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SEOに適したタイトルの文字数は?AIを活用した付け方も解説

SEOにおいて記事を作成する際、「タイトルをどう付けるか」は非常に重要です。付けた記事のタイトルはそのまま検索結果画面に表示されるため、適したタイトルを付けることで記事に多くのアクセスを集められるかもしれません。

しかしタイトルの重要性をしっかり理解できていなかったり、SEOに適したタイトルの付け方がわかっていなかったりして、適当にタイトルを付けてしまい期待した効果を得られていない方は多いです。

本記事では文字数をはじめ、SEOに適したタイトルの付け方を解説しているため、ぜひ今後チェックリストとしてご活用ください。また昨今流行りの「AI」を活用したタイトル付けの方法も解説しています。本記事の内容を理解することでSEOの成功確率を上げられるでしょう。

「そもそもSEOについてあまり理解できていない」という方は、以下の記事も併せてお読みください。

【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

また適切なタイトルを付けて狙ったキーワードでページを上位表示させることは、SEOの中で「内部SEO」に該当する施策です。以下の記事で網羅的に内部SEOについて解説しているため、こちらも興味があればぜひお読みください。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

SEOに適したタイトルの文字数


SEOに適したタイトルの文字数は、SEO初心者が特に気になるポイントの一つです。ずばり、タイトルは「30文字程度」に収めましょう。

タイトルを30文字程度に収めるべき理由は、以下の3点です。

  • パソコンでもスマホでも、検索結果にタイトルを全て表示させられる
  • 検索ユーザーがパッと一目見て、記事の内容を推測できる
  • 端的かつ簡潔に記事の内容を伝えるのに、ちょうどいい文字数である

この中で特に重要なのは、「パソコンでもスマホでも、検索結果にタイトルを全て表示させられる」です。GoogleやYahoo!などの検索エンジンでは、タイトルの文字数が長いと以下のように後半部分が省略されます。

【Google】


【Yahoo!】


タイトルが長いからといって、直接的に検索順位にマイナス効果が働くわけではありません。しかしタイトルの後半部分に、記事内容について伝えるべき情報が入っていた場合、検索結果画面上でその情報を伝えられません。その結果、検索結果に表示されてもあまりクリックされず、記事へのアクセス数が減る可能性があります。

パソコンの検索結果画面に表示されるタイトルの文字数は、28〜32文字程度です。一方、スマホだとブラウザによって異なりますが、最大40文字程度まで表示されます。スマホの検索ユーザーは年々増えていますが、パソコンから検索する人も当然ながら多いため、パソコンでもスマホでも全て表示されるように「30文字程度」とするのが良いです。

しかし「文字数を30文字程度に収めるべき」というのはあくまで推奨であり、場合によっては40〜50文字程度になってしまうこともあるかと思いますが、全然問題ありません。ただしその場合、検索結果画面でタイトルの後半部分が省略されることを前提に、重要なキーワードや特に伝えたいことを最初の30文字以内に入れる必要があります。

例えば「新宿区でコンセント付きのカフェを知りたい!」と思い「新宿 カフェ コンセントあり」というキーワードで検索したとします。すると検索結果に「【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!勉強/仕事/ノマドで長居しやすい場所」というタイトルの記事が表示されましたが、以下のようにタイトルの後半部分が省略されていました。


しかしタイトルの前半部分に「【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!」という、「新宿区でコンセント付きのカフェを知りたい!」という検索意図を満たす情報が記載されています。そのため、このタイトルは41文字と少し長いですが、決して間違ったタイトルの付け方ということはありません。

仮にこれが「勉強/仕事/ノマドで長居しやすい場所【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!」というタイトルだったらどうでしょうか。検索結果画面では、以下のように表示されます。


タイトルの後半部分が省略されていますが、これだと検索ユーザーは「新宿区でコンセント付きのカフェを知りたい!」という検索意図を、この記事を読むことで満たせそうかパッと見わかりません。

●OK:【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!勉強/仕事/ノマドで長居しやすい場所
●NG:勉強/仕事/ノマドで長居しやすい場所【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!

タイトルの文字数が長くなってしまう場合でも、前半部分に重要な情報を載せないといけない」と理解しておきましょう。

またタイトルの文字数を30文字程度とコンパクトにすることで、検索ユーザーが検索結果画面でパッと一目見て、「おそらくこのような情報が載っている記事なのだろう」と記事の内容を推測できます。

ちなみに本記事のタイトルも、以下のように30文字としています。

SEOに適したタイトルの文字数は?AIを活用した付け方も解説

SEOでタイトルが重要な理由


本記事のタイトルは「SEOに適したタイトルの文字数は?AIを活用した付け方も解説」です。このタイトルを見て記事を開き、ここまで読み進めているということは、間違いなく「SEOで成果を出すためには、しっかりタイトルを付けないといけない」ということをわかっているでしょう。

それでは具体的に、SEOでタイトルが重要な理由を説明できるでしょうか。もしできないのであれば、タイトルが重要な理由は以下2点であると理解しましょう。

  • 検索順位の上昇
  • クリック率の上昇

それぞれについて、順に解説します。

検索順位の上昇

SEOに適したタイトルを付けることで、検索順位の上昇が期待できます。SEOの主目的は「ある検索キーワードで記事を上位表示させて、サイトにアクセスを集めること」ですから、検索順位を上げられることは当然ながら大きなメリットです。

SEOに適したタイトルを付けることで検索順位の上昇が期待できる理由は、以下の3点です。

  • 上位表示させたいキーワードをタイトルに含めることで、検索エンジンにキーワードと記事の関連性を示せるから
  • 記事の内容を簡潔に表したタイトルを付けることで、検索ユーザーの検索意図を満たせる記事であることを検索エンジンに示せるから
  • 検索結果画面に表示された際のクリック率が上がり、上位表示させたいキーワードで検索したユーザーが記事に興味を持ってくれたことを「実際に」検索エンジンに示せるから

この中で特に重要なのは、「上位表示させたいキーワードをタイトルに含めることで、検索エンジンにキーワードと記事の関連性を示せるから」です。

SEOでは通常、記事作成の前に「どのキーワードで検索された際に記事を上位表示させるか」を決めます。この上位表示を目指すキーワードをタイトルに含めることで、検索エンジンにキーワードと記事の関連性を示せて、実際にそのキーワードで検索された際に記事が上位表示されやすくなります。

また記事の内容を簡潔に表したタイトルを付けることでも、キーワードと記事の関連性を示せます。例えば先ほど「新宿 カフェ コンセントあり」というキーワードで検索した際に表示される「【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!勉強/仕事/ノマドで長居しやすい場所」というタイトルの記事を紹介しました。

しかしお分かりの通り、このタイトルには「新宿 カフェ コンセントあり」というキーワードが含まれていません。それなのに上位表示されている理由は、「【新宿】電源&Wi-Fiが使えるカフェ20選!」というタイトルの文言から、「新宿 カフェ コンセントあり」というキーワードで検索するユーザーの検索意図を満たせる記事であると、検索エンジンが推測してくれているるからです。

タイトル以外にも記事の内容や、記事を検索ユーザーがどれくらい読み込んだかなど「ユーザー行動のデータ」も検索順位に影響しますが、さすがにタイトルが「北海道の飲食店を紹介!」だったら「新宿 カフェ コンセントあり」のキーワードで検索して上位表示されることはないでしょう。

上位表示させたいキーワードで記事を上位表示させるためにも、後ほど紹介する「【チェックリスト】SEOに適したタイトルの付け方」を参考に、SEOに適したタイトルを付けましょう。

クリック率の上昇

またSEOに適したタイトルを付けることで、クリック率の上昇が期待できます。なぜなら、検索結果として表示されるのは記事の「タイトル」と「説明文(ディスクリプション)」であり、検索ユーザーは特にタイトルを見て「自分の求めている情報がこのページに載っているか」を判断するからです。


例えば「オーブントースター 安い おすすめ」というキーワードで検索する人は、「安いオーブントースターで良いものを知りたい」という検索意図を持っているでしょう。この検索意図に合致したタイトルを付ければ、検索結果画面に表示された際、多くの方に記事のリンクをクリックしてもらえるはずです。

seoClarityという会社の調査結果によると、日本でGoogleの検索結果において検索順位1位を獲得すると、検索結果画面に表示された回数のうち平均して「13.94%」の人が記事のリンクをクリックするそうです。しかし2位になると「7.52%」、3位だと「4.68%」、10位だと「1.32%」までクリック率が落ちます。

検索順位クリック率
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
5位2.98%
6位2.42%
7位2.06%
8位1.78%
9位1.46%
10位1.32%
参照:seoClarity「CTR Research Study」

あくまでこのクリック率はあらゆる検索キーワードにおける平均値であり、キーワードによってはクリック率が50%以上になることもあります。例えば少し極端な例ですが、「amazon」と検索する人のほとんどはAmazonの通販サイトに行きたいと思っているため、検索結果の一番上に表示されるAmazonサイトページのクリック率はかなり高いでしょう。

このクリック率ですが、検索意図に合致したタイトルを付けることで大幅にクリック率を上げられる可能性があります。そしてキーワードにもよりますが、クリック率が少し上がるだけでもアクセス数を大幅に増やせるかもしれません。

例えば月間100,000回検索されるキーワードがあるとします。このキーワードで検索順位1位を獲得できた場合のクリック率が「3.0%」の場合と「20.0%」の場合で、それぞれ記事のアクセス数は以下となります。

100,000回(月間検索数)× 0.03(クリック率3.0%)= 3,000件(アクセス数)
100,000回(月間検索数)× 0.20(クリック率20.0%)= 20,000件(アクセス数)

クリック率が変わると、アクセス数にこれだけ大きな差が生まれます。上記例の場合、クリック率が1.0%変わるだけでアクセス数が「1,000件」変わるため、このことからも「SEOに適したタイトルを付けないと、アクセス数において大きな機会損失を被る」ことが理解できるでしょう。

【チェックリスト】SEOに適したタイトルの付け方

本パートで紹介する「SEOに適したタイトルの付け方」に沿ってタイトル付けをすることで、上位表示を目指すキーワードでの検索順位上昇、ならびにクリック率の上昇を期待できます。

ポイントを7点紹介しますので、タイトル付けの際にぜひチェックリストとしてご活用ください。

また弊社シンプリックでは現在、タイトル付けなどSEO記事の質を高めるために重要で取り組むべきことなどについて、集客を成功させたいWeb担当者様向けに「SEOの無料相談」を実施中です。プロのSEOコンサルタントが「成果の出るSEO記事の作り方」や「SEOで成果を出すためのポイント」を伝授しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

文字数を30文字程度に収める

先ほど「SEOに適したタイトルの文字数」のパートでもお伝えした通り、タイトルの文字数は30文字程度に収めましょう。改めて、タイトルを30文字程度に収めるべき理由は以下の3点です。

  • パソコンでもスマホでも、検索結果にタイトルを全て表示させられる
  • 検索ユーザーがパッと一目見て、記事の内容を推測できる
  • 端的かつ簡潔に記事の内容を伝えるのに、ちょうどいい文字数である

上位表示を目指すキーワードを先頭付近に配置する

記事作成の前に選定した上位表示を目指すキーワードを、「必ず」タイトルの先頭付近に配置しましょう。例えば本記事は「SEO タイトル 文字数」というキーワードでの上位表示を目指して作成していますが、以下のようにタイトルの先頭付近にキーワードを配置しています。

SEOに適したタイトル文字数は?AIを活用した付け方も解説

これにより検索エンジンにキーワードと記事の関連性を示せるため、上位表示を目指すキーワードで検索された際に記事が上位表示される確率を上げられます。

キーワードを先頭付近に配置するべき理由は、検索結果画面に表示された際のクリック率を上げるためです。記事のタイトルは左から右に読まれるため、左側にキーワードを配置することで「自分の求めている情報が載ってそう!」と思ってもらいやすくなります。

検索意図に合致したタイトルにする

あるキーワードで検索するユーザーには、必ず何かしらの検索意図が存在します。検索意図とは「そのキーワードで検索した理由」であり、検索ニーズとも言い換えられます。そして検索意図に合致したタイトルを付けることで、検索順位とクリック率の上昇が期待できます。

例えば本記事が上位表示を目指している「SEO タイトル 文字数」について、検索意図として「SEOで記事を作成するにあたり、タイトルの文字数の目安が知りたい」というものが考えられます。そのためタイトルを「SEOに適したタイトルの文字数は?AIを活用した付け方も解説」とすることで、検索ユーザーに検索意図を満たせそうだと思ってもらえます。

記事の内容をイメージできるようにする

タイトルは必ず、記事の内容をイメージできるものにしましょう。記事の内容がイメージできないタイトルを付けてしまうと、どれだけ検索ユーザーの検索意図を満たす素晴らしい内容の記事だったとしても、検索結果画面でクリックしてもらえません。

例えば「株式投資 初心者 勉強」というキーワードで検索すると、「株式投資の勉強の仕方は?初心者にも分かりやすく解説」というタイトルの記事がヒットします。


これは記事のタイトルがシンプルでわかりやすく、「初心者向けに株式投資の勉強の仕方を解説してくれている記事なんだな」と検索ユーザーにすぐ理解してもらえます。

また記事の内容と異なるタイトルを付けることは、絶対にNGです。このようなタイトルを「釣りタイトル」といい、ニュースサイトの記事などで見ることが多いです。検索ユーザーの興味を引いてクリック率を上げるために釣りタイトルを付けて、ページを開いた人を不快にさせるような記事が、万が一上位表示されることがあったとしても、中長期的に上位表示され続けることは絶対にありません。

メリットを感じられるようにする

クリック率を上げるために、検索ユーザーが記事を読むことでメリットを感じられそうなタイトルを付けるようにしましょう。「この記事を読むことで、知りたいことを知れそう!悩みを解決できそう!」などと思われるようなタイトルを付けることで、検索ユーザーは記事ページを前のめりになって開いてくれます。

そして前のめりになって記事ページを開いてくれた検索ユーザーは、多くの場合しっかり記事を読み込んでくれるでしょう。良いタイトルにはただアクセスを集めるだけでなく、前のめりになって記事を熟読させる効果もあります。

例えばプログラミングの勉強方法を教える記事を作成する場合、タイトルを「プログラミングの勉強方法を徹底解説します!」など記事の内容をそのまま伝えるだけよりも、「エンジニア転職を実現できる!プログラミングの勉強方法を徹底解説」など、より直接的にメリットを感じられるタイトルとしたほうがいいでしょう。

数字を含める


タイトルに数字を含めることで、検索ユーザーの興味をより引き付けられる可能性があります。タイトルに数字を含めるとは、例えば以下のようなことです。

●Before:東京都内でおすすめのパーソナルジムを紹介!
●After:東京都内でおすすめのパーソナルジム10選!

特にあるテーマのもと、情報を一覧紹介するような記事の場合はタイトルに積極的に数字を含めましょう。例えば「東京 パーソナルジム おすすめ」というキーワードで検索すると、検索結果として以下の記事が上位10件に表示されました。

順位記事タイトル
1位東京のパーソナルジムおすすめ16選【2023年版】安さを中心に徹底比較
2位東京のパーソナルトレーニングジムおすすめ17選【2023最新比較】
3位【2023年最新】 東京でおすすめのパーソナルジム24選!
4位【2023年最新】東京都内のおすすめ人気パーソナルジムランキング18選
5位東京都内のパーソナルジム27選 女性におすすめ・安い・人気・初心者特集
6位【2023年最新】東京のパーソナルジムおすすめ14選!
7位東京のパーソナルジムおすすめ人気ランキング17選を比較!効果が高い女性用や入会金無料のジムもご紹介
8位東京都内でダイエットするなら! おすすめパーソナルトレーニングジム17選
9位【安い&コスパ最高】東京都内のおすすめパーソナルジム11個をランキング!
10位東京都スポーツジム・フィットネスクラブサロン 口コミランキングTOP10

「東京 パーソナルジム おすすめ」というキーワードで検索するユーザーは、「東京都内で良いパーソナルジム を知りたい」という検索意図を持っているでしょう。複数のパーソナルジムを紹介する記事を作成することで検索意図を満たせると判断し、全てのページにおいて一覧形式で情報が伝えられています。

他にも、例えば「クレジットカード おすすめ」というキーワードで検索すると、上位10件の検索結果は以下となりました。

順位記事タイトル
1位クレジットカードの人気おすすめランキング【2023最新】38枚を徹底比較
2位「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2023年の最優秀カード”を詳しく解説!
3位クレジットカードおすすめランキング【2023最新】人気クレカを徹底比較
4位クレジットカードおすすめ人気ランキング👑317枚の中から32枚を厳選&比較【2023年5月】
5位クレジットカードのおすすめ人気ランキング40選【徹底比較2023年】
6位クレジットカード 人気ランキング 専門家おすすめ情報を掲載【2023年5月】
7位クレジットカードおすすめランキング|人気クレカ39枚を徹底比較
8位クレジットカードおすすめ比較ランキング40選!高還元率や年会費無料などタイプ別におすすめを紹介
9位クレジットカードおすすめ人気ランキング【2023年最新】35枚のクレカを徹底比較
10位クレジットカードおすすめランキング!初心者向けの選び方や人気のクレカ24枚をご紹介

こちらも全ての検索結果において、ページのタイトルに数字が含まれています。これは決して偶然ではありません。検索ユーザーの興味を引き付けて多くの方からクリックしてもらえるように、タイトルには積極的に数字を含めましょう。

記号を使って読みやすくする

タイトルの読みやすさを上げる方法として、記号の活用があります。本記事のタイトルでも、実は記号が使われています。

SEOに適したタイトルの文字数はAIを活用した付け方も解説

「?」が使われていますね。このタイトルでは、「SEOに適したタイトルの文字数」と「AIを活用した付け方」の2つの情報を伝えています。仮にこの2つの情報を伝えるために、以下のタイトルだったらどうでしょうか。

SEOに適したタイトルの文字数とAIを活用した付け方を解説

もしかしたら人によって感じ方が異なるかもしれませんが、記号を使わずに2つの情報をつなげることで少し読みづらくなったのではないでしょうか。

タイトルに記号を使うことで、以下2つの効果を得られます。

  • 情報を区切る
  • 情報を目立たせる

「情報を区切る」については、先ほどお伝えした通りです。「情報を目立たせる」について理解するために、以下2つのタイトルをご覧ください。

●A:2023年最新版 株式投資の勉強方法を徹底解説
●B:【2023年最新版】株式投資の勉強方法を徹底解説

タイトルに「〇〇年最新版」と付けることで情報の最新性をアピールでき、最新情報であると信頼して記事を読んでもらえる効果があるため、多くの記事タイトルで使われています。この「〇〇年最新版」について、「A」のタイトルのように何も記号をつけないと、少し読みづらいですよね。

そこで「B」のタイトルでは【2023年最新版】としています。これにより読みやすさを上げられるだけでなく、「2023年最新版の記事ですよ!」とアピールしたい情報を目立たせられています。

このように、記号を使うことでタイトルの読みやすさを上げたり、検索ユーザーの注意を引きやすくなるため、記号の活用は効果的です。以下、記事のタイトルでよく使われる記号の一覧です。

記号活用例
SEOに適したタイトルの文字数は?AIを活用した付け方も解説
【】【2023年最新版】株式投資の勉強方法を徹底解説
「」SEO対策の方法を「8ステップ」で丁寧に解説!
北海道で家族旅行するなら必見!おすすめの観光スポット23選
クレジットカードおすすめランキング|人気クレカ39枚を徹底比較

タイトル付けには「AI」を活用するのがおすすめ!


狙ったキーワードで検索上位表示を獲得し、高いクリック率を実現して記事に多くのアクセスを集めるのに適したタイトルを付けるのは、なかなか難しいものです。なんとなく適当にタイトルを付けてしまうと、それが原因で検索上位表示されなかったり、上位表示されたとしてもクリック率が低くなったりする可能性があるため、よく考えてタイトルを付ける必要があります。

タイトルに限らず、アイデア出しでは「まず数をたくさん出してから、絞り込む」が基本です。本記事のタイトルを付ける際にも、いくつかのタイトル案を出してから絞り込み、最終的に「これだ!」と思えるものを選定しています。

そんなタイトルのアイデア出しですが、自分の頭の中だけだとあまり思いつかないかもしれません。そこでおすすめなのが、昨今流行りの「AI」の活用です。AI(人工知能)とは人間の思考プロセスと同じように動作するプログラムであり、AIを活用することでたくさんの案を出せます。

ここでは、AIを活用してタイトル案を複数出す方法として、「ラッコキーワード」というツールを活用した方法を紹介します。

このツールはSEOに取り組む多くの方が活用しており、SEOに役立つさまざまな機能が搭載されています。その中の一つに「AIによる提案」という機能があるため、紹介します。

まずラッコキーワードのサイトにアクセスし、上位表示を目指すキーワードを入力しましょう。ここでは本記事の対策キーワードである「seo タイトル 文字数」を入力します。

入力したら、入力欄の横にある選択欄から「記事タイトルの提案(AI)」を選択して検索しましょう。


すると以下のような画面が表示されます。「記事タイトルの提案」というエリアを見ると、検索したキーワードの検索意図をシステムが自動で推測し、検索意図を満たすのに適したタイトル案を自動で提案してくれます。


今回は、以下5つのタイトル案が提案されました。

SEO対策に有効なタイトル文字数は30文字程度!
Googleはtitleタグの文字数制限を設けないって本当?
【SEO】タイトルタグの設定方法と文字数の注意点
タイトルは29文字が目安!SEOに最適なタイトルの作り方とは?
【2023年版】SEO効果抜群のタイトル文字数と書き方はこれだ!

ちなみに本記事のタイトルは、以下です。

SEOに適したタイトルの文字数は?AIを活用した付け方も解説

検索キーワードから「SEOに適したタイトルの文字数が知りたい!」という検索意図があると推測してこのタイトルを付けましたが、提案されたタイトル案も検索意図を満たすのに良さそうなものばかりです。

ちなみに無料プランでは5件のタイトル案しか提案されませんが、有料プランに登録すると最大20件のタイトル案を閲覧でき、またタイトル案を何度も再生成できます。

しかし、このAIからの提案をそのままタイトル案として使うのは避けましょう。AIの精度は完璧ではなく、誤情報が含めていることがありますし、提案されたタイトル案が検索キーワードに対して本当に適したタイトルであるかはよく考えないといけません。

例えば今回AIから提案されたタイトル案の中に「タイトルは29文字が目安!SEOに最適なタイトルの作り方とは?」というものがあります。「seo タイトル 文字数」のキーワードに対して一見良さそうなタイトル案ですが、このタイトルには例えば以下のような改善点があります。

  • 「タイトルは29文字が目安!」とあるが、その根拠がわからない
  • 「SEOに適したタイトルの文字数が知りたい」という検索意図に対して、タイトルで文字数の目安、つまり答えを提示しているため、検索ユーザーはそれで満足して記事のリンクをクリックしてくれないかもしれない
  • 「文字数」の単語が含まれていない
  • 「SEO」「タイトル」「文字数」の順番で、先頭付近に配置されていない

あくまでAIから提案されたタイトル案は参考程度とし、キーワードに対しての検索意図を元に、最終的にはしっかり考えてタイトルを付けましょう。

さらに「記事タイトルの提案」以外にも、タイトル付けに役立つAI機能が存在しますので紹介します。画面サイドバーに「関連する疑問の提案」というタブがあるため、クリックしましょう。


すると以下の画面が表示されます。「関連する疑問の提案」というエリアを見ると、検索した「seo タイトル 文字数」というキーワードについて、このキーワードで検索する人が持っているであろう疑問、つまり検索意図を5つ推測して提案してくれます。


今回は、以下5つの疑問が提案されました。

SEOに効果的なタイトルの文字数は何文字程度がベストなのか?
タイトルタグに入れられる文字数には制限があるのか?
検索結果に表示されるタイトルの文字数の上限は何文字程度か?
タイトルの文字数が多すぎるとSEOに悪影響があるのか?
スマホとPCで表示されるタイトルの文字数の違いはあるのか?

「seo タイトル 文字数」というキーワードで検索するユーザーにはどんな検索意図があるかを深く考えて記事の構成案を練り、執筆を行っている筆者からしても、かなり精度の高い疑問(検索意図)の提案であると断言できます。

これも先ほどの「記事タイトルの提案」機能と同じく、有料プランになれば20件まで閲覧できて、何度も再生成が可能です。

この他にもラッコキーワードにはタイトル付けに役立つ機能が豊富に用意されていますが、今回紹介した「記事タイトルの提案」と「関連する疑問の提案」を組み合わせて活用すれば、かなり精度高くタイトル案を洗い出せます。

SEOに適したタイトルの文字数は「30文字程度」

本記事では文字数をはじめ、SEOに適したタイトルの付け方や、昨今流行りの「AI」を活用したタイトル付けの方法を解説しました。

SEOに適したタイトルの文字数は「30文字程度」です。上位表示を目指すキーワードを先頭付近に配置し、記事の内容をイメージできる検索意図に合致したタイトルを付けることで、検索順位とクリック率の上昇が期待できます。

ぜひ今後記事作成を行う際は、「【チェックリスト】SEOに適したタイトルの付け方」で紹介した以下のポイントをチェックリストとしてご活用ください。

・文字数を30文字程度に収める
・上位表示を目指すキーワードを先頭付近に配置する
・検索意図に合致したタイトルにする
・記事の内容をイメージできるようにする
・メリットを感じられるようにする
・数字を含める
・記号を使って読みやすくする

検索順位とクリック率の上昇を目指して、検索意図を元に深く考えてタイトル案を洗い出し、最終的に一つのタイトルに決めるといった流れで入念にタイトル決めを行っている人は少ないです。しかしタイトルは間違いなくサイトのアクセス数に大きく影響する重要な要素であるため、本記事の内容を参考に入念にタイトル付けを行っていくべきです。

当然ながら、SEOの記事作成に重要なのはタイトル付けだけではありません。そもそも上位表示を目指すキーワードの選定を間違えると、どれだけ頑張って記事を作成しても上位表示を獲得できなかったり、また上位表示を獲得できたとしても記事にアクセスがほとんど入らなかったりします。

また執筆前には検索意図を十分満たす記事に仕上げられるよう構成案を作成する必要がありますし、SEOライティングの専門的なテクニックを施した執筆も必要です。質の高い記事を一つ作成するのには大きな時間と手間がかかりますが、これを自社内のメンバーだけで行い続けるのは難しいという会社がほとんどでしょう。

そのような場合は、「記事作成の外注」を活用するべきです。弊社シンプリックはSEOに強みを持っている編集プロダクションであり、キーワード選定から構成案の作成、また本記事で解説したタイトル付けや執筆にまで対応しています。15年以上の実績と、それに裏付けされた高い記事作成力により、お客様のビジネスの飛躍的な成長をSEOによりご支援いたします。

もしSEO記事作成の外注に少しでも興味があったり、本記事で解説した内容についてより詳しく知りたい場合は、ぜひ弊社シンプリックの無料相談をご活用ください。お客様の現在抱えている課題や今後取り組もうとしていることなどをヒアリングしたうえで、お客様が今取り組むべきことをお伝えし、弊社がどのような支援をできるかお伝えさせていただきます。

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