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SEOに効果的なURLとは?URL付けのポイント10選を徹底解説!

「URLは、SEOに関係があるのか?」
「関係があるとしたら、どのようにURLを付ければ良いのか?」

検索上位表示を獲得しやすいURLの付け方について、悩んでいるWeb担当者の方は多いです。URLの付け方を考えるのはサイトの新規構築時やリニューアル時かと思いますが、もしURLがSEOに関係があるのだとしたら、SEOに効果的なURLを付けるべきでしょう。

本記事ではSEOに効果的なURL付けの基本ポイントを解説し、また知っておくと差が付く、URLに関する応用ポイントを解説します。本記事を読めばSEOに効果的なURLの付け方がわかり、SEOの成功確率を上げられます。ぜひ最後までお読みください。

「そもそもSEOについてあまり理解できていない」という方は、以下の記事も併せてお読みください。

【2023年最新・完全版】SEO対策とは?初心者向けに「どこよりも」わかりやすく解説!

効果的なURLを付けてプラスのSEO効果を得ることは、SEOの中で「内部SEO」に該当する施策です。以下の記事で網羅的に内部SEOについて解説しているため、こちらも興味があればぜひお読みください。

SEO内部対策とは?実践のポイントを完全解説!

URLはSEOに関係があるのか


結論、URLの付け方によって「直接的に」SEOでプラスの効果を得られることはありません。例えば本記事で紹介するURL付けのポイントに沿ってURLを付けたからといって、それが直接検索エンジンからプラスの評価を得られるという確証にはなりません。

しかしURLが「間接的に」SEOに関係することは確かです。「このようなURLを付けると、必ず検索エンジンからの評価を上げられます」ということは一切ありませんが、例えばわかりやすくて簡潔なURLにすることで検索エンジンとユーザー双方に対してページの利便性を上げられるため、「間接的に」検索エンジンからより高く評価してもらえる可能性は十分にあります。

また例えば、あまりにも長いURLを付けると検索エンジンのロボットがページの情報を正確に読み取れない可能性があります。そのためプラスの評価を得るためのURLの付け方だけでなく、マイナスの効果を生まないためのURLの付け方を知っておくことは重要です。

SEOには正解がないため、成功確率を少しでも上げるためにできることは、可能な限りやっておくべきです。そう考えると、SEOに効果的なURLを付けることはSEOの成功確率を少しでも上げることに貢献するため、URLは適当に付けず、本記事を通じて効果的なURLの付け方を理解して適切に付けるべきです。

SEOに効果的なURLを付けるための基本ポイント7選

SEOの成功確率を少しでも上げるために、ここではSEOに効果的なURLの付け方を解説します。この基本ポイントすべてを満たしていれば、基本的にURL付けについては問題ありません。

URLの付け方に絶対的な正解はなく、ここで紹介するすべてを必ず満たしてなければいけないということはありませんが、基本として押さえておいてもらえればと思います。

また弊社シンプリックでは現在、SEOで成果を出したいWeb担当者様向けに「SEOの無料相談」を実施中です。プロのSEOコンサルタントが「SEOで成果を出すために重要なこと」などSEOのノウハウを伝授しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

1. URLはすべて英語にする

まず、URLは基本的にすべて英語で付けましょう。その理由は、以下の3点です。

  • 日本語のURLだと、ブラウザやSNSで貼り付けた際に暗号のような文字列になってしまう
  • ほとんどのページURLが英語であるため、多くの人にとって馴染みがある
  • 海外の人がURLを見ても、コンテンツ内容を推測しやすい

例えば本記事のURLは「https://simplique.jp/seo-url」ですが、これをSNSの投稿に貼り付けると以下のようにURLがそのまま表示されます。


しかし仮に本記事のURLが「https://simplique.jp/URLとSEOの関係性」だった場合、SNSの投稿に貼り付けると、以下のように暗号のような文字列でURLが表示されます。


URLに日本語が含まれていると、コンピュータは日本語の文字をうまく認識できない場合があり、「文字化け」と呼ばれる現象が発生するかもしれません。文字化けしてしまうとコンピュータは正常に処理ができないため、日本語を決められたルールのもと暗号のような文字列に変換しています。

このように暗号のような長い文字列だと、見た人に「何か詐欺やウィルス的なやつか?」と警戒されるかもしれません。またURLを直接入力する場面があった際、このような長い文字列だと入力に手間がかかってしまいます。

特にSNSの場合は、タイムラインにURL付きの投稿が流れてきた際、アクセスするかどうかを一瞬のうちに判断するため、警戒心を抱かせるようなURLにするのは避けるべきです。こういった理由もあり、URLは日本語ではなく英語で付けましょう。

また世の中のほとんどのページはURLが英語で付けられているため、英語のURLのほうが多くの人にとって馴染みがあります。さらに海外の人がページにアクセスする可能性もゼロではありません。特に海外の人にも見てほしいページだったり、今後海外進出を視野に入れていたりするような場合は、必ず英語のURLにしましょう。

2. コンテンツ内容が推測しやすいURLにする

コンテンツ内容が推測しやすいURLにすることで、間接的にSEOのプラス効果を得られます。

URLを見て、「このページには、こんな情報が載っているのだろう」と推測してからページにアクセスする人は多くいます。そのためコンテンツ内容が推測しやすいURLにすることで、URLを見た人の利便性を高められます。

例えば本記事のURLは「https://simplique.jp/seo-url」であるため、「SEOとURLに関する内容なのかな?」とコンテンツ内容を推測できます。しかしこれが例えば「https://simplique.jp/seo」だと、SEOに関する内容であることは推測できますが、具体的にどんなコンテンツ内容かいまいちわかりません。

仮に「SEOとは何か」を伝えるコンテンツ内容だったとしても、「https://simplique.jp/about-seo」のほうがわかりやすいでしょう。このようにコンテンツ内容が推測しやすいURLにすることにより、SNSなどでURL付きの投稿が回ってきた際だったり、あるページから別のページへリンクを貼る際だったりにクリック率を上げられます。

3. できるだけ短く簡潔なURLにする


URLは、できるだけ短く簡潔なものとしましょう。これは先ほど紹介した「コンテンツ内容が推測しやすいURLにする」とも重複するところですが、短く簡潔なURLにすることでパッと見た際にコンテンツ内容が推測しやすくなります。

またURLがあまりにも長いと、見た人に不信感を抱かれる可能性があります。例えば以下3つのURLのうち、1つのページ以外は2つともウィルスが含まれているとすると、ウィルスが含まれていないページはどれだと思うでしょうか。

  • https://simplique.jp/seo-url
  • https://simplique.jp/https://simplique.jp/%E6%9C%AC%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81URL%E3%81%A8SEO%E3%81%AE%E9%96%A2%E4%BF%82%E6%80%A7%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E6%9C%AC%E8%
  • https://simplique.jp/seo-url?search_string=seo-url&category_id=3&tag_id=2,5,7,9&created_date=20230725

もちろんURLだけでウィルスが含まれているページかどうかは判断できませんが、なんとなく長ったらしいURLは不審に思うでしょう。例えばメールで見覚えのない人から、上記3つの中で上から2つ目のURLが送られてきた際、明らかに不信感を抱くはずです。

さらにURLが長いと、SNSでシェアしようとした際に文字数制限にかかりやすくなります。X(旧Twitter)でもInstagramでもFacebookでも、投稿文には文字数制限があります。「このページを他の人にも見てもらいたい」と思ってURLを投稿文に貼り付けた際、長いURLですぐ文字数制限にかかってしまうと、「やっぱりシェアするのやめよう」と思われるかもしれません。

このようにアクセス時に不信感を抱かせないこと、またシェア・参照のしやすさといった観点からも、URLはできるだけ短く簡潔なものとするべきです。

4. 単語をハイフン(-)で区切る

URLの単語はハイフン(-)で区切りましょう。なぜなら、Googleが公式ドキュメントで以下のように言及しているからです。

URL では、ハイフンを使用して単語を区切ることを検討してください。そのようにすると、ユーザーと検索エンジンにとって URL のコンセプトが理解しやすくなります。URL では、アンダースコア(_)ではなくハイフン(-)を使用することをおすすめします。

引用元:Google検索セントラル「URL 構造をシンプルにする」

URLの単語の区切りにはアンダースコア(_)も使えますが、Googleはハイフン(-)を推奨しています。URLにアンダースコアを使っているサイトも多いですが、Googleが公式で推奨している以上、ハイフンを使うべきです。

またURLの単語同士を、ハイフンを使わずそのまま繋げるのもGoogleは非推奨としています。

本記事のURL
OK:https://simplique.jp/seo-url
NG:https://simplique.jp/seourl

単語をそのままつなげたURLにすると単純に読みづらくなるため、URLを見る人の利便性の観点からも、URLの単語同士はハイフン(-)で区切りましょう。

5. 上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付ける


SEOでは、本記事のように読者に役立つ情報量の充実した記事ページを作ることが効果的です。検索ユーザーは何か目的があり、キーワードを入力して検索するわけですが、記事形式でテキスト中心のページにすることで検索ユーザーの目的・ニーズを満たしやすくなり、検索エンジンから高く評価されやすくなります。

そして記事ページを作る際は通常、上位表示を狙うキーワードを1つ決めます。

URLの付け方について悩んでいる人の多くは、記事ページのURLをどうしようか悩んでいることでしょう。記事ページのURLを付ける際におすすめなのが、「上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付けること」です。

これにより、ここまで紹介してきた以下3つの要素を満たせます。

  • URLはすべて英語にする
  • コンテンツ内容が推測しやすいURLにする
  • できるだけ短く簡潔なURLにする

例えば本記事では「seo url」というキーワードでの上位表示を狙っています。記事内のタイトルや見出しに上位表示を狙うキーワードを含めるのはSEOのテクニックの一つですが、よく見ると「seo url」のキーワードが含まれていることがわかるでしょう。

タイトル
SEOに効果的なURLとは?URL付けのポイント10選を徹底解説!
見出し(大見出しのみ)
URLはSEOに関係があるのか
SEOに効果的なURLを付けるための基本ポイント7選
【知ってれば差が付く!】URL付けに関する応用ポイント3選
【まとめ】間接的なSEO効果を狙い、ユーザーの利便性が高いURLを付けよう

そしてURLには、上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付けています。

https://simplique.jp/seo-url

以下は、弊社がこれまでに作成してきた記事の一例です。いずれも上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付けていることがわかるでしょう。

上位表示を狙うキーワードURL
seo 失敗https://simplique.jp/seo-failure/
seoリライトhttps://simplique.jp/seo-rewrite/
オウンドメディア kpihttps://simplique.jp/owned-media-kpi/
オウンドメディア マネタイズhttps://simplique.jp/owned-media-monetize/
インバウンドセールスhttps://simplique.jp/inbound-sales/
記事作成 外注https://simplique.jp/articles-outsource/
コンテンツマーケティング 本https://simplique.jp/contentmarketing-books/
seo対策とはhttps://simplique.jp/about-seo/
seo 効果https://simplique.jp/seo-effect/
seo 記事 書き方https://simplique.jp/seo-article-how-to-write/

しかしキーワードによってはそのまま英訳して付けるよりも、少し調整したほうが短く簡潔で、読みやすくなる場合もあります。例えば以下は弊社がこれまでに作成してきた記事の中で、キーワードの英訳をベースとして、少し調整して付けたURLの例です。

上位表示を狙うキーワードURL
seo リスティング 違いhttps://simplique.jp/seo-listing-ads/
コンテンツマーケティング コンバージョンhttps://simplique.jp/content-marketing-cv/
オウンドメディア 集客 snshttps://simplique.jp/owned-media-sns/
seo 対策 会社https://simplique.jp/seo-company
seo キーワード 選び方https://simplique.jp/select-seo-keywords/

例えば「seo リスティング 違い」は、そのまま英訳すると「seo-listing-difference」となりますが、「seo」と「リスティング」が含まれている時点でそれぞれについて解説した記事であることが伝わりますし、かつ「listing」だけだとURLだけ見た際に広告であることがわかりづらいため、「seo-listing-ads」と調整しています。

他にも「seo 対策 会社」はそのまま英訳すると「seo-measures-company」となりますが、「SEO」と「SEO対策」は同じ意味であり、わざわざ「対策」を英訳した「measures」を含める必要はないと考え、「seo-company」としています。

このように上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付けることを基本としつつ、読みやすさ・わかりやすさを意識して一部調整することは問題ありません。URLの付け方には正解はないため、方針として「読みやすさ・わかりやすさ」を意識し、統一されたルールでURLをつけるようにしましょう。

さらに上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付けることにより、記事ページ同士でURLが重複することがなくなり、「どんなURLを付けようか」と頭を悩ませずに済むようになります。

通常、1つの記事ページには上位表示を狙うキーワードを1つ選定します。そして複数の記事ページにおいて同じキーワードを選定することはないため、「1つの記事に、固有の1つのキーワードが設定される」こととなります。そのため、キーワードをそのまま英訳したものをURLに付ければ重複することはありません。

6. 難しい単語を使用しない


URLには、できるだけ難しい単語を使用しないようにしましょう。例えば上位表示を狙うキーワードが「株式投資 初心者」だったとします。この際、URLは「stock-investment-apprentice」よりも、「stock-investment-beginner」のほうが良いです。

「apprentice」と「beginner」はどちらも「初心者」を表す英単語ですが、「apprentice」は英語に精通していない人にとっては馴染みがありません。「beginner」であれば、英語に精通していない人でも意味がわかるでしょう。

URLに難しい単語を使用すると、URLの英単語の意味がそもそもわからず、ページの内容が推測できません。仮に上位表示を狙うキーワードを英訳した際に、どうしても多くの人にとって馴染みのない難しい単語が含まれる場合は、別の単語に言い換えられないか検討すると良いです。

7. 作成日時をURLに付けない

WordPressなどのCMS(サイト管理ツール)を使っている場合、記事を作成すると作成日時がそのままURLに付与される設定となっているかもしれません。作成日時がそのままURLとなっているページは多く存在しますが、あまりおすすめではないです。その理由は、以下の2点です。

  • 古い日時がURLに付いていると、見た人に古い情報が載っているページだと思われる可能性があるため
  • 更新をかけてもURLが作成日時のままだと、URLに付いている日時とコンテンツの内容が異なり、読者の混乱を招く可能性があるため

例えばAI(人工知能)について解説した2018年の記事があったとします。この記事について、URLの末尾に「20180804-12:36:10」などと作成日時が付いている場合、URLを見た人は「この記事は2018年8月4日に書かれた記事なんだな」と推測します。

AIなどテクノロジーの分野は変化が激しく、2,3年前に作成した記事だったとしても、今では古くて間違った情報となっているかもしれません。例えば最近、テクノロジーの分野に大きな影響を及ぼしている「ChatGPT」がリリースされたのは2022年11月ですが、2022年10月以前に書かれた記事は、ChatGPTがない頃のAIの世界について解説したものです。

少し前の情報でも古いのに、2018年という5年以上も前の情報ともなると、多くの情報が古くて間違ったものとなっているかもしれません。記事を書いた時点では最新の情報だったとしても、少し時間が経てば古い情報となる可能性があるため、URLに古い日時を付けることで自ら不信感を煽るようなことは避けるべきです。

さらに記事は定期的に更新をかけながら狙ったキーワードで上位表示を目指すのが普通ですが、作成日時をURLに付けた場合、せっかく更新をかけて最新の情報が載った記事にしたとしても、URLを見た人から「古い情報が載っている記事だ」と思われるかもしれません。またURLに付いている日時とコンテンツの内容が異なることで、読者の混乱を招く可能性もあります。

そのため記事の作成日時がそのままURLとなるよう設定がかけられている場合は、記事作成時に自分で自由にURLを決められるよう、設定を変更するべきです。

【知ってれば差が付く!】URL付けに関する応用ポイント3選

先ほど紹介した基本ポイント7選に沿ってURL付けを行うことで、SEOに効果的なURL付けができます。しかしURLが及ぼすSEOの間接的な効果を最大化するために、知っておくべきことがさらに3つあります。

ここでは特に最初のサイト構築時やサイトリニューアル時に効果的な応用ポイントを3つお伝えするため、理解してSEOの成功確率最大化に努めましょう。

1. 一度付けたURLは、以後変更しない

一度付けたURLは、以後変更してはいけません。例えば本記事のURLは「https://simplique.jp/seo-url」ですが、このURLを以後変更する予定はありません。たとえ記事のリライト(更新)を行った場合も、このURLのままです。

一度付けたURLを変えてはいけない理由は、以下の2点です。

  • 変更前にURLに貯まっていたSEO評価がリセットされるため
  • 変更前のURLがどこかで参照されていた際、そのURLにアクセスするとエラーが発生して内容が見れないため

特に重要なのは、SEO評価がリセットされるという点です。例えば弊社が「コンテンツマーケティング ライター」のキーワードで上位表示を狙って作成した、URLが「https://simplique.jp/contentmarketing-writer」の記事があります。


2023年7月現在、この記事は狙ったキーワードで検索順位1位を獲得しており、検索エンジンから「『コンテンツマーケティング ライター』のキーワードで検索したユーザーの検索ニーズを満たす、有益な記事である」と評価されている状態です。

そしてこの検索エンジンからの評価は、「https://simplique.jp/contentmarketing-writer」のURLに対して貯まっている状態です。仮にURLを「https://simplique.jp/contentmarketing-writer-feature」に変更すると、変更前のURLに貯まっていたSEO評価がリセットされるため、変更後しばらくすると「コンテンツマーケティング ライター」で検索しても上位表示されなくなっている可能性が高いです。

またページ単位ではなく、サイト単位でURLを変更してしまうと大変です。例えばURLの「simplique.jp」の部分を「simplic.jp」に変更すると、今まで「https://simplique.jp」のURLに貯まっていたSEO評価がすべてリセットされてしまい、またイチからサイト全体において、SEO評価を高めるための取り組みをしなければいけません。

検索エンジンが新しいURLを見つけて、検索結果に反映するまでには通常3ヶ月から半年、それ以上の期間を要しますから、すでにある程度のWeb集客ができている場合、その集客がリセットされるため事業運営に大きな痛手となります。

URLを決めてから1週間以内など、まだ検索エンジンからのURLに対しての評価が貯まっていない状態でURLを変更する分にはあまり問題はないでしょう。とはいえ、評価が少しでも貯まっていた場合リセットされてしまいます。

そのため「一度付けたURLは、以後変えない」という前提のもと、URLを決める必要があります。

2. カテゴリ名をURLに含めると、カテゴリの変更がしづらいため注意する

記事ページなどのURLを付ける際に、そのページが属するカテゴリ名をURLに含める場合があります。例えば本記事は「SEO対策」というカテゴリに含まれた記事であるため、URL末尾の前に「seo/」を含めるといった具合です。

本来のURL
https://simplique.jp/seo-url
カテゴリ名を含める場合
https://simplique.jp/seo/seo-url

このようにカテゴリ名が含まれたURLを、おそらく見たことがあるでしょう。多くのサイトがこのようにあるカテゴリに属したページについて、「https://ドメイン名/カテゴリ名/ページ固有の文字列」といった形式でURLを付けています。

カテゴリ名をURLに含めることで、URLを一目見て「このページは〇〇(カテゴリ名)に関するページなんだな」と推測できるため、「コンテンツ内容が推測しやすいURLにする」という基本原則からすると、良いURLの付け方であるように思えます。

カテゴリ名をURLに含めてはいけないということは一切ないですが、カテゴリ名をURLに含めるとカテゴリの変更がしづらくなるため注意が必要です。

例えば以下の記事は、「記事の外注」というカテゴリに属した記事ページです。


記事のURLは「https://simplique.jp/writing-outsource/」ですが、仮にカテゴリ名を含めるとすると「https://simplique.jp/articles-outsource/writing-outsource/」といった具合になるでしょう。

この記事について、時間が経ってから記事のリライト(更新)を行い、結果的に「記事の外注」のカテゴリではなく「編集・校正」のカテゴリに移したほうが良い内容になったとします。URLにはカテゴリ名を含めているため、カテゴリを変えるのであれば「https://simplique.jp/editing/writing-outsource/」といったようにURLも変える必要があります。

しかし一度決めたURLを変更すると、それまで元のURLに貯まっていたSEO評価がリセットされてしまいます。そのためURLは変えるべきではありません。つまりこの状態は、「カテゴリ名をURLに含めたことによりカテゴリの変更ができなくなっている状態」です。

またカテゴリの変更ができないだけでなく、カテゴリを削除したり、カテゴリ名を変えてそれに伴ってカテゴリのURLを変更したりといったこともできません。サイトを長く運営していると、サイト設計の見直しによりカテゴリ構造を変えたい場合がありますが、カテゴリ名がURLに含まれていると変えづらくなります。

元のURLにアクセスした際、新しいURLに自動遷移させるリダイレクトの設定をかけて対応することもできますが、仮にリダイレクト設定を行う対象ページの数が多いと面倒ですし、作業ミスの発生によりうまくリダイレクトできていなかったということが起こるかもしれません。

改めて、カテゴリ名をURLに含めるのが絶対にダメということはありませんが、サイト設計・カテゴリ構造を変更したり、ページの属するカテゴリを変更したりといったことがしづらくなるということは覚えておきましょう。

ちなみに弊社で作成している記事ページは、属するカテゴリが「Webマーケティング」だったとしても、URLにカテゴリ名は含めていません。そのため「https://simplique.jp/introduction-of-webmarketing/」といったように、「https://simplique.jp/」というサイトのドメイン配下に、直接記事ページ固有の文言を付けてアクセスできるようにしています。

3. 複数のURLでアクセスできるページは、URLの評価を一つにまとめる


サイト内のページの中には、複数のURLでアクセスできるページがあるかもしれません。例えば「www」やURL末尾の「/」、「index.html」の有無だったり、「http」と「https」の両方でアクセスできるといった具合です。

また通販サイトを運営している場合、色違いの商品ごとにURLが異なるといったこともあるでしょう。このように複数のURLで単一のページにアクセスできる状態は、SEO的にあまり好ましくありません。検索エンジンはURL単位でページのSEO評価を付けますが、複数のURLでアクセスできる状態だと、評価が分散してしまうからです。

例えば弊社シンプリックのトップページについて、「https://simplique.jp/」と「https://simplique.jp/index.html」の両方でアクセスできる場合、サイトのSEO評価が分散されてしまい、サイト内のページが検索上位表示されづらくなるという「もったいない状態」が発生する可能性が高いです。

そのため複数のURLでアクセスできるページは、検索エンジンからの評価を一つのURLにまとめましょう。方法は、主に以下の3つです。

  • 一つのURLでしかアクセスできないようにする
  • リダイレクト設定を行い、どのURLにアクセスしても一つのURLに飛ばされるようにする
  • 「canonicalタグ」を使い、一つのURLに評価を集める

あるURLにアクセスした際、別のURLに自動で飛ばされる設定を「リダイレクト」といいます。リダイレクトを設定し、評価してほしくないURLにアクセスした際、評価してほしいURLに飛ばすことにより、評価してほしいURLに評価を集められます。

また「canonicalタグ」と呼ばれる設定を行うことにより、検索エンジンに対して「このURLの評価を、すべてこちらのURLに集めて」といったように、一つのURLに評価を集められます。

使っているCMS・サイト管理ツールによってリダイレクトやcanonicalタグの設定方法は異なるため、ここでは詳しく解説しません。しかし例えばWordPressを使っている場合「wordpress リダイレクト 方法」などと検索すればすぐに設定方法が見つかりますし、設定は案外簡単に完了しますので、URLの評価を一つにまとめたい場面でぜひ調べてみてもらえればと思います。

【まとめ】間接的なSEO効果を狙い、ユーザーの利便性が高いURLを付けよう

本記事ではSEOに効果的なURL付けの基本ポイントを解説し、また知っておくと差が付く、URLに関する応用ポイントを解説しました。本記事の内容を理解して実践することで、SEOに効果的なURLを付けられるようになり、SEOの成功確率を上げられます。

SEOに効果的なURLを付けるための基本ポイント7選」に沿ってURL付けを行うことで、基本的にはSEOに効果的なURLが付けられるようになるため、「一度付けたURLは、以後変更しない」という前提のもと、統一されたルールで各ページのURLを付けると良いでしょう。

以下3点は、本記事の要約です。

  • URLが直接的にSEOに関係することはないが、「間接的に」プラスのSEO効果を得られる可能性があるため、SEOに効果的なURLの付け方をすることが望ましい
  • 基本ポイント7選に沿ってURL付けを行うことで、SEOに効果的なURLとなる。特に「上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付ける」を実践するのが良い
  • 検索エンジンはURL単位でページを評価するため、URLを変更すると評価がリセットされてしまう。そのため、一度付けたURLは変更しないようにする

記事ページでは、上位表示を狙うキーワードの英訳をそのまま付ければ自ずとSEOに効果的なURLとなります。例えば本記事は「seo url」というキーワードでの上位表示を狙っているため、URLは「https://simplique.jp/seo-url」としています。最低限このことだけでも覚えておけば、効果的なURL付けができるでしょう。

しかし適切なURLを付けることは、あくまでSEOの成功確率を上げるための膨大な要素の中の一つに過ぎません。そもそもSEOに効果的なサイト設計(サイト内のどこにどんな情報を配置するか)を行う必要がありますし、各ページにおいて上位表示を狙う適切なキーワード選定や、質の高いコンテンツ作りなどを行う必要があります。

さらには「内部対策」や「外部対策」といった、SEOの専門的なテクニックを活用した取り組みも行わなくてはいけません。さまざまな施策がある中で自社に合った施策を選び、効果的な施策を打つのは簡単ではありません。特にSEOに知見のあるメンバーが社内にいなかったり、いたとしても十分なリソースを割けないのであればなおさらのことです。

もし自社内でSEOに取り組むのが難しい、もしくは成功確率を最大化させるために適切な方法でSEOに取り組みたいとお考えであれば、弊社シンプリックにご相談ください。

弊社シンプリックは15年以上のSEO支援実績を持つSEOのスペシャリスト集団であり、お客様のサイトを分析したうえで効果的なSEO施策を立案し、適切に実行します。特に検索上位表示を獲得するためのコンテンツ作成に強みを持っており、膨大なライター・ディレクターネットワークを保有しているため、お客様に合った最適なチームを組んでコンテンツ作成を行えます。

もし以下のような悩み・要望を抱えている場合、ぜひまずは弊社シンプリックの無料相談をご活用ください。

  • シンプリックのSEOサービス内容が知りたい
  • URLの付け方に悩んでいるため、直接教えてほしい
  • サイトの改善点を一緒に考え、アドバイスしてほしい

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