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校正を外注する際の相場とは? 校閲との違いや編集・翻訳・執筆の相場もあわせて解説

Webコンテンツの品質を高めるために、校正は必要なプロセスです。しかし記事の執筆とは異なり、外注した際の費用をイメージしづらいのが校正の特徴です。校正を外注すると相場はどの程度なのでしょうか? 制作過程に校正を加え、自社コンテンツの品質を高めてみませんか。

校正と校閲の違いについて

Webコンテンツだけに限らず、文章を制作する過程で「校正」「校閲」という言葉をよく耳にします。原稿をチェックする作業というイメージはありますが、校正・校閲の意味の違いはなかなか理解されていないかもしれません。

校正とは

校正とは、公開前の記事の中に誤字脱字がないか確かめる作業で、主に執筆、編集の後に加わる工程です。

一つ前の工程の修正指示が正しく反映されているかをチェックする作業もあります。書籍など紙ベースの制作物の校正では、突き合わせや赤字照合の作業も発生します。突き合わせは、原稿と完成した制作物の文章に違いがないかを確認すること。赤字照合とは、前工程で発生した原稿の赤入れが正しく最新原稿に反映されているかを確認することです。

校閲とは

校閲とは、原稿内の誤字脱字や言葉の誤用、論理がかみ合わない部分をいいます。

また、事実関係に誤りがあれば、この校閲の段階で解決させます。校閲担当者は辞書や資料を基に、商品情報や地名・氏名などの固有名詞、定量的なデータに誤りがないかを細かく確認していきます。

校閲の素読みとは

校閲では「素読み」という作業があります。素読みとは、辞書などを引かず校閲用の原稿を一字一字読んで、違和感を覚える箇所を洗い出す作業のことです。

依頼する際は「素読みをお願いします」などと伝えます。原稿の執筆者とは別の人物が初見で原稿を読むと、誤りが目につきやすくなり、原稿の質が高まります。

校正の相場は1文字当たりどれくらい?

Webコンテンツの制作では、「1文字当たり〇円」などと文字当たりの単価で価格が提示されることがよくあります。しかし校正の相場となると、なじみがないかもしれません。校正の相場はどの程度なのでしょうか。

クラウドソーシングサービスのランサーズが運営するWebメディア『外注BOOK』は、校正の相場を以下のように示しています。

・1,000文字 = 2,000円(誤字脱字のチェックのみ)
・1,000文字 = 5,000円(誤字脱字+文法チェックも含む)
・1,000文字 = 10,000円(校正+校閲がセットの場合)

※ 参考元:外注BOOK「【校正を依頼!】メリットや依頼の注意ポイント、費用相場をご紹介」

ただし、事実確認に工数がかかり、専門性が必要な論文情報を参照する必要がある原稿の校正は、費用が高くなります。また、「YMYL領域※」と呼ばれるジャンルのSEO記事の場合、専門家の監修などが必要になり費用はさらに上がります。

紙媒体の場合はどうなのでしょうか。紙媒体の校正を手がける聚珍社はホームページで、一般書籍の場合「1文字 = 0.715円〜2.2円」、雑誌の場合「ページ単価=1,650円から」と単価を示しています。

※ YMYL:Your Money on Your Lifeの略。健康や金融・医療・法律などに関するコンテンツ

出張校正というサービスもある

校正を請け負う会社のなかには「出張校正サービス」を取り扱うところもあります。依頼者側のオフィスに校正担当者が出向し、依頼主は時間当たりの報酬を支払う形を取ります。

多くの場合は派遣社員が校正を担当し、時給は2,500円プラスマイナス150円が目安。そのうち、派遣会社が受け取るマージンは25〜35%が一般的といわれています。

小説の校正はできるのか?

小説の校正も外注することが可能です。

あくまで参考ですが、小説の校正を手掛ける『Public Bran』は、400文字当たり250円で誤字脱字の発見・指摘と固有名詞の確認に当たっています。1文字0.5円程度が小説校正の相場だと考えられます。

校正する原稿の内容や種類による

校正にかかる工数は原稿の内容によってまちまちで、それぞれ個別に見積もりが出されるケースが多く見られます。また、価格を固定せず、作業時間から時給換算して請求額が決まる場合もあります。

ですから、校正作業を外注するのであればHP上だけの情報で判断してはいけません。サンプルの記事を送るなどして、どんな原稿の校正をしてほしいのかを明らかにし、外注先が見積もりを出しやすいよう話を進めましょう。

クラウドワークスの校正の相場は?

校正を直接フリーランスや在宅ワーカーに依頼するのもひとつの選択肢です。国内大手クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を使いましょう。

クラウドワークスの「相場一覧表」によると、校正の相場は「1記事 = 2,000円から」です。

クラウドワークスが示す「相場」は、SEO記事や取材記事、リサーチ記事などを想定していると考えられます。1記事3,000〜4,000文字程度した場合、1文字当たりに換算すると0.5〜0.75円の計算になります。校正を請ける会社に外注した際とさほど変わらない額になると考えられます。

校正とセットで知りたい作業の相場

原稿作成に関連する工程には、校正以外にも相場が分かりづらい作業があります。ここからは、「編集」「翻訳」「執筆」の相場を解説します。

編集業務の相場は?

編集の業務は多岐にわたるので、ここではWebメディアの編集業務に絞って解説します。Webメディアの編集では、主に「企画出し」「ライターのアサイン(割り当て)」「ライターの原稿チェック・直し」「メディア全体の分析・改善」などの工程があります。SEO記事など、作成するコンテンツによっては、編集ディレクターが構成を固めてライターに依頼することもあります。

Webメディアの編集を外注する際の相場は、どこまでの領域を対応するかによって異なります。企画出しからメディア全体の分析・改善業務で、専属担当者が1カ月張り付いた場合、月40万〜50万円が相場と考えられます。

さらに、専門性の高いSEOの戦略立案から分析・レポーティングを含めると、サイトの規模感にもよりますが、月30万円以上の追加費用がかかると考えられます

※弊社・シンプリックは、SEOの戦略立案からSEOコンテンツの制作までワンストップで対応しております。お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

翻訳業務の相場は?

翻訳業務の料金は、原稿の執筆と同様に、文字数に対して単価が設定されるのが一般的です。JTF(社団法人日本翻訳連盟)はHPで、ジャンル別に単価の目安を示しています。

ジャンル英日翻訳和文翻訳
コンピューター・マニュアル関連28円20円
一般科学・工業技術関連28円21円
経営管理・財務・契約書関連30円25円
金融関連30円25円
医学・薬学関連35円30円
特許明細書26円30円

※ 英日翻訳の場合は原文の英語1ワード当たりの相場

※ 日英翻訳の場合は原文の1文字当たりの相場

執筆業務の相場は?

執筆業務の相場は、媒体によって大きく異なります。紙媒体とWeb媒体を比べると、紙媒体の方がやや単価が上がる傾向にあります。

Web媒体の場合、取材記事で1時間程度のインタビューを含むと1記事5万〜10万円。SEO記事であれば、構成の作成が済んでいる前提で1本2万〜5万円、難易度の高いSEO記事であれば1本5万円以上するケースも見られます

そのほか、メルマガやセールスレター、HPのキャッチコピー作成も執筆業務に含まれます。要件によって文字単価3円ほどで済む場合もあれば、1本10万円以上の場合もあります。

読者ファーストの丁寧な校正が大事

コンテンツ制作において、校正は全体のクオリティを左右する大事な工程です。誤った情報や誤字脱字をそのまま掲載し読者に届けてしまい、読者からの信頼を失うような事態は絶対に避けなければなりません。

読者ファーストの心構えを忘れず、校正者の力を借りながら常にコンテンツを丁寧に見直しましょう。

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