誰でも気軽に情報発信できる今、「自社サイトにコラム記事を載せたいけれど、いいネタが浮かばない!」というお悩みの声が、多くの企業から上がるようになりました。新しいアイデアが思いつかないと焦りやストレスを感じることもあるでしょう。
そこで今回は、コラム記事のネタが思い浮かばないときの対策方法を詳しく解説します。コンバージョンにもつながりやすい「結果の出るネタ探し」のポイントを理解して、ビジネスの成長を目指しましょう。
コラム記事からの集客を増やしたい方も、ぜひ参考にしてください。
目次
コラム記事のネタが切れたときの対策方法
コラムのネタが切れたときに集客につながる記事を書く方法は次の7つです。
- ユーザーニーズを意識する
- 最新情報をチェックする
- ツールを活用する
- テーマを多様化させる
- 競合サイトをチェックする
- 顧客の悩みを参考にする
- Q&Aサイトで悩みを探す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ユーザーニーズを意識する
コラム記事を書く際にユーザーニーズを意識することは大変重要です。コラムのネタが効果的にユーザーに届き、運営者とユーザーの良好な関係を築くベースにもなります。
ユーザーニーズは「検索クエリ」と「検索ボリューム」をチェックして把握しましょう。
検索クエリ
検索クエリとは、「ユーザーが実際に検索した単語・単語の組み合わせ」のことです。検索クエリはコラム記事のネタを見つけるための有益な情報源になります。検索意図の先にある真のニーズを理解したいときに役立つでしょう。
検索クエリは、Google Search Consoleにログイン後「検索パフォーマンス→検索結果→クエリ」で確認できます。
検索ボリューム
特定のキーワードにおける検索頻度を確認すれば、ユーザーのニーズと合わせてトピックの人気度や重要性がわかります。
検索ボリュームは、Googleキーワード プランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」から調査することが可能です。
ただし、検索ボリュームの大きさだけでネタを決めるのは避けましょう。
検索ボリュームが多い「ビッグキーワード」に関するネタは、その分競合サイトも多いため、検索結果の上位表示が難しくなります。
ユーザーにリーチする機会を広げるためにも、検索ボリュームの少ない「スモールキーワード」からネタを選ぶのが理想です。スモールキーワードは検索数こそ少ないですが、コンバージョンにつながりやすいというメリットがあります。
スモールキーワードの活用方法については「検索ボリュームの少ないキーワードでSEO対策をするべきか?」の記事も参考にしてみてください。
最新情報をチェックする
コラム記事のネタを探す際には、最新情報のチェックも欠かせません。検索エンジンやYouTube、X(旧 Twitter)を活用してトレンドをチェックしましょう。
検索エンジン
「Google トレンド」は、キーワードやトピックの人気度を調べられるツールです。トラフィックの推移からユーザーニーズを推測することもできます。コラム記事のネタに悩んだときは積極的に利用してみましょう。
特に「関連キーワード」はネタを探す際の大きなヒントになります。
複数のキーワードを入力すれば、人気度を比較してどのキーワードを選択するのが良いか検討できます。
「Yahoo!リアルタイム検索」は、キーワードやトピックの情報が秒単位で検索結果に反映されるツールです。SNSの情報も含まれるので「今起きていること」をチェックできます。
検索結果に「感情の割合」が表示されるのもユニークです。
なお、ネガティブな反応が多いトピックは、ネタにするのを避けたほうがいいでしょう。自社ブランドに悪影響を及ぼす恐れがあります。
また、最新情報ばかりを追い続けていると「トレンドブログ」になってしまうので注意が必要です。瞬間的にアクセスを稼げるかもしれませんが、永続的ではありません。
近年では、最新情報系のネタは大手サイトが上位を独占する傾向にあります。「ブログでトレンドを追えばアクセスを稼げる」という内容の記事も散見されますが、検索上位に表示されるためにはドメインパワーを始め、様々な要素が必要ですので簡単にはいきません。参考程度にするのが無難でしょう。
YouTube
YouTubeからアイデアを見つけることも可能です。特定の分野やテーマに特化したYouTubeチャンネルをチェックし、取り上げているトピックやアプローチを調べればインスピレーションを得られます。YouTubeの急上昇や、再生回数を確認することでユーザーの関心度の高さも大まかに推測できます。
動画のコメントセクションからユーザーの関心を把握するのも、ひとつの方法でしょう。動画クリエイターのコメントに対する回答も参考になります。
X
X(旧 Twitter)のトレンドからネタのヒントを得る方法です。
特定の分野や業界の専門家や影響力のある人物のアカウントをフォローし、そのポストを通じて最新の動向や話題をキャッチアップしてみてもいいでしょう。
特定のトピックに関するリポストからユーザーの意見を探り、コラム記事のネタを考えることもできます。
ツールを活用する
「Googleキーワード プランナー」や「ラッコキーワード」を活用してネタを探す方法です。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワード プランナーは、キーワードの月間平均検索ボリュームや競争度などを把握できるツールです。
コラム記事のネタ出しに使う場合は、自社製品に関連するキーワードを探すのが効率的でしょう。
ネタを探す方法は下記のとおりです。
1.キーワードプランナーにログインする
2.「新しいキーワードを見つける」をクリックする
3.「キーワードから開始」を選択して入力し、「結果を表示」をクリック
(ここでは例として「コスメ 20代」を入力)
4.キーワード候補を確認する
調べたキーワードから派生するロングテールキーワードが候補として表示されます。挙げられたキーワードの月間平均検索ボリュームや変化の推移なども踏まえながら、自社ビジネスと親和性の高いキーワードをコラムのネタとして使うと良いでしょう。
ラッコーワード
ラッコキーワードは、検索エンジンのサジェストや共起語、類義語などを抽出できるツールです。有料機能もありますが、無料でもコラム記事のネタに使える情報を調査できます。
メイン機能はサジェストキーワードの抽出です。需要の高いキーワード群から隠れたニーズを推測できるので、コラム記事を書く前に利用すると良いでしょう。
使い方は難しくありません。右側のプルダウンから「サジェスト(Google)」を選択してキーワードを入力するだけでOKです。
下記の例では「SEO対策」に関連するサジェストワードが表示されています。
プルダウンから「周辺語・連想語」を選択すれば、辞書データやWikipediaから抽出されるキーワードを調査できます。
周辺語や連想語は、競合サイトが見落としているネタを探したいときにも役立つでしょう。
テーマを多様化させる
コラム記事の対象となるテーマを多様化させてアイデアを広げる方法です。直接関連する分野や業界だけでなく、隣接領域に目を向けるだけでも新しい視点が得られる可能性が高まります。隣接領域の事例としては、富士フイルム株式会社が精密機器で培った「ナノテクノロジー」を化粧品やサプリメント事業に応用しているケースなどが挙げられます。
自社ビジネスで扱っている事業領域の中からキーワードをピックアップして、新しいアプローチとトピックに挑戦すれば、執筆テーマの幅は広がります。合わせて、異なる専門家の意見を取り入れることも検討してみましょう。
競合サイトをチェックする
競合サイトの状況をチェックしてユーザーの興味を調べる方法です。競合のコラム記事を注意深く分析し、人気のテーマやアプローチを確認しましょう。
基本的には、競合サイトに流入しているキーワードと検索順位をチェックします。
チェックする方法は、下記のとおりです。
1.ラッコキーワードの「獲得キーワード調査」で競合のURLを入力する
2.獲得しているキーワードと検索順位が表示される
3.ページ別のキーワード数とトップキーワードも調査する
顧客の悩みを参考にする
実際にユーザーから自社へ寄せられた悩みやお問い合わせ、ご意見などの内容を参考にするのも有用なアイデアです。ユーザーの悩みや疑問に対する回答やアドバイスを提供すれば関係を強化でき、コラムの信頼性も高められ、コンバージョンまで誘導できる可能性も十分あります。
コラム記事の最後で質問やコメントを募る呼びかけをし、場合によっては回答フォームも用意した上で、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集してもいいでしょう。
Q&Aサイトで悩みを探す
「Yahoo!知恵袋」や「教えて!goo」などのQ&Aサイトで、ユーザーが直面している問題や疑問を調べる方法です。投稿された疑問や課題からユーザーの関心に対応したコラム記事のネタを見つけられます。
その際は、コラム記事のターゲット層をイメージした上で特定の分野やトピックに関連する悩みや質問を探し、実際の問題にフォーカスした記事を作成するのがポイントです。
質問に対する回答とコメントも詳細に調査しましょう。その中から新しい情報や視点が見つかる可能性もあります。回答をもとにした深い洞察を提供してもいいでしょう。
コラム記事のネタが見つからない場合は外注の利用が効率的
コラム記事のネタが切れたときには外注を利用するのも効率的な手段です。ただし、専門業者の利用に際しては考慮すべき点もあります。
コラム記事を外注するメリット
外部のライターが各々の視点やスタイルでアプローチするため、コラムの多様性が確保されます。また、トピック選びのために社内のリソースを割く必要がなくなり、その分を自社ビジネスのコア業務やクリエイティブな活動に集中できる点も大きなメリットです。
外部のライターには、様々な分野の専門的な知識とスキルがあります。そのため、特定分野における専門的な洞察を提供してほしい場合も、コラム記事の外注がおすすめです。
コラム記事を外注するデメリット
質の高いコラム記事を作成するには、適切な外注先を選択する必要があります。しかし、実績やコミュニケーション不足によるトラブルは少なくありません。強引な方法によって検索結果を不正に操作しようとする悪質業者も存在します。
正式な依頼をする前には、過去の実績からクオリティとコストのバランスを見ておくようにしましょう。また、スキルレベルのチェックはもちろんのこと、コミュニケーション能力とフィードバックプロセスを確認することも大切です。
専門業者を選ぶ際には「コンテンツSEOを外注する意義と成功のポイント」のコラムも参考になります。事前のリサーチは十分に行い、自社のビジネスにマッチした優良な業者に依頼するようにしましょう。
コラム記事のネタが切れたときは外注も検討してみよう
コラム記事のネタが切れたときは、ユーザーニーズやトレンドなどを確認して新しいトピックを探りましょう。とはいえ、コラム記事を使ったコンテンツマーケティングで成果を出すには、数ヵ月から半年単位の継続的な取り組みが必要です。自社での対応が難しい場合には、専門的な洞察を得るために、外注を検討してみるのも方法のひとつです。
外部のライターや専門家による多様な視点はコラムに新しいネタを盛り込み、ユーザーの興味を高める要因にもなります。コラム記事制作に際して「ネタ探しから執筆まで丸ごとサポートしてほしい」「数値分析も踏まえた上でテーマ選びから頼みたい」とお困りの方は、ぜひ一度コンテンツSEOの経験と実績豊富な弊社シンプリックの無料相談をご活用ください。弊社クライアントおよび弊社自身の成功事例をもとに、お客様が今取り組むべきことをお伝えし、弊社がどのような支援をできるかご説明させていただきます。