オウンドメディアのマネタイズ方法を紹介!手順と成功させるポイントを解説

オウンドメディアで継続的に質の高い記事を作成することで、見込み客を集め、自社の売上アップにつなげられます。

しかしオウンドメディアをこれから立ち上げようとしている、もしくは運用中のWeb担当者の多くが、以下のような悩みを抱えています。

「オウンドメディアを使ってマネタイズする方法が分からない」
「マネタイズに向けて、具体的にどのような手順で進めれば良いか分からない」

自社が運用しているオウンドメディアに合ったマネタイズ方法を選ばないと、期待した効果は得られません。またマネタイズ方法を選んだ後、正しい手順・方法で運用を進めることも大切です。

この記事ではオウンドメディアのマネタイズ方法や、成果を出すための手順・ポイントを解説します。

そもそも「オウンドメディアって何?」「マネタイズって何?」という方は、最初に定義を解説していますのでしっかり理解しておきましょう。

オウンドメディアのマネタイズについて

まずは「オウンドメディアのマネタイズとは何か」を理解しましょう。案外、多くの方が「オウンドメディア」と「マネタイズ」の言葉の意味を間違って解釈しています。

特に「オウンドメディア」については、「商業メディア」と混同している方が多いです。詳しく解説します。

オウンドメディアの定義

オウンドメディア(owend media)とは、「自社が保有しているメディア」のことです。今見ているこのサイトはまさに、株式会社シンプリックが保有・運用しているオウンドメディアです。

オウンドメディアの特徴は、以下の3点です。

  • 発信するのにお金がかからない(広告はお金がかかる)
  • Googleなどの検索エンジン経由で、多くの訪問者を集められる
  • 蓄えたコンテンツが資産となり、中長期的に集客し続けられる

広告と違い、オウンドメディアから情報を発信する際にはお金がかかりません。また役立つ情報・面白く興味を惹く情報などを発信することで、Googleなどの検索エンジンで検索結果の上のほうにサイトが表示され、多くの方に訪問してもらえます。

一度多くの訪問者を集めるオウンドメディアが構築できれば、中長期的に集客でき、オウンドメディア経由での商品販売・契約獲得などにつなげられます。

多くの場合、「ブログサイト」を指してオウンドメディアと呼びます。そのため、この記事でも「オウンドメディア = ブログサイト」の定義で解説します。

オウンドメディアと商業メディアの違い

ところで、「商業メディア」と呼ばれるものをご存知でしょうか。商業メディアとは、「メディア(サイト)単体での収益化を目的として運用されるメディア」のことです。広告を掲載し、多くの訪問者を集めて収益化することを目的とした「アフィリエイトサイト」などが商業メディアにあたります。

個人が収益化を目指して運用しているブログも、商業メディアです。しかし、あなたが見ているこのサイトは商業メディアではなくオウンドメディアです。なぜなら、サイト単体での収益化を目的としているわけではないからです。このサイトのブログは、発信する情報に興味を持ってくれた方からの問い合わせの獲得を目的に運用しています。

サイト内に広告を掲載し、広告をクリックしてくれた方の数に応じて収益が発生するというような「サイト単体での収益化」が目的ではないため、商業メディアではありません。

オウンドメディアと商業メディアの違いは、ここでしっかり理解しておきましょう。

オウンドメディア

商業メディア

目的

自社事業への貢献

メディア単体での収益化

主な収益化方法

自社商品の販売

広告収益

重要な指標

CV数


※種類は求める成果によって異なる


(問い合わせ数、資料請求数、商品販売数など)

PV数・UU数

以下の記事で「オウンドメディアとは何か」について2万文字以上にわたって詳しく解説しているため、興味があればぜひお読みください。

オウンドメディアとは?どこよりも分かりやすく解説します!

マネタイズの定義

マネタイズとは、一言でいうと「収益化」のことです。Web業界でよく使われる言葉であり、「収益化する、もしくは収益を生み出すための仕組みを作る」ことを意味します。

企業が運営するオウンドメディアでは、マネタイズが必要です。なぜなら企業の目的は利益を追求することであり、オウンドメディアは企業が利益を出すために運営するものだからです。

マネタイズで分かりやすいのが、アプリの課金です。多くのアプリは無料で利用できますが、一部の機能を有料にすることで一部のユーザーから課金しています。無料でアプリを提供し続けても利益が出ないため、企業が運営する無料アプリにはほぼ必ず課金のポイントが存在します。

つまり、オウンドメディアのマネタイズとは

それでは、ここまでの説明を整理して「オウンドメディアのマネタイズ」を一言で定義します。

オウンドメディアのマネタイズとは、「自社が保有している、単体での収益化を目的としていないメディアを利用し収益化すること」です。

例えば今あなたが見ているこの記事は、記事作成代行サービスを展開している株式会社シンプリックが読者に役立つ情報を提供し、「オウンドメディアで質の高い情報を発信していきたいので、プロに外注したい」という方からの問い合わせの獲得を目的に作成しています。

例えば以下のボタンをクリックして問い合わせを行い、弊社の記事作成代行サービスを活用してくれれば、弊社が「マネタイズに成功した」ということになります。またこの際に起こす、売上・利益につながるアクションのことを「コンバージョン」といいます。

このサイトには広告を貼っていませんが、中には広告を貼ってマネタイズしているオウンドメディアもあります。

オウンドメディアでマネタイズするためには、「コンバージョンの獲得」が欠かせません。どれだけサイトに流入を集めても、コンバージョンを獲得できなければ売上・利益にはつながりません。コンバージョンの獲得によるオウンドメディアのマネタイズに興味がある場合、弊社シンプリックのWebコンテンツ診断サービスがおすすめです。プロのWeb集客コンサルタントによる無料相談を受け付けておりますので、まずはぜひ資料をダウンロードしてサービス内容をご確認ください。

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オウンドメディアのマネタイズ方法

改めて、「オウンドメディア」と「商業メディア」は別物です。商業メディアの多くは他社商品の広告を掲載して、訪問者に広告をクリックしてもらう、もしくは広告クリック後に商品を購入してもらうことをマネタイズのメインとしています。しかしオウンドメディアは違います。

オウンドメディアでは「自社の事業から利益を上げるために、事業に貢献する成果を生み出す」ことをマネタイズのメインとするべきです。

ここでいう「成果」とは、自社商品の販売や資料請求、問い合わせ、会員登録、店舗予約などの自社事業に直接的、もしくは間接的に貢献するものです。

成果を生み出すためには、オウンドメディアに多くの訪問者を集める必要があります。多くの訪問者が集まれば、広告を掲載して直接的にマネタイズすることも考えられます。

それでは、オウンドメディアでメインとするべきマネタイズ方法を「事業貢献によるマネタイズ」と定義し、広告掲載等によるマネタイズ方法を「直接的なマネタイズ」と定義して、それぞれのマネタイズ方法をいくつか紹介します。

事業貢献によるマネタイズ

改めて、オウンドメディアでは「自社の事業から利益を上げるために、事業に貢献する成果を生み出す」ことをマネタイズのメインとするべきです。成果とは商品の販売や問い合わせ、資料請求などのことです。

ここでは、マネタイズのメインとするべき「事業貢献によるマネタイズ」について方法を4つ紹介します。

商品の販売

これはオウンドメディアで自社商品を案内し、商品購入ページなどから購入してもらう方法です。

オウンドメディアで情報発信を行い、自社商品に興味を持ってくれそうな方にたくさん訪問してもらえれば、訪問してくれた方の中から一部の方が自社商品を購入してくれるでしょう。

例えばダイエット器具の通販サイトを運営している企業が、オウンドメディアでダイエットに関するお役立ち情報、またダイエット器具を利用したおすすめのエクササイズ方法などをブログ記事で発信しているとします。

ブログ記事の読者は、オウンドメディアの運営元である企業が提供しているダイエット器具に興味を持ってくれる可能性が高いです。このような、自社商品に興味を持ってくれそうな方にたくさん訪問してもらえるよう、質の高い情報が書かれた記事の数を増やしていきます。

記事の中で「この記事で紹介したダイエット器具に興味がある方は、こちらをクリック!」などとボタンをクリックしてもらえるよう誘導し、遷移先の通販サイトに誘導して商品を購入してもらいます。

このように、自社商品に興味を持ってくれそうな方をオウンドメディアからの情報発信により集客し、商品購入ページに誘導するというのは多くのオウンドメディアが取り組んでいることです。

見込み客情報の獲得

オウンドメディア経由で見込み客の情報を獲得できれば、適切にコミュニケーションを取っていくことで商品販売につなげられます。

ここでいう「見込み客」とは、自社商品に興味を持ってくれる可能性が高い方のことです。オウンドメディアに訪問する方の多くは、Googleなどの検索エンジン経由で訪問してきます。Googleでキーワードを入力して検索し、検索結果にオウンドメディアのページがヒットしたら、ページのタイトルを見て訪問するかどうかを決めます。

検索エンジン経由でオウンドメディアに訪問してきたということは、その訪問者はオウンドメディアが提供する情報に興味があり、またそのような訪問者は自社商品にも興味を持ってくれる可能性が高いです。

訪問者(見込み客)の情報を獲得するためによく使われる方法が、メルマガ登録してもらうことです。見込み客が興味を持ちそうな情報を発信するメルマガであることを案内し、登録時に企業名や名前、メールアドレスなどを入力してもらうことで、メルマガ登録者の獲得と同時に見込み客情報の獲得ができます。

見込み客の情報の中で重要なのは、メールアドレスや電話番号などの「連絡先」です。連絡先が分かればこちらから情報を届けられるため、定期的にコミュニケーションを取って関係を構築し、適切なタイミングで自社商品の案内を行うなどして販売につなげられます。

問い合わせの獲得

企業が自社商品を販売するうえで、問い合わせの獲得は重要です。状況にもよりますが、問い合わせをしてくれた方は自社商品に興味を持っており、購入の一歩手前の状態である場合が多いです。

オウンドメディアで質の高い記事を継続的に公開して多くの訪問者を集め、その中の一部の方が自社商品に興味を持ち問い合わせをしてくれれば、そこから利益につなげられます。

例えば弊社はオウンドメディアの記事作成代行サービスを提供していますが、公開しているブログ記事を企業のWeb担当者が読んでくれて、弊社の記事作成代行サービスに興味を持ち問い合わせてくれることがあります。

オウンドメディアへの訪問者数が増えるほど、その分問い合わせの数も増えます。訪問者数を増やすために弊社は多くの記事を公開しており、Googleなどの検索エンジン経由で多くの方が記事を読んでくれるため、問い合わせを獲得できています。

※2023年1月30日現在、質の高い「82記事」を公開中

オウンドメディア経由で問い合わせを増やすための方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

【SEO対策に取り組もう!】問い合わせを増やすための原則と方法

ブランディング

オウンドメディアを通じて見込み客のニーズを満たす質の高い情報を提供し続ければ、見込み客からの信用を得られます。「質の高い情報を提供している、このオウンドメディア運営元の企業は、質の高い商品・サービスを提供しているに違いない」と思われ、それが商品購入につながります。

また多くの方に訪問してもらえるようになれば、企業や商品の認知度が上がり、結果的に商品の販売数が増加します。

直接的なマネタイズではないですが、このように「見込み客の商品購入の可能性を上げること」は、「間接的なマネタイズ」といえます。

直接的なマネタイズ

「事業貢献によるマネタイズ」ではオウンドメディアに多くの訪問者を集めて、商品購入ページに誘導して自社商品を購入してもらったり、見込み客情報を獲得して関係性を構築し、商品購入につなげるという方法がメインでした。

「事業貢献によるマネタイズ」は、オウンドメディアでマネタイズをするうえでメインとするべき方法です。しかしそれ以外にも、広告を掲載してオウンドメディアへのトラフィック(流入)を直接収益に変換する方法があります。オウンドメディアに多くのトラフィックが集まれば比較的簡単にマネタイズすることが可能です。

そのため、「事業貢献によるマネタイズ」を目指して多くのトラフィックが集まるオウンドメディアを構築し、そのトラフィックを「直接的なマネタイズ」により収益に転換する二刀使いを目指すのも良いでしょう。

この「直接的なマネタイズ」について方法を4つ紹介します。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、商品購入や資料請求などの「成果」が発生すると報酬が支払われる「成功報酬型広告」です。

サイトに他社商材を紹介するアフィリエイト広告を掲載し、訪問者がその広告をクリックした先のページで広告主の商品を購入したり、問い合わせや資料請求を行うと広告主からサイト運営元に報酬が支払われます。

訪問者が広告を見ただけ、もしくは広告をクリックしただけでは報酬が発生しません。

アフィリエイト広告は個人のブロガーや商業メディアに人気があり、「サイトに多くのトラフィックを集めること」と「広告に興味を持ってもらい、誘導すること」でマネタイズできます。サイトに掲載する広告によっては、一つの成果(商品購入や店舗予約など)で数千円〜数万円の報酬が発生します。

多くのトラフィックがあるオウンドメディアにアフィリエイト広告を掲載すれば、トラフィックを収益に変換することが可能です。アフィリエイト広告から成果を出すためには、オウンドメディアと相性の良い広告を掲載する必要があります。

例えば釣り具の販売企業が運営するオウンドメディアに健康食品の広告を掲載しても、訪問者は興味を持ってくれないでしょう。またオウンドメディアと相性の悪いアフィリエイト広告を掲載すると、逆ブランディングになる可能性もあります。そのため広告の選定は慎重に行いましょう。

アフィリエイトを始めるには、「ASP」と呼ばれるものに登録し、ASPからサイトに掲載する広告を選定する必要があります。代表的なASPには「A8.net」や「Amazonアソシエイト」などがあります。

【A8.net】

【Amazonアソシエイト】

記事広告

記事広告とは、企業や商品のPR記事を作成し、サイト内でPR記事を公開することで広告主から報酬をもらう形態の広告です。「タイアップ広告」とも呼ばれます。

記事の体裁で「読み物」としてPR記事を作成するのが特徴です。広告臭があまりせず、自然にオウンドメディアの訪問者にPR記事を読んでもらえて、広告主のブランディングや商品販売につなげられます。広告に対して嫌悪感を抱いている訪問者にも読んでもらえる可能性が高いです。

記事広告には通常、広告であることが分かるように「広告」や「sponsored」などの文字が付けられます。

例えばこちらは、ビジネスパーソン向けのWebメディア「新R25」の記事広告です。

(引用:https://r25.jp/article/1159759068912345094

オウンドメディアのターゲット読者に対して訴求力が強い記事広告を掲載すれば、多くの訪問者が記事を読んでくれます。その結果、より多くのマネタイズを実現できます。

インフィード広告

インフィード広告とは、サイトなどのコンテンツ(フィード)の中(イン)に表示される広告のことです。

以下は、Yahoo!のトップページに掲載されているインフィード広告です。

コンテンツとコンテンツの間に自然に表示される広告であり、サイトの訪問者にクリックしてもらいやすいのが特徴です。

例えばオウンドメディアの記事一覧ページで記事と記事の間にインフィード広告を設置すれば、その広告をクリックしてもらうことで報酬が発生します(クリック課金型)。これもアフィリエイト広告や記事広告と同様、オウンドメディアと相性が良い(訪問者に興味を持ってもらいやすい)商材を選定すること、またそもそもオウンドメディアに多くのトラフィックを集めることが重要です。

SSP

SSP(Supply-Side Platform)とはオウンドメディアに設置した広告枠に、訪問者が興味を持ってくれそうでかつ収益性が高い広告を自動で配信してくれるツールです。SSPを活用することで、オウンドメディアに集めたトラフィックを効率的に収益に変換できます。

アフィリエイト広告や記事広告では、サイトにどの広告を載せるかを運営者が決めなくてはいけません。オウンドメディアと相性の悪い広告を選んでしまった場合、トラフィックが多くてもマネタイズできない可能性が高いです。

しかしSSPを活用すれば、オウンドメディアと相性の良い広告が自動で表示されます。広告は訪問者ごとに別々の最適なものが表示されるため、クリックしてもらえる可能性が高くなります。1クリックごとに課金される「クリック課金型」が主流であり、オウンドメディアの運営者はトラフィックさえ多く集められればそれを比較的簡単に収益に変換できます。

「オウンドメディアにトラフィックが多く集まっているため広告掲載によりマネタイズしたいが、手間を最小限に抑えたい」という場合は、SSPを活用するのがおすすめです。

オウンドメディアのマネタイズ手順

オウンドメディアのマネタイズにどんな方法・手段があるかを理解できたところで、実際にマネタイズに取り組む際の手順を解説します。

オウンドメディアでは「事業貢献によるマネタイズ」をメインに取り組むべきであり、トラフィックが集まるようになったらアフィリエイト広告や記事広告などの「直接的なマネタイズ」にトライしてみても良いでしょう。広告収益によりオウンドメディアの運用にかかる費用などを補填できるかもしれません。

どんなマネタイズ方法に取り組むにせよ、オウンドメディアでのマネタイズを成功させるには共通の手順があります。この手順とは、「集客→教育→販売」です。この各手順について、詳しく解説します。

集客:訪問者を増やす

オウンドメディアでのマネタイズを成功させるためには、まず訪問者を増やす必要があります。どんなマネタイズ方法を選ぶ場合でも、まず多くの訪問者を集めなくてはいけません。

「オウンドメディアの訪問者を増やすために、何に取り組めば良いか分からない」

このような悩みを持っている方もいるでしょう。オウンドメディアの訪問者を増やすためには「質の高い記事を作成する」ことが重要です。以下の手順に沿って記事の本数を増やしていくべきです。

  1. 自社の商品を購入してくれる可能性が高い「見込み客」はどんな人かを考える
  2. 自社の商品や発信する情報により、満たせる見込み客のニーズを考える
  3. 見込み客がGoogleでどんなキーワードで検索を行うかを考える
  4. 検索キーワードにはどんな検索意図が含まれているかを考える
  5. 検索意図を満たす質の高い記事を継続的に作成する

まず、オウンドメディアに訪問してほしい「ターゲット」を選定しましょう。質の高い記事を作成するためには、「誰にとって質が高いのか」が決まっていないといけません。ターゲットとは、自社の商品を購入してくれる可能性が高い「見込み客」のことです。

ターゲットが決まったら、自社がオウンドメディアで発信する情報や、提供する商品により見込み客のどんなニーズ(欲求)が満たせるかを考えましょう。これを考えることで、「誰のどんなニーズを満たすために記事を作成するのか」が明確になります。

次に、ターゲットの見込み客がGoogleで検索するキーワードを考えましょう。多くの方が、何か調べ物をする際にGoogleを使います。検索するキーワードを考えて、どのキーワードで検索された際に自社オウンドメディアのページを上位表示させたいかを決めます。

そして、そのキーワードで検索する方はどんな検索意図を持っているかを考えましょう。検索意図とは、何かを知りたい、したい、解決したいというニーズのことです。例えば「ぎっくり腰 治し方」というキーワードで検索する方には、「ぎっくり腰で悩んでいるので、治したい。治し方が知りたい。」というニーズがあるでしょう。

検索意図の推測ができたら、その検索意図を満たすための質の高い記事を作成します。様々なキーワードにおいて質の高い記事を作成することで、Googleの検索結果でオウンドメディアの記事・ページが上位表示されやすくなり、結果として多くの訪問者を集められます。

オウンドメディアでマネタイズするためには、まず訪問者を増やさなくてはいけません。そのためには質の高い記事を継続的に作成することが重要です。オウンドメディアの運用者は、このことを常に心に留めておきましょう

教育:コンバージョンに近い見込み客を増やす

訪問者を増やすことができたら、次にその訪問者をコンバージョンさせる必要があります。コンバージョンとは「求める成果」のことであり、自社商品の購入や問い合わせ、資料請求、また広告収益を目指す場合は広告のクリックや広告経由での商品購入などが「求める成果」となります。

コンバージョンを獲得できないと、マネタイズはできません。そのため、訪問者の中でコンバージョンしてくれる方の割合(コンバージョン率)を増やすことが重要です。

コンバージョン率(%) = (アクセス数 or クリック数) ÷ コンバージョン数 × 100

そのためには、訪問者がコンバージョンしてくれるために「教育」を行うのが良いです。ここでいう「教育」とはWebマーケティングの用語であり、「コンバージョンしてくれる可能性を高めるための情報提供」のことです。

例えば腰痛を治すためのストレッチ器具を販売している企業が、オウンドメディアの訪問者にメルマガ登録を促し、登録者に対して腰痛を治すための情報提供を行うとします。腰痛を治すために自社が販売しているストレッチ器具がいかに効果的かを、お客様の事例などを元に定期的にお伝えし、「コンバージョン(ストレッチ器具の購入)してくれる可能性」を高めます。

オウンドメディアの訪問者をコンバージョンしてくれる可能性の高い(コンバージョンに近い)見込み客に「教育」することで、次のステップである「販売」をスムーズに行えます。

販売:見込み客を顧客に変換する

「教育」ができたら、次は「販売」です。販売することでもちろん、オウンドメディアからマネタイズできます。

コンバージョンしてくれる可能性の高い見込み客に対して、商品購入のために背中を押すような情報を提供します。数量限定により「希少性」を伝えたり、期間の限定により「緊急性」を伝えることで、「今すぐ」商品を購入してくれる可能性が高まります。

また商品購入ページの入力フォームのデザインを変えたり、入力しやすくなるための工夫を施すなども良いでしょう。

見込み客が商品を購入するにあたって障壁となりうる要因をできる限り取り除くことが重要です。

オウンドメディアのマネタイズを成功させるポイント

オウンドメディアのマネタイズの手順を理解できたところで、次にオウンドメディアのマネタイズを成功させるポイントについて解説します。

ポイントは、5点です。これらのポイントをしっかり押さえて、オウンドメディアのマネタイズを成功させましょう。

運用目的に合ったマネタイズ方法を選ぶ

マネタイズを成功させるために、オウンドメディアの運用目的に合ったマネタイズ方法を選びましょう。

そもそも、オウンドメディアの運用目的は明確でしょうか。企業が運用する以上、基本的には「利益を出す」ための集客ツールという点では運用目的が共通しています。しかし、細かい点では違います。

例えば歯科医院が運用するオウンドメディアで、店舗来店や問い合わせの獲得も目的の一つですが、歯が人生に与える影響の大きさを伝えることに注力し、歯を大切にするための「文化づくり」や「風土づくり」のためにオウンドメディアを運用する場合もあるかもしれません。

このような「社会貢献」や「課題解決」を重視したオウンドメディアに、アフィリエイト広告などが掲載されているとなんとなく胡散臭さを感じてしまう方もいるでしょう。

例えばトヨタ自動車が運用しているオウンドメディアに、他社商材の広告がたくさん掲載されていたらどう思うでしょうか。訪問者が増えれば増えるほど、「世界のTOYOTA」のブランドになんだか逆効果をもたらしそうですね。

基本的には、この記事で解説した「事業貢献によるマネタイズ」をメインで取り組むべきです。トラフィックが集まってきたら広告を掲載して広告収益を獲得することも一つの手ですが、オウンドメディアの業種・業界や運用目的によっては、広告掲載がブランディングに悪影響をもたらすことがあるため注意が必要です。

KGI/KPIを適切に設定する

オウンドメディアの運用目的に合ったマネタイズ方法を選んだら、「KGI」と「KPI」を設定しましょう。これらは「目標」であり、目標を設定しないことには戦略も計画も立てられません。

「KGI(Key Goal Indicator)」とは、「大目標」のことです。例えば「3年以内にオウンドメディア経由で月30件の問い合わせが入ってくる状態を作る」といった目標はKGIです。

「KPI(Key Performance Indicator)」とは、KGI(大目標)達成のために設定する「中間目標」のことです。「3年以内にオウンドメディア経由で月30件の問い合わせが入ってくる状態を作る」というKGIを達成するために、例えば「3年以内に月30万件のPV(アクセス)数が入ってくる状態を作る」「毎月15本記事を公開する」といったKPIを設定します。

KGIは一つだけ設定し、KPIはできる限り分解して複数設定するのが基本です。例えばKGIが売上に関するものだった場合、KPIは以下図のように設定します。

KGIである「売上」から逆算して、KGI達成のためにどんなKPIが必要かを細かく分解して洗い出し設定しているのがポイントです。

またKGIとKPI共通で、「達成可否を判断するために数値で期限を切って定量的な目標を設定すること」と「実現可能な目標を設定すること」が重要です。逆にこの2つの要素が満たされていないものは、目標とはいえません。

オウンドメディアのKPI設定については、以下の記事でより詳しく解説しています。

オウンドメディアのKPIを一挙紹介!適切な設定方法と達成のポイントを解説

質の高い記事を継続的に作成する

オウンドメディアのマネタイズを成功させるためには、オウンドメディア集客の中核である「記事作成」が必要です。記事を作成する際は、「質の高い記事」を「継続的に」作成することがポイントです。

質の高い記事とは、「他のサイトの記事よりも読者のニーズを満たす記事」のことです。オウンドメディアで公開した記事に訪問する方のほとんどは、Googleなどの検索エンジン経由で訪問してきます。多くの訪問者を集めるためには、記事作成前に「どのキーワードで検索された際に記事を上位表示させたいか」を選定し、そのキーワードで検索したユーザーが持つ検索意図(ニーズ)を満たす記事を作成する必要があります。

またもう一つポイントがあります。それは「他のサイトの記事よりも質が高いこと」です。あるキーワードで検索した際に上位表示されている記事・ページは、多くの場合検索ユーザーのニーズを満たすページとなっています。Googleはより検索ユーザーのニーズを満たす記事・ページを上位表示させようとするため、記事作成前に必ず上位表示されている記事を確認し、その記事よりも質が高い記事に仕上がるように作成を進める必要があります。

このようにして質の高い記事を継続的に作成することで、様々なキーワードから検索ユーザーの訪問を獲得できます。

質の高い記事の作成方法・手順について以下の記事でより詳しく解説しているため、興味があればぜひお読みください。

SEOライティング基礎 | 初心者が最高の一記事を作り上げるために

コンバージョンポイントを適切に配置する

オウンドメディアでマネタイズするためには、「コンバージョン」を獲得しなければいけません。コンバージョンを獲得するためには、「コンバージョンポイント」を適切に配置する必要があります。

コンバージョンポイントとは、「コンバージョンの導線・タイミング」のことです。例えば以下のボタンは、弊社シンプリックの問い合わせページに誘導するためのボタンです。

これはコンバージョンを獲得するための導線の一つであり、コンバージョンポイントです。

他にも、女性向けのキャリアスクールを展開しているSHE株式会社の以下のページには、ページを開いてすぐにコンバージョンポイントが配置されています。

(引用:https://shelikes.jp/

クロコダイル財布を販売している池田工芸が運用するオウンドメディアの記事には、以下のように随所にコンバージョンポイントが配置されています。

(引用:https://www.ikedakohgei.jp/media/businesscard/

オウンドメディアの訪問者をコンバージョンに誘導するために、適切にコンバージョンポイントを配置しましょう。そうすれば「コンバージョン率」が上がり、オウンドメディアのマネタイズを成功させられる可能性が高まります。

「集客→教育→販売」の各工程の精度を徹底的に上げる

先ほど解説したオウンドメディアのマネタイズの手順である「集客→教育→販売」の各工程において、仮説検証のサイクルを回しながら徹底的に精度を上げることに努めましょう。

仮説検証のサイクルとは、「こうすればうまくいくのでは?」という仮説を立てて、実際に試して検証を行い、仮説が外れた(うまくいかなかった)場合には原因を考えて改善し、また新たな仮説を立てて検証する。これを繰り返し行うことです。

最初に立てた仮説がずっと当たり続けることはありません。「こうすれば訪問者数を増やせるだろう」と仮説を立てても多くの場合その仮説は外れます。そのため、仮説検証のサイクルを回して各工程の精度を上げて、「オウンドメディアの訪問者を増やすこと」と「訪問者をコンバージョンに転換すること」に注力しましょう。

「集客」工程の精度を上げるためには「PV数」や「UU数」を注視しましょう。「教育」工程の精度を上げるためには「平均ページ滞在時間」を注視し、「販売」工程の精度を上げるためには「CV数/CVR」を注視しましょう。

オウンドメディアのマネタイズに困ったら

オウンドメディアのマネタイズを成功させるためには、運用目的に合ったマネタイズ方法を選定し、適切にKGI/KPIを設定して質の高い記事を継続的に作成することが重要です。

一度安定的にマネタイズできるようになれば、オウンドメディアが「24時間365日、顧客を生み出し続けてくれるマネタイズ装置」になります。しかし、オウンドメディアでこの状態を作るのは簡単ではありません。

質の高い記事を一つ作成するだけでも多くの時間がかかりますし、そもそもオウンドメディアのマネタイズ戦略を間違ってしまうと、どれだけ運用に時間をかけてもマネタイズに成功することはありません。

オウンドメディアのマネタイズに困ったら、ぜひ株式会社シンプリックにご相談ください。

弊社はオウンドメディアのマネタイズを成功させるための「質の高い記事の作成」を得意とする編集プロダクションです。弊社がオウンドメディアのマネタイズを徹底的にサポートいたします。

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