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画像を活用したSEO対策でアクセスを増やす方法9選

ユーザーにとって情報が理解しやすいWebコンテンツを作るには、画像の使用が欠かせません。テキストに加えて視覚的な要素もあるコンテンツはGoogleからの評価も受けやすくなり、検索結果の上位に表示されるチャンスも増える傾向にあります。

しかし、Webサイトに載せた画像を使ってトラフィック(記事への流入)を引き寄せるためには、やみくもに画像を載せればいいわけではありません。

そこで本記事では、画像SEOの重要性やメリット、Googleに画像を認識させてアクセスを増やすための適切な画像SEO対策の方法などについて、詳しく解説していきます。

また「そもそもSEOについてあまり理解できていない」という方は、以下の記事も併せてお読みください。

【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

画像の最適化は、SEOの中で「内部SEO」に該当します。以下の記事で網羅的に内部SEOについて解説しているため、こちらも興味があればぜひお読みください。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

画像SEOとは

画像SEOとは、Webサイトに掲載する画像を最適化することによって、検索エンジンの可視性(検索結果の中での目につきやすさ)を向上させる戦略のことです。

画像SEOはWebサイトのトラフィック増加と、ユーザーエクスペリエンスの向上に役立ちます。適切な方法を用いれば、検索結果のランキングを上げることも可能です。

画像SEOの重要性とメリット

画像SEOによって最適化された画像は、Webサイトのトラフィックだけでなくコンバージョンにもポジティブな影響を与えます

Googleの検索画面には画像専用の検索窓が用意されていて、実際に画像検索を行うユーザーも増えています。また、通常検索を行った際にも「画像」を選択すればキーワードに関連した画像が表示されますので、画像SEOの重要性は非常に高いと言えます。

▼画像検索用の検索窓

search-window

▼検索結果で「画像」タブを選択した結果

search-results

一般的なSEO対策と合わせて画像SEOを実施すれば、Webサイトへの導線を複数確保できます。画像検索結果からのトラフィックが増加すれば、新規ユーザー獲得やブランドの知名度向上にも役立つでしょう。また、画像SEOは、競合他社よりも検索結果で上位に表示される可能性も高めます。

ただし、単に記事の中に画像を載せるだけでは検索結果に表示されません。画像を表示させるためには、適切な画像SEO対策が必要です。

画像SEOでアクセスを増やす方法9つ

画像SEOでアクセスを増やす方法は、次の9つです。

  1. 本文と関連性をもたせる
  2. ALT属性を設定する
  3. 画像の内容がわかるファイル名にする
  4. Google推奨の画像形式を使う
  5. 画像を圧縮する
  6. モバイルフレンドリーに対応させる
  7. 高画質な画像を使う
  8. 画像サイトマップを作成する
  9. 構造化データでマークアップする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.本文と関連性をもたせる

Webサイトに載せる画像は本文との関連性が明確である必要があります

テキストだけでなくイメージ画像や図解が載っているWebサイトのほうがユーザーに「わかりやすそうなコンテンツである」という印象を与えます。しかし、関連のない画像はユーザーの理解度と満足度を下げる要因になります。連動してGoogleの評価も下がる可能性があるので、本文と無関係な画像の使用や、関係のない位置に画像を貼るのは避けましょう。

2.ALT属性を設定する

alt属性とは、画像が表示されないときに表示される代替テキストです。alt属性で画像の内容を正確に説明すれば、画像が読み込まれないような状況でもユーザーに内容を伝えられます。

例:赤いりんごの画像のalt属性
alt=”赤いりんご”

alt属性は簡潔でわかりやすくする必要があります。過度に詳細な説明やキーワードの詰め込みは不要ですので注意しましょう。

3.画像の内容がわかるファイル名にする

検索エンジンのクローラーは、画像のファイル名を参考にして画像の内容を理解しています。そのため、関連するキーワードや説明的なテキストをファイル名に含めれば、クローラーが画像とコンテンツの関連性をより正確に判断できるようになります

例:赤いりんごの画像のファイル名
red-apple.jpg
red-apple-fruit.jpg
 など

ファイル名にキーワードが含まれていると、画像検索結果で表示される可能性も高まります。

4.Google推奨の画像形式を使う

Webサイトの画像は、Google推奨の形式を使いましょう。Googleが推奨する画像形式はクローラーに最適化されており、ページの読み込み速度向上にも役立ちます

Google推奨の画像形式は次のとおりです。

WebP形式

Googleは、WebP(ウェッピー)形式を強く推奨しています。主要なブラウザでもサポートされているため、今後は主流となっていく可能性もあります。WebPは高品質でありながらファイルサイズが小さく、Webページの読み込み速度の向上にもつながります。

「今回初めてWebPファイルを知った」という方は、AdobeのWebサイトでも詳しく解説されていますので参考にすると良いでしょう(WebPファイルについて | Adobe)。

JPEG形式

Webでの画像表示に広く使用されている形式です。高圧縮率と高品質が特徴で、多くのブラウザでサポートされています。

PNG形式

PNGは透明な背景や線画画像の表示に適した形式です。Webコンテンツで広く使用されている形式ですが、ファイルサイズが大きいために最適化する必要があります。

5.画像を圧縮する

画像を圧縮するとファイルサイズが小さくなるため、Webページの読み込み速度が向上します。読み込みが速いWebページはユーザーエクスペリエンスが向上し、検索結果のランキングにもプラスの影響を与えるので積極的に画像の圧縮を行いましょう。

表示速度の遅いページは、ユーザーの離脱率を高めます。特にモバイルユーザーはすぐに他のサイトへ移る傾向が強いため、スムーズな表示は必須です。

6.モバイルフレンドリーに対応させる

コンテンツ内の画像がモバイルデバイスで適切に表示されることも大切です。高画質な画像はユーザーに好印象を与えますし、鮮明でクリアな画像はWebページのイメージアップにもつながり、ユーザーの興味を引きやすくなります。

しかし、パソコンでは見やすい画像が、モバイルデバイスでは見づらいこともあります。図解の中にある文字が小さくなりすぎて読めない場合も考えられますので、必ずチェックしておきましょう。

8.画像サイトマップを作成する

画像サイトマップを作成すると、検出が困難な画像もGoogleが認識できるようになります

下記の例は「https://example.com/sample1.html」に 2 枚の画像、「https://example.com/sample2.html」に1 枚の画像が含まれていることを示しています。

sitemap
出典:Google検索セントラル「画像サイトマップ」

画像サイトマップを作成すれば、ページごとに最大1000件のリストを作成してGoogleに伝えることが可能です。

9.構造化データでマークアップする

画像の内容や関連情報を構造化データでマークアップすると、Googleとユーザーに「これがどんなコンテンツに関する画像なのか」を伝えられます

これによって検索結果の画像の左下に「動画」「レシピ」「イラスト」といった画像の種類を表すバッジを表示させることができます。

search-results-with-badge

Androidとモバイル用の Google アプリでは、検索結果に対して関連バッジを使ってフィルターをかけることもできます。

▼「カップケーキ」の検索結果に「商品」タグと「色(赤)」でフィルターをかけた場合の表示

search-results-with-filter

画像検索の結果に対し、さらにもう一段階知りたい情報の絞り込みができるため、ユーザーが次のステップや詳細な情報を入手しやすくなります

構造化データでマークアップされた画像は、画像検索結果のリッチリザルトにも表示されます。ユーザーに対して情報を視覚的に伝えることができ、クリック率の向上にもつながるので必ず対応しておきましょう。

構造化データについては、以下の記事で詳しく解説しています。

構造化データとは? SEOとの関係性や表示の変化・種類・メリットや便利なツールを紹介

画像SEOの注意点

画像SEOでは、次のような点に注意する必要があります。

  • オリジナルの画像を使う
  • 画像は本文の補助として使う
  • モニタリングと定期的な改善も行う

それぞれ詳しく見ていきましょう。

オリジナルの画像を使う

Webサイトの画像は、ぜひオリジナルのものを使用しましょう。フリー素材をダウンロードできるサービスも多いですが、フリー素材を使う場合は他のWebサイトと画像が重複してしまうケースも出てきてしまいます。

Webサイトに掲載する画像は、ブランドやサービスのオリジナリティやスタイルを表現するものでもあります。オリジナル画像を用意すれば、他のWebサイトとの重複を避け、自社コンテンツの独自性を維持するのに役立ちますので、積極的・戦略的に活用するのが良いでしょう。

また当然、無断引用・盗用は論外です。著作権侵害は訴訟に発展する恐れがあるので絶対に避けましょう。

画像は本文の補助として使う

画像は本文の内容を視覚的に補完し、読者がコンテンツを理解しやすくするために使いましょう。複雑なトピックやプロセスを説明する際には、イメージ画像や図解が重要な役割を果たしてくれますので、ユーザーの理解度や満足度を高められます。

一方で、本文と関連性の低い不必要な画像はユーザーにとって時間の無駄となり、満足度を下げてしまいます。「画像ありき」で記事を作成するのはNGです。テキストとの関連性や記事全体でのバランスを考えて画像を活用しましょう。

モニタリングと定期的な改善も行う

画像SEOを最大限に活用するためにも、定期的なモニタリングと改善は欠かさないようにしましょう。Googleのアルゴリズムは定期的に変更されます。アルゴリズムが変わるということはコンテンツの評価軸が変わるということですので、ランキングの順位や画像検索の結果が大きく変わってしまうケースも少なくありません。

競合他社も画像SEOを活用して検索結果のランキングを向上させようとしているはずですので、オンラインでの競争力の維持と向上のために、モニタリングを通じて競合他社の戦略状況を把握することが重要です。

また、自社サイトの画像検索からのトラフィックは「Google Search Console」で調べられますので、定期的に確認し、SEO施策の見直しや改善に活かしましょう。手順は下記のとおりです。

step1.「検索パフォーマンス→検索結果」を選択する

Google-Search-Console

step2.検索タイプから「画像」を選択する

Google-Search-Console-howto

検索トレンドや競争状況に合わせて、画像のalt属性やファイル名などのキーワードも最適化しましょう。

適切な画像SEO対策を実施してアクセスアップにつなげよう

Webサイト成功のためには、適切な画像SEO戦略は不可欠です。ファイル名とalt属性にキーワードを設定し、高品質かつ適切なサイズの画像を使用してユーザーの満足度とGoogleの評価を高めましょう。定期的なモニタリングと改善も重要です。

画像SEOは、Webサイトの可視性を向上させてアクセスを増やす重要な施策と言えます。ユーザーの要求に応えられるような魅力的で質の高い画像を用意して、Webサイトの価値を高めましょう。

「画像SEOの仕組みは理解できたが実践するリソースがない」「より高い効果が狙えるオリジナル画像についてアドバイスが欲しい」といった方は、ぜひ一度弊社シンプリックの無料相談をご活用ください。弊社クライアントおよび弊社自身の成功事例をもとに、お客様が今取り組むべきことをお伝えし、弊社がどのような支援をできるかご説明させていただきます。

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