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モバイルファーストインデックス(MFI)とは?SEOへの影響と注意点

モバイルファーストインデックスは、検索エンジン最適化(SEO)において大変重要な概念です。

今や端末別のインターネット利用率(個人)は、スマートフォンがパソコンを20ポイント以上上回る(総務省「通信利用動向調査(令和4年度)」より)など、インターネットへのアクセスはデスクトップPCからモバイルデバイスにシフトしています。そのため主要な検索エンジンもモバイルユーザーの利便性向上を優先するようになっています。

本記事では、モバイルファーストインデックスの概要やSEOに与える影響、Webサイトを作成する際の注意点、対応するためのポイントなどについて詳しく解説していきます。

「そもそもSEOについてあまり理解できていない」という方は、以下の記事も併せてお読みください。

【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

モバイルファーストインデックスの概念に則り、モバイルユーザーの利便性向上を優先する施策は、SEOの中で「内部SEO」に該当します。以下の記事で網羅的に内部SEOについて解説しているため、こちらも興味があればぜひお読みください。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

モバイルファーストインデックス(MFI)とは

モバイルファーストインデックス(MFI)とは、Googleが採用したモバイル向けページを優先的にインデックスする方式のことです。従来はデスクトップバージョンのページが優先されていましたが、インターネット利用時に使われる端末がデスクトップPCからモバイルデバイスにシフトしてきたことから、この方式が採用されるようになりました。

モバイルファーストインデックスではモバイル向けページが優先されるため、Webサイトの運営者はデスクトップユーザーよりもモバイルユーザーの利便性を優先してページの設計・最適化をしなければいけません。モバイル向けページの利便性向上は、SEOにおいて重要な要素になるのです。

モバイルファーストインデックス(MFI)の仕組み

従来の方式ではPCサイトのコンテンツがメインの評価対象でしたが、モバイルファーストインデックスの適用後は、モバイル向けのページを評価基準に検索結果の順位が決まります。


そのため、従来のように「重要なコンテンツはPC向けページに載せておけば大丈夫。モバイル向けページに載せる情報は簡略化しても問題ない」という考えは通用しません。モバイルファーストインデックスでは、逆にモバイル向けのページが優先的に評価対象になるため、モバイル版の内容を簡略化してしまうと、その簡易な内容のほうが評価基準になってしまい、サイト全体の評価が下がるという問題が起こります。


なお、モバイル向けサイトが存在しない場合にはPCページが評価基準となります。ただこの場合はモバイルファーストインデックス対策をしている他のサイトよりも評価が下がると思ったほうがいいでしょう。

モバイルファーストインデックス(MFI)に完全移行するのはいつから?

モバイルファーストインデックスが導入され始めたのは2018年3月です。当初は「2020年9月までに強制移行」「2021年3月末に強制移行」などと発表がありましたが、その後に強制移行はしないことが発表されています。

2023年7月現在、公式な発表はありませんが、ほとんどのWebサイトがモバイルファーストインデックスの評価で登録されていると考えられます。

モバイルファーストインデックス(MFI)に移行する理由

モバイルファーストインデックスに移行する主な理由は以下の2つです。

  • スマホユーザーの増加
  • 検索シーンの多様化

スマホユーザーの増加

モバイルファーストインデックスへ移行する大きな理由として「スマートフォンユーザーの増加」が挙げられます。近年ではスマートフォンが急速に普及しており、多くの人々がモバイルデバイスを利用してWebにアクセスしています。

モバイルデバイスからのトラフィック急増によって、Googleはユーザーがモバイル上でスムーズで効果的に検索結果を得られるよう、検索エンジンのアルゴリズムとインデックスの方式を「モバイル優先」に適応させているのです。

スマートフォンに最適化されたページを優先的に表示するモバイルファーストインデックスは、近年急速に増えているモバイルユーザー対策の一環と考えていいでしょう。

検索シーンの多様化

モバイルデバイスの普及によって、ユーザーは場所を問わず、いつでも・どこからでも検索できるようになりました。外出先での情報検索や商品比較、飲食店の予約など、そのニーズは多種多様です。

ユーザーがスマートフォンやタブレットで検索する機会が多いとなれば、デバイスの画面サイズや操作性、ネットワークの制約などを考慮したページのニーズが高まるのは当然の流れでしょう。

このようなさまざまなシーンでモバイルフレンドリーなページが優先表示されれば、多様化する検索シーンに対応することができ、ユーザーの利便性も高められます。

モバイルファーストインデックス(MFI)に対応していないサイトが受ける悪影響

モバイルファーストインデックスではモバイルフレンドリーなサイトが優先的に検索結果に表示されるため、最適化されていないサイトは検索順位が低下する可能性があります。モバイルデバイスからのトラフィックが増えている現在では、トラフィックの大幅な減少にもつながるでしょう。

また、モバイルに最適化されていないサイトはコンテンツが適切に表示されず、ユーザーが必要な情報にアクセスしづらくなる恐れもあります。

モバイルファーストインデックス(MFI)に対応したサイトを作成する際のポイント

モバイルファーストインデックスに対応したサイトを作成する際には、以下の点に注意することが大切です。

  • モバイルフレンドリーに対応させる
  • アノテーションを設定する
  • 構造化マークアップの記述をする
  • 適切な内部リンクを設定する
  • 画像と動画の仕様にも注意する

モバイルフレンドリーに対応させる

スマートフォンからアクセスしたユーザーの利便性を高めるために、モバイルフレンドリーなWebサイトを用意しましょう。

モバイルフレンドリーなサイトを作成する際のポイントは以下のとおりです。

1.レスポンシブウェブデザイン

デバイスの画面サイズに応じてコンテンツの表示を変えさせる方法です。URLやHTMLをデバイス別に用意する必要がなく、実装と維持が簡単であるため、Googleもデザインパターンにレスポンシブウェブデザインを推奨しています。

2.動的な配信(Dynamic Serving)

デバイスの種類に応じてHTMLを変える方法です。ユーザーがアクセスしたOSやブラウザ情報を読み取り(ユーザーエージェントスニッフィング)、その結果に応じて表示する情報を変えられるよう、HTTP レスポンスヘッダーを使います。

3.個別のURL

デバイスに応じた個別のURL を配信する方法です。この場合も、「動的な配信」と同様にユーザーエージェントスニッフィングやHTTPレスポンスヘッダーを使い、ユーザーがアクセスしたデバイスに適したバージョンのURLにリダイレクトさせます。

アノテーションを設定する

レスポンシブデザインや動的な配信をしない場合は、デバイス別のURL が同じコンテンツであることをクローラーに伝える「アノテーション」の設定をします。これによって「重複コンテンツ」と判断されてしまうことを防ぎます。

(例)
・PC向けサイトのURL: https://□□□.co.jp/
・モバイル向けサイトのURL: https://□□□.co.jp/〇〇/

上記のような場合、PC向けのページはheadタグ内に「alternateタグ」を記述しておきましょう。

▼記述例

<link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width:640px)”href=”https://□□□.co.jp/〇〇/”>

モバイル向けページは、headタグ内に「canonicalタグ」を記述しておくことで、正規のモバイル向けサイトであると伝えることができます。

▼記述例

<link rel=”canonical”href=”https://□□□.co.jp/”>

構造化マークアップの記述をする

クローラーにサイトの情報を正しく読み取ってもらうためには、モバイルサイトにも構造化マークアップの記述をする必要があります。

PCサイトを運営する際にはSEO対策として構造化マークアップの記述を行いますが、モバイルサイトにも同様に構造化マークアップを記述しましょう。記述後は「構造化データをテスト」で内容に誤りがないかどうかを確認してください。

構造化マークアップについては、以下の記事で詳しく解説しています。

構造化データとは? SEOとの関係性や表示の変化・種類・メリットや便利なツールを紹介

適切な内部リンクを設定する

PC向けサイトだけではなく、モバイルサイトからも内部リンクを辿れるように設定しましょう。モバイル向けサイトに内部リンクを設置しなければクローラーがサイト内を回遊できません。

ユーザーの滞在率低下にもつながります。回遊率とコンテンツ間の関連度が下がると SEOに悪影響を及ぼすので注意が必要です。

内部リンクの効果的な張り方については、以下の記事で詳しく解説しています。

内部リンクの効果的な貼り方とは?SEO効果を高める方法と注意点

画像と動画の仕様にも注意する

画像や動画は、画像検索でサポートされている画像形式(BMP、GIF、JPEG、PNG、WebP、SVGなど)や、Googleに認識してもらいやすい動画ファイル形式(AVI、MOV、MPEGなど)を採用しましょう。また、画面の小さいモバイルデバイスでも見やすい箇所に配置し、画質にも配慮することが大切です。

モバイルファーストインデックス(MFI)に対応済みかどうかをチェックする方法

モバイルファーストインデックスに対応済みかどうかは、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」で簡単に確認できます。テストしたいURLを入力するだけでOKです。

モバイルファーストインデックス(MFI)を意識したサイトの作成はSEO対策にも効果あり

検索エンジンはモバイルデバイスからのトラフィックの増加に対応してモバイルに最適化されたサイトを優先的に表示するため、モバイルフレンドリーなデザインとパフォーマンスは検索結果の上位表示に直結すると考えていいでしょう。

ユーザーエクスペリエンスの向上を図るためにも、モバイルファーストインデックスに対応したWebサイトを構築する必要があります。

モバイルファーストインデックスに対応済みかどうかはツールで簡単に確認できるため、この機会に対応状況をチェックしておきましょう。

「運営サイトがモバイルに最適化されているか」SEO視点でしっかり確認しておきたいとお考えの方は、ぜひ弊社シンプリックの無料相談をご活用ください。弊社クライアントおよび弊社自身の成功事例をもとに、お客様が今取り組むべきことをお伝えし、弊社がどのような支援をできるかご説明させていただきます。

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