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【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、直訳すると「検索エンジン最適化」です。世界中の人が何か調べ物をする際に使っているGoogleやYahoo!などの「検索エンジン」で、運営しているサイトを検索結果の上位に表示させるためにサイトの「最適化」を行うのがSEOであり、「SEO対策」とも呼ばれます。

SEO対策は、サイトを運営している全ての人にとって欠かせないものです。SEO対策に取り組むことでサイトを検索結果の上位に表示させて、サイトに多くのアクセスを集められるようになります。そしてサイトにアクセスを集められれば、商品販売などを通じて利益を生み出せます。

しかし多くの人が、以下のような疑問・悩みを抱えています。

  • SEO対策って、なに?
  • SEO対策に取り組むメリットは?
  • SEO対策では、具体的になにをすればいいの?
  • すでにSEO対策に取り組んでいるつもりだけど、正しい方法で取り組めているかわからない

本記事を読めば、SEO対策の基本を網羅的に理解できます。理解できるまで何度も読み返し、正しい方法でSEO対策に取り組む力を習得しましょう。

弊社シンプリックは、SEO対策の支援を行っている会社です。もし「記事を一通り読んだけど、理解できない部分がある」「SEO対策についてより詳しく知りたい」「SEO対策を手伝ってほしい」といった悩み・要望があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

目次

SEO対策とは

改めて、SEO(SEO対策)とは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」を意味します。あなたも普段、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」をお使いでしょう。

この検索エンジンの検索結果において、運営しているサイトが上のほうに表示されれば、多くの人に訪問してもらえます。SEO対策とは「サイトを検索エンジンの検索結果で、上のほうに表示させるための対策の総称」です。

SEO対策を言葉だけで理解するのが難しいと感じる人もいるでしょう。ここから、画像を用いてより詳しく説明します。

まず検索エンジンについてです。検索エンジンでは、検索窓と呼ばれるところにキーワードを入力して検索を行うと、以下のように検索結果が表示されます。

【検索窓にキーワードを入力して検索】

【検索結果が表示される】

上の画像は、検索エンジン「Google」の検索画面・結果の画像です。検索エンジンにはGoogle以外にも、「Yahoo!」や「bing」といったものがあります。世界中の人々が何か調べ物などをする際に、検索エンジンを活用しています。

この検索エンジンですが、当然ながら検索するキーワードによって検索結果が異なります。上の画像では「カメラ 綺麗に撮る方法」というキーワードで検索していますが、「カメラ おすすめ」というキーワードで検索すると、検索結果は以下のようになります。

検索エンジンで何かキーワードを入力して検索する際、検索する人には必ず何かしらの目的があります。例えば「カメラ 綺麗に撮る方法」というキーワードで検索する人には、「カメラで綺麗に撮る方法が知りたい」という目的があるでしょう。また「カメラ おすすめ」というキーワードで検索する人には、「詳しい人がおすすめするカメラを知りたい、買いたい」という目的があるはずです。

そして検索エンジンは、検索キーワードの裏にある「目的」に合うサイトのページから順に、検索結果を表示させます。

この検索エンジンの検索結果において、運営しているサイトがさまざまな検索キーワードで上のほう(上位)に表示されれば、サイトに多くのアクセスが入ってくるようになります。

「SEO対策が何か知りたい」「SEO対策に取り組みたい」と考えている人の多くが、「サイトにより多くのアクセスを集めたい」という思いを持っているでしょう。サイトにアクセスが多く集まれば、サイトから発信している情報をより多くの人に見てもらえるようになります。また広告収入を得られたり、サイト経由で商品を販売して利益を出すといったことにもつなげられます。

改めて、SEO対策とは「サイトを検索エンジンの検索結果で、上のほうに表示させるための対策の総称です。検索結果でサイトが上のほうに表示されるようにするためには、さまざまな施策を実施する必要があります。そのさまざまな施策の総称が、SEO対策です。

ここまでの説明で、「なぜサイト運営者がSEO対策に取り組むべきか」をざっくりとでもイメージできたのではないでしょうか。

SEO対策 = Google対策

検索エンジンの検索結果において、サイトを上位表示させることで多くのアクセスを集めるために行う「SEO対策」ですが、これは「Google対策」と呼ぶこともできます。

なぜなら、大半の人が検索エンジンに「Google」を使っており、次いで利用者数が多い「Yahoo!」も、検索順位決めのシステムにGoogleのシステムを使っているからです。つまり「Googleでいかにサイトを上位表示させるか」を考えてSEO対策に取り組めば、GoogleとYahoo!という検索エンジンの二大巨頭において、上位表示を目指せるのです。

例えば「ダイエット方法 おすすめ」というキーワードをGoogleとYahoo!のそれぞれで検索してみると、検索結果の上位3つに同じサイトのページが表示されました。

【Googleの検索結果】

【Yahoo!の検索結果】

GoogleでもYahoo!でも通常、検索結果は1ページにつき10件表示されます。多少の検索結果の違いはありますが、ほとんど同じです。このことからも、Googleでサイトを上位表示させることに注力すれば、Yahoo!でもサイトを上位表示させられることがわかるでしょう。

Webに関するさまざまな統計データを公開している「StatCounter」によると、2023年3月時点の日本における検索エンジンのシェア率は、Googleが「76.98%」、Yahoo!が「14.43%」であり、合計すると「91.41%」です。
(参照:StatCounter「Search Engine Market Share in Japan – March 2023」

「SEO対策 = Google対策」の認識を持ち、Googleでいかにサイトを上位表示させるかに努めることが、SEO対策で成果を出すための鍵といえます。

SEO対策は、初心者でも成果を出せるもの

SEO対策は、まだ取り組んだことがない初心者でも、正しい方法で取り組めば成果を出せるWebマーケティングの手法です。

多くの人が、SEO対策について「専門的な知識・スキルを持つプロでないと成果を出せない」と思い込んでいます。しかし決してそんなことはありません。実際、SEO対策にはじめて取り組む初心者の多くが、基本知識をインプットして正しい方法でSEO対策に取り組み、十分な成果を出せています。

「SEO対策は、初心者でも成果を出せる」と言い切れる理由としてさまざまなものがありますが、特に以下3つの理由が大きなところです。

  • SEO対策の基本は、非常にシンプルである
  • 簡単に使えるSEO対策のツールが、豊富に存在する
  • SEO対策のテクニックよりも、発信領域における専門知識のほうが重要である

これらの理由について、順に解説します。

SEO対策の基本は、非常にシンプルである

SEO対策には、簡単に取り組めるものから、エンジニアなどの技術者でないと取り組めない専門的なものまで、さまざまなテクニックが存在します。サイトを運営している多くの人が、SEO対策のさまざまなテクニックを駆使して、サイトの上位表示に日々努めています。

しかしSEO対策で成果を出すために、さまざまなテクニックを網羅的に習得して実践する必要はありません。とりあえずは「基本」さえ押さえておけば、SEO対策で成果を出すことは十分に可能です。実際、SEO対策のさまざまな専門テクニックを駆使せずに成果を出しているサイト運営者は数多くいます。

SEO対策の基本は、非常にシンプルです。何ヶ月も必死に勉強しないと理解できないようなものではありません。そしてSEO対策の基本は、本記事を一通り読めばおおよそ理解できるものです。基本を理解できたら、あとは「とりあえず始めてみて、改善しながら取り組み続ける」ことが重要です。

「Web周りがあまり得意でないから、SEO対策に取り組んでも成果を出せないだろう」とネガティブに捉えている人もいるかもしれませんが、「それでも頑張れば、SEO対策で成果を出せる」とポジティブに捉えましょう。

簡単に使えるSEO対策のツールが、豊富に存在する

SEO対策は、さまざまなツールを活用して取り組むのが一般的です。SEO対策のプロも、みんなさまざまなツールを活用してSEO対策に取り組んでいます。そしてそれらのツールは無料で、簡単に使えるものがほとんどです。

具体的なツールの紹介は本記事の後半「SEO対策に役立つツール」で行いますが、SEO対策にはじめて取り組む初心者でも、ツールの活用の仕方次第ではプロ顔負けのSEO対策ができます。

近年はAI(人工知能)やWeb技術が急激に進化していることもあり、高度なSEO対策を行える便利なツールが次々と生まれています。SEO対策は自分の頭で考えて取り組むことももちろん重要ですが、「ツールに任せる」ことも同じくらいに重要です。

SEO対策のテクニックよりも、発信領域における専門知識のほうが重要である

SEO対策にはさまざまなテクニックが存在しますが、それよりも「発信領域における専門知識」のほうがSEO対策で成果を出すためには重要です。

ここでいう「発信領域」とは、サイトから情報発信する領域(テーマ)のことです。例えば弊社シンプリックが運営しているこのサイトは、「Webマーケティング」がテーマです。Webマーケティングに関するあらゆる情報発信を行い、Webマーケティング(SEO対策も含む)に興味を持つ人に訪問してもらうことを目指しています。

Webマーケティングに興味を持つ人にサイトを訪問してもらうためには、サイトから情報発信を行う人がWebマーケティングに関する専門知識を持っている必要があります。これが「発信領域における専門知識」です。

そしてSEO対策のテクニックよりも、この発信領域における専門知識のほうが重要です。なぜかというと、「よりターゲットのニーズ(悩み・課題など)を満たすサイトが、検索結果で上位表示されやすいから」です。極論、SEO対策のテクニックを一切使わなくても、ターゲットのニーズを満たす情報を継続的に発信し、情報量が充実したサイトを作れれば、検索結果で上位表示されるようになります。

SEO対策で成果を出すために、たくさん本を買って勉強し、専門的な知識・スキルを身につけてさまざまなテクニックを駆使してSEO対策に取り組む人は数多くいます。

「SEO対策のさまざまなテクニックを駆使できる」に越したことはありませんが、それよりも「サイトからいかにしてターゲットのニーズを満たす情報を、継続的に発信するか」に注力するべきです。そのためにも、「発信領域における専門知識を持っていること」が重要なのです。

「こうすれば絶対に成果を出せる!」という必勝法は存在しない

SEO対策において、「こうすれば絶対に成果を出せる!」という必勝法は存在しません。なぜなら、Googleは検索順位を決めるシステムの中身を公開していないからです。

「こういう感じのサイトを、Googleはより高く評価します(より上位に表示させます)」といった概要は公開されていますが、「こうすれば、絶対に検索結果の1番上(検索順位1位)にサイトを表示させられます」といった攻略論的な情報は一切公開されていません。

Googleは公式サイトで「Googleが掲げる10の事実」という、SEO対策のヒントになる情報を公開しています(ここでは内容を理解できなくても問題ありません)。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。

これ以外にも、SEO対策のヒントになるさまざまな情報をGoogleは公開しており、それらの情報をもとに「こうすればSEO対策で成果を出せるのではないか」という予測を立てて多くの人がSEO対策に取り組んでいるのです。あくまで「予測」に過ぎないのです。

SEO対策に必勝法が存在するならば、SEO対策の専門家がサイト運営を行えば必ず多くのアクセスを集められ、ビジネスを飛躍的に成長させられるはずです。しかし実際は、そのようなことにはなりません。

SEO対策において、必勝法は存在しません。「こうすれば成果を出せるのではないか」と仮説を立ててSEO対策に取り組み、仮説の検証結果を元に「成果が出なかったから、次はこうしてみよう」と改善施策を打ち、「成功確率を上げるために必死に努力する」以外にないのです。

しかしだからといって、「SEO対策に取り組んでも成果を出せるかわからないのなら、取り組む意味がないのではないか」と悲観的になる必要はありません。SEO対策に取り組んできた先人たちの実践結果を元に、「成功確率を上げるための正しいSEO対策の考え方・方法」が存在するのも事実です。この考え方・方法については、本記事を読み込めば習得できるはずです。

SEO対策で意識するべき2つの対象

ここまで、「SEO対策とは、サイトを検索上位に表示させてアクセスを集めるために行うもので、初心者でも正しい方法で取り組めば十分に成果を出せる」ということをお伝えしました。

「SEO対策では、具体的に何に取り組む必要があるか」については記事後半の「SEO対策の基本8選」で詳しくお伝えしますが、ここではSEO対策の取り組みを失敗しないために押さえておくべき、「SEO対策で意識するべき2つの対象」について解説します。

SEO対策では、以下2つの対象を意識する必要があります。

  • 検索ユーザー
  • 検索エンジン

まず「検索ユーザー」を満足させること、そして「検索エンジン」から評価されることにより、SEO対策で成果を出せます。それぞれについて、詳しく解説します。

検索ユーザー

SEO対策では、まず「検索ユーザー」を満足させることが重要です。検索ユーザーから満足してもらえなければ、どれだけSEO対策のテクニックを施しても成果を出せません。

検索ユーザーとは、「検索エンジンで検索を行う人」のことです。検索ユーザーが「検索」というアクションを行う際は、必ず何かしらのニーズ(悩み・課題など)を持っています。例えば「SEO対策とは」というキーワードで検索する人は、「SEO対策について知りたい」というニーズを持っているでしょう。

「検索ユーザーを満足させる」というのは、つまり「検索ユーザーのニーズを満たす」ということです。Googleは検索ユーザーのニーズを満たすサイトのページを、検索結果でより上位に表示させようとします。そのため検索上位表示を獲得する(SEO対策で成果を出す)ためには、「検索ユーザーのニーズを満たす」必要があります。

例えば「パーソナルジム おすすめ」というキーワードで検索すると、検索結果の一番上に「パーソナルジムのおすすめ22選」というタイトルの記事ページが表示されます。

「パーソナルジム おすすめ」というキーワードで検索するユーザーは、「おすすめのパーソナルジムを知りたい」というニーズを持っているでしょう。そのためパーソナルジムのおすすめ22選を紹介している記事ページは、検索ユーザーのニーズを満たしているといえます。

またこの記事ページでは、おすすめのパーソナルジムを紹介するだけでなく、パーソナルジムの選び方や比較する際の注意点、パーソナルジム選びにおけるよくある質問と回答など、検索ユーザーのニーズを「幅広く」満たすために充実した情報を発信しています。画像などもふんだんに活用されており、非常にわかりやすいです。

引用元:https://chicken-gym.jp/media/personalgym-osusume/

「検索ユーザーのニーズを満たすこと」は、SEO対策で成果を出すために常に意識しなくてはいけません。また紹介した例のように「単一ページのみ」でなく、「サイト全体」として検索ユーザーのニーズを満たすことも重要です。

例えば「パーソナルジムのおすすめ22選」を紹介している先ほど紹介したサイトは、「パーソナルジムの教科書」という名前で運営されており、「パーソナルジム」のテーマであらゆる情報を発信しています。

引用元:https://chicken-gym.jp/media/

「パーソナルジム おすすめ」というキーワードで検索して、先ほど紹介した「パーソナルジムのおすすめ22選」の記事ページを訪問したユーザーは、このサイトが発信している別の記事にも興味を持つ可能性が高いです。つまりこのサイトは、「サイト全体として」検索ユーザーのニーズを満たすサイトであるといえます。

そしてこのようなある領域・テーマに特化しており情報量が充実しているサイトを、Googleは優先的に上位表示させようとします。例えばWebマーケティングの支援を行っている弊社シンプリックが、仮におすすめのパーソナルジムを紹介する質の高い記事ページを作成しても、「パーソナルジム おすすめ」のキーワードで上位表示させることはできません。

なぜなら、弊社のサイトは「サイト全体として」Webマーケティングに興味を持つ人に喜んでもらえる情報を発信していますが、それらはパーソナルジムを探している人に喜んでもらえる情報ではないからです。

つまり検索ユーザーのニーズを満たすサイトにするためには、サイトのテーマを絞ることが効果的です。あるテーマについて、サイトから継続的に情報発信を行うことで、そのテーマにおけるサイト内の情報量が充実し、結果としてGoogleで上位表示されやすくなります。

単一ページだけでなく、サイト全体としていかに検索ユーザーのニーズを満足させられるかが、SEO対策では重要です。

検索ユーザーのニーズのことを「検索意図」といいますが、この検索意図について以下の記事でより深く解説しているため、ぜひお読みください。

SEOにおける検索意図の重要性|キーワード選定からUX最適化まで詳しく解説

検索エンジン

SEO対策では「検索ユーザーのニーズを満たすこと」に加えて、「検索エンジンから評価されること」も重要です。

「検索エンジンから評価される」というのは、「サイト(もしくはページ)が、検索ユーザーのニーズを満たすものであると評価される」ということです。つまり検索ユーザーのニーズを満たすことが、検索エンジンから評価されることにつながります。

検索ユーザーのニーズを満たす質の高い情報を発信し続けることにより、サイトがさまざまな検索キーワードで上位表示され、多くのアクセスが集まるようになります。

しかし注意しなければいけないのは、「検索エンジンは人ではない」ということです。検索エンジンはあくまでロボット・機械に過ぎないため、サイト・ページの内容を一切理解できません。そんな検索エンジンから「サイトがいかに検索ユーザーのニーズを満たすものであるか」「記事ページでどんな情報を発信しているか」などを理解してもらうためには、いくつかSEO対策のテクニックを施す必要があります。

例えば「パーソナルジム おすすめ」のキーワードで検索すると、一番上に表示される「パーソナルジムのおすすめ22選」というタイトルの記事ですが、よく見るとタイトルに「パーソナルジム」と「おすすめ」というキーワードが含まれています。

また記事内の見出しの多くにも、「パーソナルジム」と「おすすめ」のキーワードが含まれています。

検索上位表示を獲得するために、「どのキーワードで検索された際に上位表示させるか」を決めてから記事ページなどを作成するのが、SEO対策の鉄則です。狙ったキーワードで上位表示を獲得するためには、このようにタイトルや見出しにキーワードを入れるというSEO対策のテクニックを施すのが効果的です。

タイトルや見出しにキーワードを入れることで、記事ページと「パーソナルジム おすすめ」というキーワードとの関連性を検索エンジンに伝えられます。その結果、「パーソナルジム おすすめ」というキーワードにおいて「パーソナルジムのおすすめ22選」の記事ページが上位表示されているのです。

これは、SEO対策の数ある基本テクニックの一つに過ぎません。他にも、サイトは「HTML」と呼ばれるコードで作成されているため、このHTMLのコードを検索エンジンからの評価を得られやすいように整えるといったテクニックもあります。このように技術的・専門的なテクニックも存在しますが、網羅的に覚えて実践する必要はないため安心してください。

「検索エンジンから評価してもらうためのテクニック」を実践するに越したことはないですが、それよりも圧倒的に重要なのは「検索ユーザーのニーズを満たすこと」です。検索ユーザーのニーズを満たすために質の高い情報発信を行うことが、SEO対策で成果を出すために最も重要であると理解しておきましょう。

弊社シンプリックでは、SEO対策で成果を出したい企業のWeb担当者様向けに「SEO対策の無料相談」を実施中です。プロのSEOコンサルタントが「SEO対策で成果を出すために重要なこと」をお伝えしますので、ぜひお気軽にお申込みください。

SEO対策のメリット

Webマーケティングの施策には、SEO対策以外に広告やSNS活用などさまざまなものがあります。その中でも、SEO対策は中長期的に安定した成果を出すために欠かせない施策です。

ビジネスを飛躍的に成長させられる可能性を秘めたSEO対策について、ここではメリットを5つ紹介します。

サイトにアクセスを集められる

まずSEO対策に取り組むことで、単純にサイトにアクセスを集められます。検索エンジンは世界中の人が日々活用しているツールであり、さまざまな検索キーワードにおいてサイトを上位表示させることで、アクセスを集められます。

サイトの運営目的は、さまざまです。問い合わせ数を増やしたり、サイトに広告を貼って広告収入を獲得したり、またサイト経由で商品を販売して利益を出す目的でサイトを運営しているかもしれません。利益目的ではなく、単純に「より多くの人にサイトから発信している情報に触れてほしい」という目的でサイトを運営している人もいるでしょう。

とにかく、サイトを運営しているのであれば「一人でも多くの人にサイトにアクセスしてほしい」と思うのは普通です。基本的にアクセス数と比例して商品の販売数や問い合わせの獲得数は増えるため、アクセスを集められるSEO対策には可能であれば取り組むべきです。

広告費を削減できる

SEO対策に取り組むことで、広告費を削減できます。広告費さえ払えばすぐに露出を増やせる広告は、手っ取り早く集客数を増やす手段として効果的です。しかし集客を広告に依存している場合、それは危険な状態であるといえます。

なぜなら広告費を払えなくなったら、集客がストップしてしまうからです。集客がストップすると、場合によっては売上がゼロになるかもしれません。市場環境の変化が激しい現代において、ビジネスが思わぬ影響で衰退して広告費を継続的に払えなくなることは、どのサイト運営者にも起こり得ることです。

しかしSEO対策に取り組み、サイトに安定的にアクセスを集められるようになれば、広告依存の状態から抜け出せます。広告費を払わずにSEO対策のみで集客できるようになれば、集客のためにかかる費用を抑えられるため利益が上がります。

そのため広告費の支出に困っている場合は、早いうちにSEO対策に取り組むべきです。

SEO対策は、ほとんど費用をかけずに自社内だけで取り組むこともできますが、多くの企業が「ノウハウ」や「リソース」不足のため、外注を活用しています。以下の記事でSEO対策にかかる費用を解説しているため、ぜひお読みください。

SEO対策の費用を徹底解説!外注時のポイントも紹介

蓄えたコンテンツが資産になる

SEO対策で成果を出すためには、「検索ユーザーのニーズを満たすこと」が重要です。「どのキーワードで検索された際に上位表示させたいか」を決めて、そのキーワードで検索したユーザーのニーズを満たす記事ページを作成することで、検索上位表示を獲得できます。

そして検索ユーザーのニーズを満たす記事ページ(コンテンツ)がサイト内に蓄積されていくことで、サイト内のあらゆるページが検索上位に表示されやすい状態になります。

SEO対策では、蓄えたコンテンツが資産になるという大きなメリットがあります。ここでいう資産とは「将来的に利益をもたらすもの」のことです。サイトにコンテンツが蓄積されていない、つまりサイトの情報量が少ない状態では、サイトに多くのアクセスが入ってくることは基本的にありません。

しかしコンテンツが蓄積され、サイト内のあらゆるページが検索上位に表示されるようになれば、上位表示されている間はずっとサイトにアクセスが入り続けます。この状態を作れれば、広告を出さず、営業もせず、何もせずともサイトにアクセスが集まり、商品販売などを行っている場合は利益が生まれ続けるようになります。

コンテンツが蓄積されて多くのアクセスが入ってくるサイトとは、いわば「24時間365日、休まず働いてくれる営業マン」のようなものです。

このように、SEO対策に取り組みサイトに蓄積されたコンテンツは、中長期的に安定したアクセスをもたらす資産となります。

ブランディングになる

SEO対策に取り組み、サイトが多くの人の目に触れるようになれば、サイトや会社の「ブランディング」になります。

ブランディングとは「信頼や評判の獲得」を意味し、以下のような理由からSEO対策がブランディングにつながるといえます。

  • 検索ユーザーがあるキーワードで検索した際、検索結果の上位にサイトが表示されることで、検索ユーザーから潜在的に「質の高い情報を発信しているサイトである」と認識してもらえる(検索ユーザーの多くは、検索結果の上位に表示されるサイトを無意識的に信頼する)
  • 検索ユーザーのニーズを満たす質の高い情報を発信し、検索ユーザーに価値を提供することで、サイトや運営元の会社に対して好意的な印象を抱いてもらえる

コンバージョンにつながりやすいターゲットを集客できる

SEO対策に取り組むことで、コンバージョンにつながりやすいターゲットを集客できます。

コンバージョンとは「成果」のことであり、サイトにおける成果とは以下のようなものです。

  • 商品の購入
  • 問い合わせ
  • 資料請求
  • メルマガ登録
  • 掲載広告のクリック

コンバージョンの種類は、サイトによって様々です。例えば弊社シンプリックが運営しているこのサイトのコンバージョンは、「問い合わせ」です。

検索ユーザーのニーズを満たす質の高い情報を発信することで弊社のことを見つけてもらい、発信情報を通じて弊社に好意的な印象を持ってもらうことで、「問い合わせ」というコンバージョンの獲得を一つの目標にしています。

SEO対策に取り組みサイトへのアクセス数が増えれば、それに比例してコンバージョン数(弊社シンプリックの場合は問い合わせ数)も増えます。

しかし「コンバージョンにつながる可能性が低い人」にアクセスされても、コンバージョンは発生しません。例えば弊社にとって、コンバージョンにつながる可能性が低い人とは「Webマーケティングに興味がない人」です。このような人にどれだけアクセスされても、コンバージョンが発生しない、つまり売上につながらないためほとんど意味がありません。

コンバージョンにつながりやすい人、つまり「ターゲット」にたくさんアクセスしてもらうことで、コンバージョン数も増えます。そしてSEO対策は、コンバージョンにつながりやすいターゲットを集客する手段として非常に適しています。

なぜならSEO対策で成果を出すためには、コンバージョンにつながりやすいターゲットが検索しそうなキーワードで上位表示を獲得するために、記事ページなどを作成する必要があるからです。

サイトから発信したコンテンツは、「コンバージョンにつながりやすいターゲット」に読んでもらうことを目標に作成します。その結果、検索ユーザー(ターゲット)のニーズを満たすコンテンツに仕上がり、狙ったキーワードで上位表示されて、「コンバージョンにつながりやすいターゲット」に読んでもらえるようになります。

改めて、アクセスは「ただ」集めても意味がありません。「コンバージョンにつながりやすいターゲット」からのアクセスを集めてこそ意味があります。そしてSEO対策は、そのようなターゲットからのアクセスを集めるのに効果的なWebマーケティングの手段です。

サイト内のページを検索結果で上位表示させて、クリックしてもらい、アクセスを集めてからコンバージョンを獲得するまでの具体的な流れについては、以下の記事で詳しく解説しています。

SEOで得られる「直接的」な効果

SEO対策とよく比較される集客施策として「リスティング広告」がありますが、リスティング広告との違いを知ることでよりSEO対策の理解が深まります。以下の記事でSEO対策とリスティング広告の違いを詳しく解説しているため、興味があればぜひお読みください。

SEOとリスティング広告の違い | 自社に合った選び方を解説

SEO対策のデメリット

基本的に、サイトへのアクセス数を増やしたい人にとって、SEO対策にはメリットしかありません。SEO対策には可能な限り取り組むべきです。

しかしここではあえて、SEO対策に取り組むことのデメリットをお伝えします。デメリットというよりは「注意点」という意味合いのほうが強いかもしれませんが、「今の時点で、SEO対策に取り組むべきか」を判断するための要素として知っておくべき情報です。

成果が出るまでに時間がかかる

まずSEO対策は、成果が出るまでに時間がかかる施策であることを理解しておきましょう。広告の場合は、広告費さえ払えばすぐにターゲットにアプローチできます。しかしサイトから継続的に情報発信を行ってコンテンツを蓄積し、サイトを上位表示させるSEO対策には広告のような「即効性」がありません。

例えば新しくサイトを立ち上げて情報発信(SEO対策)に取り組んでも、サイト内のページが検索結果の上位に表示されてアクセスが入ってくるようになるまでには、早くても3ヶ月、通常は半年から1年、それ以上の時間がかかります。

そもそも検索結果の上位どころか、検索結果の「圏内」に表示されるようになるまでにも時間がかかります。Googleでは検索順位100位以内を「圏内」、100位より下を「圏外」と呼びますが、当然ながら圏外では全くアクセスが入ってきません。

また圏内に表示されたとしても、検索結果1ページにつき10件表示される検索エンジンにおいて、11位以下(2ページ目以降)であればほとんどアクセスが入ってきません。「そもそも検索エンジンでは、具体的にどのような仕組みで検索順位が決められているのか」と気になる人もいるかもしれませんが、それについては後ほど「SEO対策で検索順位が決まる仕組み」のパートで詳しく解説します。

もし期間限定のキャンペーンなどで、短期的にサイトにアクセスを集める必要がある場合は、SEO対策ではなく広告を活用するといいでしょう。

多くのリソースを要する

「成果が出るまでに時間がかかる」ことからもわかる通り、SEO対策は中長期的に取り組むことが前提の施策です。そしてSEO対策では「検索ユーザーのニーズを満たす質の高い情報を発信すること」が成果を出す鍵であり、これを中長期的に継続して行うことを考えると、多くのリソースを要する施策であることがわかるでしょう。

SEO対策は広告と違い、直接的な金銭負担が必要ない集客施策です。しかし質の高い情報を継続的に発信するためには、「どのような情報を発信するか」という企画や、発信する情報の作成などに労力・時間を割く必要があります。個人ではなく会社で取り組む場合は人件費がかかるため、間接的には金銭負担が発生するといえます。

手軽に取り組みを始められるSEO対策ですが、成果を出すために正しい方法で取り組み続けるためには、多くのリソースを要することを理解しておきましょう。

ただし外注を活用すれば、社内のメンバーで手が回らない場合でもSEO対策を始められます。SEO対策を外注する際のコツを以下の記事で解説しています。

「自社に合った」SEO対策会社の選び方を徹底解説!費用相場とおすすめ会社も紹介

取り組んだからといって成果が出る保証はない

SEO対策には、中長期的に多くのリソースをかけて取り組んだからといって、成果が出る保証はありません。SEO対策に必勝法は存在しないため、「こうすれば成果が出るのではないか」といったように仮説を立てて検証し、成果が出なかったら改善施策を打ち、「実践と改善」を繰り返すことで「成果が出る確率を上げるために努力する」以外に方法はありません。

対して広告は、広告費さえ払えばとりあえずはターゲットに伝えたい情報を届けられます。そのため短期的に、かつ高い確率でターゲットにアプローチし、成果を出したいのであれば広告を活用するべきです。

しかしそもそも、「成果が出る保証100%」の集客施策なんてものは存在しません。どんな施策に取り組む場合でも、必ず成果を出せない可能性というのは存在します。広告を出してターゲットに伝えたい情報を届けられたとしても、広告にかけた費用よりも得られた売上が少なければ赤字になります。

「取り組んだからといって成果が出る保証はない」というのはSEO対策に限った話ではないため、悲観的に捉える必要はありません。

SEO対策の種類

SEO対策とは、サイトを検索エンジンの検索結果で上位表示させ、多くのアクセスを集めるために行うWeb集客の施策です。そしてこのSEO対策には、大きく以下3つの種類があります。

  • コンテンツSEO
  • 内部SEO
  • 外部SEO

全てに取り組むに越したことはないですが、特に重要なのは「コンテンツSEO」です。取り組むべき優先度としては「コンテンツSEO > 内部SEO > 外部SEO」の順となります。極論、コンテンツSEOにさえ正しい方法で取り組めれば、内部SEOと外部SEOは意識的に取り組む必要はないといっても過言ではありません。

特に「外部SEO」は、コンテンツSEOに取り組んだ結果として成果を得られるものです。そのためSEO対策に取り組み始めてから間もないうちは、外部SEOを意識する必要はありません。

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、「検索ユーザーのニーズを満たす質の高い情報(コンテンツ)を継続的に発信して、アクセスを集めるための施策」です。まさにこれまで説明してきたSEO対策のことであり、SEO対策の3つの種類の中でコンテンツSEOが最も重要です。

コンテンツSEOはシンプルに、「コンテンツを活用したSEO対策」です。コンテンツとは「情報」のことであり、サイトから発信するコンテンツにはブログ記事やコラム記事、また商品紹介ページや採用ページなどさまざまなものがあります。

その中でも特に重要なのは、ブログ記事やコラム記事などの「記事」です。今開いている本ページも「記事」です。記事形式のページには、検索ユーザーのニーズを満たすために充実した情報を発信できるため、検索結果で上位表示されやすいという特徴があります。

コンテンツSEOにおいて記事を作成する際は、必ず「キーワード選定」を行う必要があります。キーワード選定とは「どのキーワードで検索された際に上位表示させるか」を決めるものであり、1つの記事につき1つのキーワードを設定します。この「1記事1キーワード」のルールは、狙ったキーワードで記事を上位表示させるための鉄則です。

キーワード選定を行うことで、満たすべき検索ユーザーのニーズが明確になります。あるキーワードで検索する際、その裏には必ず何かしらのニーズが存在するため、そのニーズが何かを考えて、ニーズを満たす記事(コンテンツ)を作成することで検索上位表示される可能性を上げられます。

コンテンツSEOについて、以下の記事でより詳しく解説しています。

コンテンツSEOとは?メリットや手順を徹底解説!

また以下の記事では、コンテンツSEOの中で特に重要な記事制作を外注する場合の、おすすめ代行会社を紹介しています。

SEO記事制作のおすすめ代行会社6選!会社選びのポイントや制作手順を解説

内部SEO

内部SEOとは、「検索エンジンからの評価を上げるために、サイト内部を調整・最適化すること」です。

コンテンツSEOの次に重要な施策ですが、すでにコンテンツSEOに長く取り組んでおりサイト内にコンテンツが蓄積されている場合は、内部SEOに取り組みサイト内部を調整・最適化することで、一気に多くのアクセスを集められる可能性があります。そのため、内部SEOがどのようなものであるかは必ず理解しておくべきです。

SEO対策では、「検索ユーザーのニーズを満たす」ことと「検索エンジンからの評価を上げる」ことの2つが重要です。内部SEOは「検索エンジンからの評価を上げる」ために行うものであり、内部SEOに取り組むことで、検索エンジンからサイトを「正しく」評価してもらえるようになります。

この「正しく」というのがポイントです。そもそも検索ユーザーのニーズを満たすサイトになっていない場合は、検索エンジンから「正しく」評価された結果、質の低いサイトであるとみなされて上位表示されづらくなる可能性があります。

そのため、検索ユーザーのニーズを満たすためにコンテンツSEOに継続的に取り組み、サイトを「正しく」検索エンジンから評価してもらうために内部SEOに取り組むのが効果的です。実際多くのサイトでは、すでにサイト内部がある程度最適化されていることがほとんどです。

しかし全く最適化されていない場合は、コンテンツSEOに取り組んでも検索エンジンからサイトを正しく評価してもらえず、せっかくのコンテンツSEOの取り組みが成果につながらないかもしれません。

サイトを評価する検索エンジンは、人ではなくロボットです。そのため内部SEOでは、文字の意味を理解できない(文字を記号として認識する)ロボットを対象に、多少技術的・専門的なテクニックを施すものが多いです。内部SEOの施策の種類は膨大な数ありますが、以下はその一例です。

  • パンくずリストを設置する
  • タイトルやメタディスクリプションを設定する
  • 見出しタグを適切に使う(h1 > h2 > h3 … > h6の順で使う)
  • スマホで見ても、表示崩れなどが起きないようにする
  • ページの表示速度を上げる
  • 内部リンク構造を最適化する
  • その他、サイト作成に使われている「HTML」のコードを調整する

各施策について、ここでは詳しく理解できなくても問題ありません。まずは「サイト内部を調整・最適化することで、検索エンジンからサイトを正しく評価してもらえるようになる」ということだけでもしっかり理解しておきましょう。

内部SEOの施策には、多少の専門的な知識・スキルを持っていないと取り組めないものもありますが、全てを網羅的に理解して取り組む必要はありません。内部SEOよりも重要なのはコンテンツSEOです。まずはコンテンツSEOに注力し、ゆくゆくは内部SEOについて取り組めそうなところから、調べて取り組んでみればいいです。

また近年は、「WordPress」などのサイト作成・運営を簡単に行えるツールで作成されたサイトが数多く存在しています。このようなツールで作成されたサイトには、基本的にはじめから内部SEOの各種施策が施されています。そのため内部SEOについてはほとんど意識せず、コンテンツSEOにのみ注力すればいい場合も多いです。

内部SEOについて、以下の記事でより詳しく解説しています。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

外部SEO

外部SEOとは、「運営しているサイトを他のサイトから紹介してもらい(被リンクの獲得)、検索エンジンからの評価を上げること」です。

外部SEOを理解するためには、「被リンク」について理解しなくてはいけません。被リンクとは「他のサイトに設置された自社(自分)のサイトへのリンク」のことです。

例えば記事作成代行サービスを展開している株式会社YOSCAが発信している記事で、弊社シンプリックが紹介されており、本サイトへのリンクが設置されています。これがまさに「被リンク」です。

引用元:株式会社YOSCA「編集プロダクションとは?出版社との違いから必要なスキル・就職・収入・将来性まで」

他のサイトから自社サイトへリンクが設置された場合、「被リンクを獲得した」といいます。被リンクを獲得したということは、つまり「他のサイトから自社サイトが紹介された」ということです。そして被リンクを多く獲得しているサイトを、Googleはより高く評価する傾向にあります。なぜなら「他のサイトからたくさん紹介されているということは、質が高いサイトなのだろう」とGoogleに思ってもらえるからです。

しかし、被リンクの獲得については一点注意しなければいけないことがあります。それは「質が高い被リンクでないと意味がない」ということです。質が高い被リンクとは、「自然に設置された被リンク」です。

一昔前は、被リンク数さえ増やせば検索結果で上位表示を獲得できるという時代でした。この検索エンジンの特性を活かし、あらゆるサイト運営者が被リンク数を増やすために、別でサイトを作り、そのサイトからメインのサイトへたくさんリンクを設置したり、業者にお願いして意図的に自社サイトへのリンクを貼ってもらったりというような「悪質な」手法が横行しました。

このような状況を改善するために、Googleは意図的ではなく、他のサイトから「自然に」設置された自社サイトへの被リンクのみを評価対象とするようにしました。悪質な手法により、意図的に被リンク数を増やすようなことを行うと、Googleから「ペナルティ」を受けてサイト内のあらゆるページが検索結果から除外される可能性があるため、注意しましょう。

また自然に設置された被リンクの中でも、以下のような被リンクを獲得することで、Googleからの評価をより上げられる傾向にあります。

  • 自社サイトのテーマと関連性があるサイトからのリンク
  • 権威性のあるサイトからのリンク

例えば弊社シンプリックは、記事作成代行サービスを展開している株式会社YOSCAから被リンクを獲得していますが、これは自社サイトのテーマと関連性があるサイトからの被リンクであるため、効果が高いと考えられます。

また有名なサイトや、公的機関など権威性のあるサイトから被リンクを獲得できた場合も、効果が高いと考えられます。

質の高い被リンクの獲得数を増やすために最も効果的なのは、「真剣にコンテンツSEOに取り組むこと」です。それによりサイト内に質の高いコンテンツが蓄積され、検索ユーザーのニーズを幅広く満たすサイトになれば、自然と他のサイトから紹介される(被リンクを設置してもらえる)ようになります。

「真剣にコンテンツSEOに取り組んだ結果、自然と被リンク数が増えていた(外部SEOの対策ができていた)」という状態が理想であるため、特にSEO対策に取り組み始めてから間もないうちは、外部SEOについて意識する必要はないといえます。

外部SEOについて、以下の記事でより詳しく解説しています。

SEO外部対策とは?実践方法をどこよりもわかりやすく解説!

SEO対策で検索順位が決まる仕組み

検索エンジンは、検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツから順に、検索結果を表示します。ところで、「検索エンジンは、具体的にどうやって検索順位を決めているのか」と疑問に思う人もいるでしょう。

結論、検索順位は以下の3つによって決まります。

  • クローリング
  • インデックス
  • ランキング

それぞれについて、順に解説します。

クローリング

クローリングとは、「検索エンジンのロボットがあらゆるサイトを確認して回り、サイトの情報を収集すること」です。

検索エンジンは、検索キーワードに対してニーズを満たすコンテンツから順に、検索結果を表示して検索ユーザーのニーズを満たすことを目的としています。検索キーワードに合ったコンテンツを表示しているわけですが、そのために検索エンジンはあらゆるサイトの情報を収集しておく必要があります。

全てのサイトは、「ブラウザ(Google ChromeやSafariなど)」からURLを入力することでアクセスできます。URLとはいわば「インターネット上の住所」です。全く同じURLのサイトは存在しません。例えば本記事のURLは「https://simplique.jp/about-seo」ですが、ブラウザから誰がこのURLにアクセスしても、本記事が表示されます。

クローリング(あらゆるサイトの確認・収集)を行うのは、人ではなくロボットです。ロボットがインターネット上に存在するあらゆるサイトを超高速で確認して回りますが、ロボットはまずURLを検知します。そしてそのURLのサイト(ページ)内容を確認し、情報を収集します。

クローリングが、検索順位決めのための第一ステップです。

インデックス

クローリング(あらゆるサイトの確認・収集)の後は、同じく検索エンジンのロボットによって「インデックス」が行われます。

インデックスとは「クローリングにより収集したサイトの情報を解析し、解析結果をデータベースに登録すること」です。

データベースとは「データを整理して保管する貯蔵庫」のようなものです。検索エンジンは次の「ランキング」のステップで、検索キーワードに合ったサイトをデータベースから検索して、順位をつけて表示します。検索結果にサイトを表示させるためには、検索エンジンのロボットにサイトをデータベースに登録してもらわなければいけません。

データベースに登録される際は、サイトの情報がただそのまま登録されるわけではなく、解析を行い「どのようなサイトか」「役立つサイトか」「サイトに不備はないか」といったあらゆる情報(シグナル)も一緒に登録されます。

インデックスは、検索順位決めのための第二ステップです。

ランキング

「クローリング」でサイトの情報が収集され、「インデックス」でサイトの解析結果が検索エンジンのデータベースに登録されたら、最後に「ランキング」です。

ランキングとは「検索キーワードに合ったコンテンツを、検索アルゴリズムに則って順位づけし、検索結果に表示すること」です。

何かキーワードを入力して検索した際、検索エンジンのデータベースから検索キーワードに合ったコンテンツが「検索アルゴリズム」に則って取り出され、順位づけされます。検索アルゴリズムとは「検索順位を決めるための手順・システム」のことです。

あらかじめプログラミングされている検索アルゴリズムに則って、検索キーワードに合うコンテンツが上から順に表示されていきます。「検索キーワードに合うコンテンツ」とは、「検索キーワードの裏にある、検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツ」です。検索エンジンは「検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツ」を上から順に表示させようとしますが、順位は全て、検索アルゴリズムに則って決められます。

そしてこの検索アルゴリズムですが、中身が公開されていません。検索アルゴリズムの中身が公開されていないということは、SEO対策には「こうすれば絶対に成果を出せる!」という必勝法が存在しないということです。

また検索アルゴリズムは頻繁に更新されるため、今まであるキーワードで検索順位1位を獲得していたのに、アルゴリズムの更新により検索順位が下落したり、検索結果から除外されるといったことが起こり得ます。

ランキングは、検索順位決めのための第三ステップです。

SEO対策の基本8選

SEO対策では「検索ユーザーのニーズを満たすこと」、そして「検索エンジンから正しく評価してもらうこと」により、さまざまな検索キーワードにおいて上位表示を獲得でき、その結果多くのアクセスを集められるようになります。

SEO対策の施策は多岐に渡りますが、全てを網羅的に実践する必要はありません。ここではSEO対策で成果を出すために優先度高く取り組むべき基本施策を8つ紹介します。

キーワード選定

SEO対策の3つの種類(「コンテンツSEO」「内部SEO」「外部SEO」)の中で、最も重要なのは「コンテンツSEO」です。そしてコンテンツSEOに取り組むにあたり、「キーワード選定」は欠かせません。

キーワード選定は、これ単体でSEO対策の施策というよりかは、あくまで「質の高いコンテンツ作成のために取り組む、事前準備」です。しかしSEO対策の基本施策として一番最初に紹介しているのは、このキーワード選定がそれほど重要なものであるからです。

キーワード選定とは、「どのキーワードで検索された際に、コンテンツを上位表示させるか決めること」です。コンテンツSEOで、検索上位表示を獲得してアクセスを集める目的で作成するコンテンツは、本ページのような「記事形式」のものであることが多いです。そしてコンテンツSEOで成果を出している多くのサイトが、キーワード選定を行ったうえで記事形式のコンテンツ作成に取り組んでいます。

キーワード選定が重要な理由は、以下の3点です。

  • キーワードを決めることで、検索ニーズが明確になる
  • コンバージョンにつながるターゲットを集客できる
  • キーワードを決めて記事内で適切に活用しないと、どのキーワードでも上位表示させられない

まずどのキーワードで検索された際に記事を上位表示させるか、つまり「狙うキーワード」を決めることで、検索ニーズが明確になります。何かキーワードを入力して検索する際、その裏側には必ず何かしらの検索ニーズが存在します。そしてその検索ニーズを満たすコンテンツを作成することにより、狙ったキーワードでの上位表示を実現できるのです。

逆にキーワードを決めないと、どのキーワードでも記事を上位表示させることは難しいです。どのキーワードでも上位表示されなければ、当然ながら作成した記事にアクセスは集まりません。キーワードを決めないとどのキーワードでも上位表示させられない理由は、記事内で適切にキーワードを活用しないと、記事と検索キーワードとの関連性を検索エンジンが把握できないからです。

またキーワード選定を行うことで、コンバージョンにつながるターゲットを集客できます。自社の商品を今すぐにでも、また将来的にでも購入してくれそう(コンバージョンしてくれそう)なターゲットが検索するであろうキーワードを選定することで、コンバージョンにつながるターゲットをピンポイントで集客可能です。

「具体的にどのようなキーワードを選定すればいいか知りたい」「キーワード選定の具体的な方法・手順が知りたい」という人は、以下の記事でキーワード選定についてさらに詳しく解説しているため、ぜひお読みください。

SEOキーワードの選定方法をどこよりもわかりやすく解説!

質の高いコンテンツの作成

キーワード選定を行ったうえで、SEO対策の中核であるコンテンツSEOで成果を出すために重要な、質の高いコンテンツの作成を行いましょう。

「質の高いコンテンツ」とは、「検索ユーザーのニーズを満たすコンテンツ」のことです。そもそもキーワード選定ができていないと検索ユーザーのニーズがわからないため、このことからも質の高いコンテンツの作成にはキーワード選定が必須であることが理解できるでしょう。

質の高いコンテンツとは、具体的に以下のようなものです。

  • テキストのみが羅列されているだけでなく、記事内容の理解を促進するために画像や動画、図表などが適宜挿入されていたり、文章に装飾が施されている
  • 理解が難しい専門用語が説明なしで使われておらず、記事内容が理解しやすい
  • 文脈に不自然な部分がなく、また誤字脱字がない
  • トピックごとに細かく見出し分けされており、見出しを見ただけで記事内容についてある程度の推測ができる
  • 他のサイトが発信している記事のパクリでなく、独自性のある内容である
  • 専門家が書いた記事
  • 統計データや公的機関が発表しているデータなどが引用されており、事実に基づいた内容である

質の高いコンテンツを作成するためには、以下のような知識・スキルが必要になります。

  • 記事内容に関する専門的な知見
  • ライティングスキル
  • 記事内容を考える企画力
  • 検索キーワードの裏にある検索ニーズを的確に推測する力

しかし上記のような知識・スキルよりも重要なのは、「検索ユーザーのニーズを満たすために、真剣に記事を作成すること」です。どうすれば検索ユーザーのニーズを満たせるかを深く考えてコンテンツを作成することが、様々なSEO対策やライティングのテクニックを駆使するよりも重要であることを理解しておきましょう。

質の高いコンテンツ作成方法は、以下の記事でより詳しく解説しています。

SEOライティング基礎 | 初心者が最高の一記事を作り上げるために

スマホ対応

サイトをスマホ対応させることは、SEO対策で成果を出すために重要です。

あらゆる人々が当たり前にスマホを持つようになり、何か調べ物を行う際にスマホから検索を行うことが普通になっています。このような現代において、サイトのスマホ対応は必須です。

サイトをスマホ対応させることが重要な理由として大きいのは、Googleが2015年に実施した「モバイルフレンドリーアップデート」という検索アルゴリズムの更新にあります。世界中のあらゆる人々がスマホを持ち、日々調べ物を行うようになった時代の変化を受けて、Googleはスマホ対応されたサイトの検索順位を引き上げるようになりました。

また2019年から、Googleは「モバイルファーストインデックス」の導入を順次開始しました。これはGoogleのデータベースにサイトの情報を登録(インデックス)する際、PCではなくスマホのサイトを対象に登録するものです。

このような「モバイル(スマホ)ファースト」の影響を受けて、今ではスマホ対応されていないサイトが検索上位表示を獲得できることは少なくなりました。

弊社シンプリックのサイトでも、以下のようにスマホ対応が施されています。

【PC表示でのトップページ】

【スマホ表示でのトップページ】

運営しているサイトがスマホ対応できているかどうかは、「モバイルフレンドリーテスト」というツールを活用することで確認できます。

ページの表示速度を上げる

ページの表示速度を上げることは、SEO対策において効果的です。その理由は、主に以下の2点です。

  • 訪問者のストレスが減り、利便性が上がるため
  • 検索エンジンのロボットのクローリング(サイトの情報収集)速度が上がり、ページがインデックスされやすくなるため

まず単純に、ページの表示速度が上がれば訪問者のストレスが減ります。「モバイルサイトの読み込みに3秒以上かかると、訪問者の53%がサイトから離れる」とGoogleが2017年に調査データを発表していることからも、ページの表示速度が上がればその分、訪問者の利便性が上がることがわかります。
(参照元:Google「Find Out How You Stack Up to New Industry Benchmarks for Mobile Page Speed」

そして訪問者にとっての利便性が高いサイト・ページを、Googleはより高く評価します。

またGoogleは2018年に「Speed Update」という検索アルゴリズムの更新を行い、このことからもページの表示速度を上げることが、検索エンジンにより高く評価してもらうために重要であることがわかります。

検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する答えを見つけたいと考えています。研究によると、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけています。読み込み速度これまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、デスクトップ検索を対象としていました。そこで 2018 年 7 月より、ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することになりました。

Google公式「ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します」

運営しているサイトのページの表示速度は、「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」というツールを活用することで確認できます。

UI/UXの最適化

サイトの「UI」と「UX」を最適化することは、訪問者の満足度を高め、検索エンジンからの評価を得ることにつながります。

「UI」とは「User Interface」の略で、単純に「サイトの見た目」のことです。そして「UX」とは「User Experience」の略で、「訪問者がサイトを通して得られる体験」のことです。

UI(見た目)の最適化とは、例えば以下のようなものです。

  • サイトの配色を、ターゲットユーザーに好印象を持ってもらえるものにする
  • サイト内のどこにどんな情報が載っているかをわかりやすくする
  • 文字やボタンの大きさを工夫し、記事を最後まで読んでもらえたり、コンバージョンを発生しやすくする

またUX(訪問者がサイトを通して得られる体験)の最適化とは、例えば以下のようなものです。

  • ページの表示速度を速くして、「ページの表示速度が速くて使いやすいサイトだな」という印象を持ってもらう
  • 記事内に広告などの阻害要因が一切なく、「読者への価値提供に努めているサイトだな」という印象を持ってもらう
  • サイトからコンテンツを頻繁に公開するようにし、最新情報を得るために「定期的に訪問しよう」と思ってもらう

UIが単なる「見た目」であるのに対して、UXは「UIを含むサイトのさまざまな要素から得られる体験、感想」です。UXを高めることでサイトに何度も訪問してもらえるようになったり、問い合わせや商品購入などのアクションを引き起こしやすくなります。そしてUXを高めるためには、UIをより良くすることが重要です。

「UI」「UX」という言葉にわかりづらさを感じる場合は、「サイトの見た目を訪問者から好印象を持ってもらえるようにして、それ以外にもさまざまな方法を駆使しながらサイトから得られる体験価値を向上させる」ことが、SEO対策で成果を出すために重要であるとお考えください。

内部リンク構造の最適化

「内部リンク構造の最適化」は、SEO対策で成果を出すために欠かせない要素の一つです。

内部リンクとは「サイト内のページ同士をつなぐリンク」のことです。内部リンクを設置することで、サイト内のあるページから、別のページへと移動できます。例えば以下は、弊社シンプリックが設置している内部リンクの一部です。

【サイト上部】

【各記事のサイドバーに、最新記事のリンクを設置】

【各記事の下部に、前後の記事や関連記事のリンクを設置】

「内部リンク構造の最適化」とは、「ページ間を移動しやすいように、適切に内部リンクを設置すること」です。例えばサイドバーに最新記事のリンクを設置したり、記事の下部に関連記事のリンクを設置するなどして、ある記事を読んだ人にサイト内の別記事も読んでもらえるように誘導します。

一人の訪問者にサイト内のページを数多く見てもらえれば、サイトが「訪問者に価値を与えているサイトだ」とGoogleから評価を受けて上位表示されやすくなります。

内部リンク構造の最適化をすることで、以下のメリットを得られます。

  • 訪問者がサイト内の目的の情報を見つけやすくなる
  • 一人の訪問者に、サイト内のあらゆるページを訪問してもらいやすくなる
  • 検索エンジンのロボットに、サイト内のあらゆるページをクローリング(情報収集)してもらいやすくなる
  • 重要なコンテンツへのリンクをサイト内の上部など目立つ所に配置することで、検索エンジンのロボットにコンテンツの重要性を伝えられる
  • 訪問者を、商品購入や問い合わせなどのコンバージョンに誘導しやすくなる

内部リンク構造の最適化は、検索ユーザーを満足させること、また検索エンジンから正しくサイトを評価してもらうために効果的です。

SEOに効果的な内部リンクの張り方については、以下の記事で詳しく解説しています。

内部リンクの効果的な貼り方とは?SEO効果を高める方法と注意点

HTMLコードの調整

サイトは、「HTML」と呼ばれるもので作成されています。そして検索エンジンのロボットはサイトの情報を収集(クローリング)して解析し、データベースに登録(インデックス)する際、私たちが見ている情報ではなく、HTMLのコードを見ています。

このHTMLのコードを検索エンジンから評価されやすいに調整することは、SEO対策の種類の一つである「内部SEO」の施策として重要です。

【私たちに見えているもの】

【検索エンジンのロボットが見るもの(HTMLコード)】

HTMLコードの調整は、多少テクニカルな要素を含みます。具体的に、例えば以下のようなものです。

  • titleタグの設定。選定したキーワードの活用
  • meta descriptionタグの設定
  • hタグを適切に活用する

これらについては、現時点で理解できなくても問題ありません。呪文のように英数字が羅列されているHTMLに対して、苦手意識を持つ人も多いでしょう。そのため、特にSEO対策初期のうちはHTMLコードの調整に取り組む必要はないといえます。

実際のところ、「WordPress」などの簡単にサイト作成・運用ができるツールを活用している場合は、はじめからHTMLコードが調整済みであることがほとんどです。そのため、サイトを長年運用している企業のWeb担当者などでも、HTMLコードの調整を行ったことがないという人は多いです。

「HTMLコードの調整が難しそうだから、やっぱり自分にはSEO対策は難しいかも」と思うぐらいなら、「HTMLコードの調整は無視する」と割り切っても問題ありません。

被リンクの獲得

SEO対策の種類の一つである外部SEOで重要な「被リンクの獲得」は、これまでに紹介してきた基本施策と比べてあまり意図的に対策する必要はありません。改めて、被リンクとは「他のサイトに設置された自社(自分の)サイトへのリンク」のことです。

自然に設置された被リンクであることを前提に、以下のような被リンクの数が増えれば、サイトのGoogleからの評価が上がります。

  • 自社サイトのテーマと関連性があるサイトからのリンク
  • 権威性のあるサイトからのリンク

メインのサイトとは別でサイトを立ち上げて、メインのサイトへ意図的にリンクを設置したり、業者に依頼して被リンクを設置してもらうような「悪質な」方法を行うことは絶対にダメですが、以下のような方法で「正当に」被リンク数を増やすための取り組みがあることも知っておきましょう。

  • 最新記事をSNSで共有し、記事やサイトの存在を他の人に知ってもらう
  • サイトURLを掲載したプレスリリースを配信する
  • 知り合いが運営しているサイトや、自社のインタビュー記事を掲載してくれているサイトに、特定ページへの被リンクを設置してもらうようお願いする

被リンクの獲得方法については、以下の記事でより詳しく解説しています。

被リンクの獲得方法とは?獲得のメリットや効果的な被リンクについても解説

基本的にサイトの認知度が上がれば、それと比例して被リンク数も増えます。しかし被リンク数を増やすために、小手先のテクニックを駆使することはあまりおすすめしません。それよりも、検索ユーザーのニーズを満たす質の高いコンテンツをサイトから継続的に発信し、さまざまなキーワードで検索上位表示を獲得して認知度を上げて、その結果として被リンク数が「自然に」増えていたという状態を作るのが理想です。

SEO対策の3つの種類について、優先度は「コンテンツSEO > 内部SEO > 外部SEO」の順です。そのため、被リンク数を増やすことに注力する必要性はあまり高くないといえます。

SEO対策に役立つツール

SEO対策に取り組む際は、「必ず」ツールを活用するべきです。SEO対策の専門家も、みんなツールを活用しています。無料ツールを組み合わせるだけでも、十分に質の高いSEO対策を行えます。

ここでは、SEO対策に役立つツールをいくつか紹介します。

絶対に欠かせない2つの効果測定ツール

まず、SEO対策に取り組むうえで絶対に欠かせない2つのツールを紹介します。

  • Google Analytics(グーグルアナリティクス)
  • Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

この2つのツールはあらゆるサイト運営者が導入しているものであり、「実践と改善」が重要なSEO対策において効果測定ツールとして活用します。無料でありながら、サイトの効果測定に関するあらゆる機能が使えるため、SEO対策に取り組むのなら必ず導入しましょう。

シンプリックのSEOコンサルティングサービスでは、これら2つのツールなどを活用して「SEOの成功法則」を駆使した成果の出るSEO支援を行っています。具体的なサービス内容については、ぜひサービス資料をダウンロードしてご確認ください。

SEOコンサルティングサービス
20年以上のSEO経験により培ってきたノウハウ・成功法則を
駆使して、お客様のSEOを成功に導きます

Google Analytics(グーグルアナリティクス)

Google Analytics(グーグルアナリティクス)」は、Googleが提供している無料のアクセス解析ツールです。「アクセス解析」とは、サイトへのアクセス状況を細かく分析することです。Google Analyticsをサイトに導入するだけで簡単に高度なアクセス解析の機能を使えるようになるため、非常に便利です。

Google Analyticsでは、例えば以下のようなサイトに関するデータを確認できます。

  • どこの地域からどのデバイスで、どういった経路でいつサイトにアクセスが入ったか
  • アクセス数や訪問ユーザー数の推移
  • ページの滞在時間や離脱率、直帰率といった「訪問ユーザーの愛着度」に関する指標

これらのデータを確認することで、以下のようなメリットがあります。

  • 施策の結果が良かったのか悪かったのかがわかる
  • 施策の結果を受けて、実際の数値を元に改善施策を考えられる

SEO対策で成果を出すためには、「実践と改善」を繰り返すことが欠かせません。そして改善するためには、ある施策を実践した結果、どのような効果があったのかを知る必要があります。そして効果を元に、改善施策を考えて実践し、さらに実践の結果を受けて改善施策を考えて実践します。

Googleアカウントを作成し、Google Analyticsとサイトの紐付けを行えばすぐにアクセス解析を自動で行ってくれるため、手軽に導入できます。

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)

Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」は、Googleが提供している無料の分析ツールです。Google Search Consoleをサイトに導入すれば、例えば以下のようなサイトに関するデータを確認できます。

  • サイトのインデックス状況(どのページがGoogleのデータベースに登録されているか)
  • 運営しているサイトが、どのサイトから被リンクを獲得しているか
  • どの検索キーワードからサイトにアクセスが入ってきているか
  • 各キーワードごとの検索順位
  • 各ページごとの検索結果の表示回数やクリック率
  • スマホ対応の状況
  • セキュリティ上の問題をはじめ、何かしらの不具合があるか
  • Googleからペナルティを受けていないか

Google Analyticsと合わせてGoogle Search Consoleを導入することで、サイトの現状分析や施策を実践した結果など、サイトに関するあらゆるデータを確認できます。Google Search Consoleは操作画面がシンプルであるため、はじめて使う場合でも難なく使えます。

Google Analyticsと同じく、Googleアカウントを作成してGoogle Search Consoleとサイトの紐付けを行えば、すぐにあらゆる分析データを確認できます。

Google Search Consoleの具体的な使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

Googleサーチコンソールの使い方を初心者にも分かりやすく解説

キーワード選定

コンテンツSEOにおいて、キーワード選定は欠かせません。キーワード選定ではまず大量にキーワードを洗い出し、その中から実際の検索数などを考慮しながらキーワードを絞っていく必要があります。

キーワード選定を自分の頭だけで行うのは難しいため、ここで紹介する無料ツールを活用して時短で精度高くキーワード選定を行うことをおすすめします。

ラッコキーワード

ラッコキーワードは、「キーワードの調査・洗い出しツール」です。キーワード選定において重要なキーワードの洗い出しや、キーワードを絞り込み実際に選定する際に役立つ競合調査の機能など、SEO対策に欠かせない幅広い機能を無料で提供しています。

様々な機能がある中で特に「キーワードの洗い出し」に絞って、使い方を説明します。ラッコキーワードではまず、検索窓にキーワードを入力して検索します。ここでは、「SEO対策」というキーワードを入力して検索してみます。

すると、「SEO対策」というキーワードで検索する多くの人が検索している「サジェストキーワード」や、その他の「関連キーワード」を大量に洗い出せます。

例えば「SEO対策」に関する記事をサイトから発信していく場合、SEO対策に関するあらゆるキーワードを、ラッコキーワードを使うことで大量に洗い出せます。その結果、「どのキーワードでの上位表示を目指して記事を作成するか」というキーワード選定に役立ちます。

キーワードの洗い出しツールとしてラッコキーワードは非常に優れているツールですので、本格的にコンテンツSEOに取り組み、キーワード選定を行う場合は活用するべきです。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、「Googleが提供している、広告運用やSEO対策などのWebマーケティングに役立つツール」です。機能が豊富に存在しますが、SEO対策のキーワード選定に絞ると、重要なのは「キーワードの月間の検索数の確認」です。

検索数とは、あるキーワードが実際にGoogleで検索された数のことです。Googleキーワードプランナーでは月間の検索数を確認することができ、検索数に応じてキーワードの絞り込み・選定を行います。

あまりにも検索数が少ないキーワードを選定し、そのキーワードで上位表示を目指して記事を作成し、仮に検索順位1位を獲得できたとしても、そもそも検索数が少なければ記事にほとんどアクセスが入りません。そのため、検索数を元にキーワード選定を行うことが重要なのです。

このGoogleキーワードプランナーですが、先ほど紹介したラッコキーワードと組み合わせて使うことで大きな効果を発揮します。

まずラッコキーワードでキーワードを入力して検索し、関連キーワードの一覧を取得します。ここでは先ほどと同じく「SEO対策」のキーワードについて、関連キーワードの一覧を取得します。

検索結果の画面右上の「全キーワードコピー(重複除去)」をクリックすることで、関連キーワードをコピーできます。次に、Googleキーワードプランナーにアクセスします。

Googleアカウントにログインした状態で「キーワードプランナーを使ってみる」のボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。

表示されたページの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックすると入力エリアが表示されるため、ここに先ほどコピーした関連キーワードの一覧をコピーして、「開始する」をクリックします。

この際、エラーが表示されることがあります。エラーが表示されたらエラー内容を展開し、「キーワードを削除」をクリックして、再度「開始する」をクリックしましょう。

すると、各キーワードについて検索数などのデータが表示されます。検索数が「10〜100」などのざっくりとした数字で表示されているかもしれませんが、少額でもGoogle広告を出すことで、具体的な数値を確認できるようになります。

各キーワードについて検索数の確認ができたら、あまりにも検索数が少ないキーワードを除外するなどして、キーワードを絞っていきます。

このように、ラッコキーワードで関連キーワードを洗い出し、Googleキーワードプランナーで各キーワードの検索数を確認するといった合わせ技で、キーワード選定を精度高く行えます。

キーワード選定の具体的な方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

SEOキーワードの選び方を5つのステップで解説!

SEO対策に取り組んで、成果を出そう!

本記事では、SEO対策の基本を網羅的に解説しました。SEO対策の定義や取り組むメリット、基本的な施策や活用するべきツールを理解できれば、自信を持ってSEO対策の一歩を踏み出していけるはずです。

SEO対策で特に重要なのは「コンテンツSEO」であり、検索ユーザーのニーズを満たす質の高いコンテンツを継続的に発信し、さまざまな検索キーワードにおいて検索上位表示を獲得することで、サイトに多くのアクセスを集められます。

SEO対策に取り組む際は、専門家の力を借りるのも一つの手です。SEO対策は間違った手順・方法で取り組むと、全く成果が出ず、要した労力や時間が無駄になる可能性があります。そのような事態を避けるためにも、正しい手順・方法で取り組むために専門家の力を借りることも検討してみましょう。

弊社シンプリックは、検索ユーザーのニーズを満たす質の高いコンテンツの作成を得意としている、SEO対策が得意な編集プロダクションです。コンテンツ作成のスペシャリストが、成果の出るコンテンツ作成をサポートします。

  • 記事を一通り読んだけど、理解できない部分がある
  • SEO対策についてより詳しく知りたい
  • SEO対策を手伝ってほしい

このような悩み・要望をお持ちではないでしょうか。弊社はすぐのご依頼ではなくとも、相談やSEO対策に関する質問の段階から真剣にお客様と向き合い、価値を提供します。現時点で少しでもSEO対策について専門家の力を借りることに興味がある、また聞いてみたいことがあるという場合は、ぜひ一度ご相談ください。

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