権威性の高い大企業のWebサイトは、検索エンジンからの評価を獲得しやすいため、まずは検索需要の大きいキーワードから優先的に対策を進める傾向があります。

SEOにおいて重視される「オーソリティ=権威性」の高いWebサイト以上の検索順位を獲得するのは困難ですが、競合性の低いロングテールキーワードであれば、可能性は十分にあります。

ただし、ロングテールキーワードは「コンバージョンにつながりやすい」という特徴があるため、近年では大手企業や大規模サイトもターゲットキーワードとして狙うようになっています。そのため、ロングテールキーワードを選定する際には、競合性のチェックが欠かせません。

キーワードの難易度を数値で整理して、対策をキーワードをしぼり込んでいく方法に関しては、以下の記事を参考にしてください。

SEOにおけるキーワード難易度を数値で整理し狙い目キーワードを選定する方法とは?

ロングテールキーワードの探し方

 具体的なロングテールキーワードの探し方を解説していきます。

1.ツールを使いロングテールキーワードのリストを作成する

 ロングテールキーワードのリスト作成には「Googleキーワードツール」や「ラッコキーワード」が役立ちます。なお両ツールの利用は無料(有料プランでは詳細データの取得が可能)です。

Googleキーワードツールの使い方

 GoogleキーワードプランナーはGoogle広告配信向けのツールですが、SEO対策にも活用できます。

Googleキーワードプランナーでロングテールキーワードを探す手順は次のとおりです。

1.Google広告にログインして「キーワードプランナー」を選択する

2.「新しいキーワードを見つける」を選択する

3.キーワードを1語以上入力する

4.キーワードのリストが表示される

ラッコキーワードの使い方

 ラッコキーワードは、検索時に自動表示される検索候補(サジェストキーワード)を取得できるツールです。アクセス流入数の増加を狙いたいときや新規記事の作成時などに活用できます。

ラッコキーワードでロングテールキーワードを探す手順は次のとおりです。

1.キーワード(1語)を入力する

2.リストが表示される

2.対策キーワードを分類し、しぼり込む

 Googleキーワードプランナーやラッコキーワードで表示されたリストを「検索意図」と「検索クエリ」に基づいて分類していきます。

検索クエリとは、ユーザーが検索窓に入力するキーワードのことです。ロングテールキーワードに限らず、キーワードを選択する際には「検索意図」と「検索クエリ」の関係性を把握しておかなければいけません。

なお、検索クエリは検索意図に応じて次の4つに分かれます。

  • 特定の情報を知りたいという意図を示す「Knowクエリ」
  • なんらかの行動をしたいという意図を示す「Doクエリ」
  • 商品やサービスを購入したいという意図を示す「Buyクエリ」
  • 特定のサイトや場所などに行きたいという意図を示す「GOクエリ」

なお、企業のSEOでは購入意図だけに特化して「Knowクエリ」と「DOクエリ」に大別することもあります。コンバージョンの獲得が目的ならDoクエリ、アクセスアップを優先する場合はKnowクエリを選定するのが一般的です。

各クエリの具体例を見てみましょう。

DOクエリBuyクエリKnowクエリ
スマホ 修理スマホ 中古 格安スマホ 電源入らない
クレープ粉 購入方法クレープ粉 通販サイトクレープ 作り方
MAツール 申し込みMAツール おすすめMAツール 機能
腕時計 予約腕時計 オシャレ腕時計 電池交換
パソコン 点検パソコン 10万円以下パソコン 起動しない

検索回数がどれくらいのキーワードを選定すべきか

 「アクセス数をどれくらい伸ばしたいか」「問合せをどれだけ獲得したいか」という成果目標から逆算して、検索流入数の目標を立てましょう。目標となる検索流入数が明確になれば、各ページで狙う対策キーワードの検索需要が計算できます。

Webサイトの成果目標を立てる

まずは、Webサイトの成果目標を立てます。成果を測る際に知っておきたい主な指標は次のとおりです。

1.アクセス数

アクセス数を測る際には、次のような指標を用います。

・UU(ユニークユーザー)

特定の期間内にWebサイトを訪れた「人数」です。同じ人がサイトに3回アクセスした場合でも、UUは「1」になります。

・PV(ページビュー)

Webページの閲覧数です。ページが読み込まれる度にカウントされるため、同じ人が同一ページを2度閲覧したときのPVは「2」になります。

・SS(セッション)

ユーザーがWebサイトを訪問した回数です。UUと同じように思えますが、下記に該当した場合は同じ人のアクセスでも別セッション扱いとなります。

日付が変わる
Webサイトから離脱して30分以上経過
異なる流入元からの再訪問

2.CV(コンバージョン)

商品の購入や問い合わせなど、Webサイトの最終目標を達成した件数です。CVは利益に直結する重要な指標になります。

3.CVR(コンバージョン率)

アクセス数に対するコンバージョンの達成率です。

4検索順位

キーワード検索の表示順位です。上位に表示されるほどアクセスに繋がりやすくなります。

なお、Webサイトの目的によって選択すべき成果目標は異なります。 Webサイトを経由した受注が目的であれば、「アクセス数」「CV」「CVR」を意識しなければいけません。この数値は連動しているため、目的を決めれば自ずと成果目標も決まってきます。

成果目標に対して必要な検索流入数をシミュレーションする

 まずは、月ごとに作成できる記事数の上限を決めます。次に、選定するキーワードの検索回数を決めると、月ごとに狙うべき検索回数の合計がわかります。そして「上位表示率」や検索結果からの「クリック率」を設定して、コンバージョン数をシミュレーションします。

ここでは、月間の制作記事数を「10」、選定するキーワードの検索回数を「200」、上位表示率「50%」、クリック率「15%」、コンバージョン率「1%」と設定した場合のシミュレーション例を用意しました。

1ヶ月目2ヶ月目3ヶ月目4ヶ月目5ヶ月目6ヶ月目
月間検索回数200200200200200200
制作記事数101010101010
合計検索回数2,0002,0002,0002,0002,0002,000
累計検索回数2,0004,0006,0008,00010,00012,000
上位表示率50%50%50%50%50%50%
上位表示検索回数1,0002,0003,0004,0005,0006,000
クリック率15%15%15%15%15%15%
検索流入数150300450600750900
コンバージョン率1%1%1%1%1%1%
コンバージョン数1.534.567.59

施策を進めながら成果につながるキーワードを見極める

 シミュレーションはあくまでも「想定」です。実際には、シミュレーション通りに進むことはあまりありません。

ただし、対策キーワード選定時の「検索回数」や「必要記事数」算出の目安になるため、計画をするという観点では有用です。施策開始後は、アクセス解析ツールのデータを定期的に確認し、当初の見込みとどの程度乖離しているか検証のうえ、リプランをしたり対策キーワードを選び直したりすることが大切です。

ロングテールキーワード選択時の注意点

 ロングテールキーワードには、内容が似たページを量産する「キーワードカニバリゼーション」のリスクがあります。

ロングテールキーワードで複数のコンテンツを作成する際には、自社でキーワードの管理を徹底しながら、キーワードの重複を防ぎましょう。キーワードの重複は検索エンジンの評価分散につながるので注意が必要です。

成果目標を立て、的確なロングテールキーワードを選定する

 ロングテールキーワードは月間検索ボリュームが少ないとはいえ、競合性が低いケースが多く、検索ニーズを満たせば、コンバージョンにつながりやすいキーワードです。Webサイトを開設したばかりで、検索流入数の伸びに課題がある場合やSEO対策の予算が限られている場合には、ロングテールキーワードに特化し検索流入を獲得するという戦略も有効です。

ロングテールキーワードを選ぶ際は、成果目標を立てたうえで、検索意図に沿ったユーザー満足につながる記事コンテンツを作成することが求められます。アクセス数やコンバージョン数など具体的な成果目標を決めて取り組むことで、SEO対策の方針が明確になり、対策キーワードの選定に悩むことも少なくなるでしょう。

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